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マジで?「ノルディック複合」「バイアスロン」の違い!冬季五輪の複合競技

健康・スポーツ

冬季オリンピックで複合競技を見ていると、「ノルディック複合とバイアスロンって何が違うの?」と混乱したことはありませんか?

私も以前、テレビで冬季五輪を観戦していたとき、どちらもクロスカントリースキーをする映像を見て、「これってどっちの競技?」と家族に聞かれて答えられず恥ずかしい思いをしました。両方とも2つの異なる種目を組み合わせた複合競技ですが、実は組み合わせる種目が全く違うんです。

この記事では以下がわかります。

・ ノルディック複合・バイアスロンの明確な定義

・ それぞれの競技の特徴と見分け方

・ 実際の使用例と体験談

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「ノルディック複合」とは

ノルディック複合とは、スキージャンプとクロスカントリースキーの2種目を組み合わせ、総合成績で順位を競う冬季オリンピックの競技です。 英語では「Nordic Combined」と呼ばれ、ノルディック・コンバインドとも言います。

ノルディック複合の最大の特徴は、瞬発力が必要なスキージャンプと、持久力が必要なクロスカントリーという正反対の能力を求められることです。 そのため、ヨーロッパでは王者を「King of Ski(キング・オブ・スキー)」と呼び、スキー競技の中で最も高度な競技として尊敬されています。

競技方式は主に2つあり、現在の冬季オリンピックでは「グンダーセン方式」が採用されています。この方式では、前半にスキージャンプを行い、その得点差をクロスカントリーのタイムに換算します。ジャンプで1位だった選手が最初にクロスカントリーをスタートし、2位以降の選手は得点差に応じた時間差でスタートします。クロスカントリーでゴールした順位がそのまま最終順位になるため、分かりやすく緊張感のある展開になります。

ノルディック複合が使用されるシーンには以下のようなものがあります。

・ 冬季オリンピックのノルディック複合競技

・ ワールドカップや世界選手権

・ 個人ノーマルヒル、個人ラージヒル

・ 団体戦(4人チーム)

・ チームスプリント(2人チーム)

私の夫がスポーツ番組のディレクターをしていて、ノルディック複合の撮影について話を聞いたことがあります。前半のジャンプと後半のクロスカントリーでは全く異なる撮影機材と技術が必要で、ジャンプではハイスピードカメラを使い、クロスカントリーでは長距離を追いかけるため複数のカメラを配置するそうです。特に団体戦では、ジャンプの結果によってクロスカントリーのスタート順が変わるため、カメラマンも瞬時に対応を変える必要があり、技術的に最も難しい競技の一つだと言っていました。

ノルディック複合は1924年の第1回冬季オリンピック(シャモニー)から実施されている歴史ある競技です。日本は1992年のアルベールビルオリンピックと1994年のリレハンメルオリンピックで団体金メダルを獲得し、「日本のお家芸」として知られています。2022年の北京オリンピックでも団体で28年ぶりに銅メダルを獲得しました。

競技時間は個人戦で約20~30分(ジャンプ数分+クロスカントリー約15分)、団体戦では約1時間かかります。ジャンプの得点をクロスカントリーのタイムに換算する計算式があり、例えば個人戦では1ポイント差が約4秒の時間差になります。

「バイアスロン」とは

バイアスロンとは、クロスカントリースキーとライフル射撃を組み合わせた冬季オリンピックの複合競技です。 ラテン語で「2」を意味する「bi(バイ)」に、ギリシャ語で「競技」を意味する「athlon(アスロン)」を組み合わせた造語で、「冬季近代2種競技」とも呼ばれます。

バイアスロンの最大の特徴は、「動」と「静」という相反する要素を同時にこなすことです。 選手はライフル銃を背負ってクロスカントリースキーで滑走し、息が上がった状態で射撃場に入り、心拍数を素早く下げて精密射撃を行います。射撃距離は50メートルで、伏射(うつぶせ)では直径4.5センチメートル、立射(立った状態)では直径11.5センチメートルの標的を狙います。

射撃で標的を外すとペナルティが科されます。 種目によって異なりますが、1発外すごとに150メートルのペナルティループを走らされるか、タイムに1分が加算されます。心拍数が極限に達した状態での精密射撃は非常に難しく、トップ選手でもミスをすることがあります。

バイアスロンが使用されるシーンには以下のようなものがあります。

・ 冬季オリンピックのバイアスロン競技

・ ワールドカップや世界選手権

・ 個人種目(インディビジュアル、スプリント、パシュート、マススタート)

・ リレー種目(4人リレー、混合リレー)

・ 国際バイアスロン連盟(IBU)主催大会

私が以前、テレビのドキュメンタリーで見たのですが、バイアスロン選手は心拍数のコントロール訓練に毎日何時間もかけるそうです。あるトップ選手は、全力でランニングした直後に的を狙う練習を1日100回以上繰り返すとか。心拍数が分速180以上の状態から、射撃場に入って20秒以内に分速120まで下げる技術が必要で、これはヨガや瞑想の呼吸法を取り入れた特殊なトレーニングだと聞いて驚きました。射撃の腕前だけでなく、メンタルコントロールの技術が勝敗を分けるそうです。

バイアスロンの起源は、スキーで野を駆け回り銃で獲物を撃つ冬の狩猟です。18世紀後半にスウェーデンとノルウェーの軍人が競技として行ったのが始まりとされています。男子は1960年のスコーバレーオリンピック、女子は1992年のアルベールビルオリンピックから正式種目になりました。

日本では銃刀法の関係で一般人が参加しにくく、競技者の多くは陸上自衛隊員です。ヨーロッパ、特にドイツ、ノルウェー、フランスなどで非常に人気が高い競技です。

2つの違いを比較

ノルディック複合とバイアスロンの最も大きな違いは、組み合わせる2つ目の種目です。

ノルディック複合はスキージャンプとクロスカントリーを組み合わせ、バイアスロンはライフル射撃とクロスカントリーを組み合わせます。 どちらもクロスカントリースキーが含まれているため混同しやすいのですが、クロスカントリー以外の種目が全く異なります。ノルディック複合はジャンプという「空中の技術」、バイアスロンは射撃という「精密な技術」を求められるのです。

求められる能力も大きく異なります。 ノルディック複合は瞬発力(ジャンプ)と持久力(クロスカントリー)の両立が必要です。対してバイアスロンは持久力(クロスカントリー)と集中力(射撃)、そして心拍数のコントロール能力が必要です。同じ「複合競技」でも、選手に求められる資質が全く違うのです。

私の友人がウィンタースポーツのコーチをしていて、「ノルディック複合は陸上の十種競技、バイアスロンは近代五種に近い」と言っていました。ノルディック複合は異なる運動能力の組み合わせ、バイアスロンは運動能力と精密技術の組み合わせという違いがあるそうです。実際、ノルディック複合の選手にはジャンプとクロスカントリーの両方で好成績を残す万能型が多く、バイアスロンの選手には元射撃選手や軍人出身者が多いという傾向があります。

競技の所属組織も異なります。 ノルディック複合は国際スキー・スノーボード連盟(FIS)に属していますが、バイアスロンは独自の国際バイアスロン連盟(IBU)に属しています。この違いは、バイアスロンが射撃という特殊な要素を含むため、スキー競技とは別の管理体制が必要だからです。

ペナルティの有無も大きな違いです。 ノルディック複合にはペナルティがありません。ジャンプの得点とクロスカントリーのタイムだけで順位が決まります。一方バイアスロンでは、射撃で標的を外すと厳しいペナルティが科されます。1発外すごとに150メートルのペナルティループを走るか、タイムに1分加算されるため、射撃の精度が直接順位に影響します。

男女の実施状況も異なります。 ノルディック複合は長らく男子のみの競技で、2026年のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックでも男子種目のみです(女子の採用が議論されています)。対してバイアスロンは男女ともに正式種目で、男子は1960年、女子は1992年から実施されています。

競技時間にも違いがあります。ノルディック複合の個人戦は合計約20~30分(ジャンプ数分+クロスカントリー約15分)ですが、バイアスロンの個人種目は30分~1時間かかります。射撃の時間が加わることで、バイアスロンの方が長い競技時間になるのです。

使用する装備も異なります。ノルディック複合では、ジャンプ用の板(約250センチメートル)とクロスカントリー用の板(約200センチメートル)を使い分けます。バイアスロンでは、クロスカントリー用の板と約3.5キログラムのライフル銃を背負います。銃を背負って滑走するという独特のスタイルがバイアスロンの特徴です。

覚え方・区別のコツ

ノルディック複合とバイアスロンを見分けるコツは、「ジャンプ台があるか、銃があるか」を見ることです。

テレビで見たとき、ジャンプ台が映ったらノルディック複合、選手が銃を背負っていたらバイアスロンと判断できます。 この見分け方なら一瞬で区別がつきます。どちらもクロスカントリースキーをしますが、ジャンプシーンがあるか、射撃シーンがあるかで明確に分かれています。

もう1つの覚え方として、**「ノルディック=北欧のスキー全般」「バイアスロン=2種競技」**と覚えるのも効果的です。ノルディックは北欧を意味し、ジャンプもクロスカントリーもノルディックスキーの種目です。バイアスロンは「2つの競技」という意味で、スキーと射撃という異なるジャンルの組み合わせを表しています。

競技名の響きで覚える方法もあります。 「ノルディック複合」は「複合」という言葉が入っているので、複数のスキー種目を組み合わせていると想像できます。「バイアスロン」は「バイ(2)」が入っているので、2つの異なる種目の組み合わせと覚えられます。

私がスポーツバーで冬季オリンピックを見ていたとき、隣の席の人が「銃を持ってるやつがバイアスロン」と一言で説明していて、とても分かりやすいと思いました。視覚的な特徴で覚えるのが最も簡単な方法です。

また、求められる能力で覚える方法もあります。 ノルディック複合は「キング・オブ・スキー」と呼ばれ、スキーの総合力を競います。バイアスロンは「動と静」と呼ばれ、運動能力と精神的集中力を競います。この愛称を覚えておくと、それぞれの競技の特徴が理解しやすくなります。

日本での人気度も覚えるヒントになります。ノルディック複合は日本のお家芸で、オリンピックで金メダルを獲得した実績があります。一方バイアスロンは、銃刀法の関係で日本では競技人口が少なく、オリンピックでのメダル獲得はまだありません。「日本が強いのがノルディック複合」と覚えておくと良いでしょう。

間違えやすいポイント

ノルディック複合とバイアスロンで最も間違えやすいのが、「どちらもクロスカントリースキーをする」という共通点があるため混同してしまうことです。

確かに両方ともクロスカントリースキーが含まれていますが、組み合わせるもう1つの種目が全く異なります。 テレビで見ると、クロスカントリーのシーンが印象的なので、「似たような競技」と思ってしまいがちです。でも実際には、ノルディック複合はジャンプ、バイアスロンは射撃という、まったく異なる技術を必要とする別の競技なのです。

もう1つよくある間違いが、「バイアスロンもジャンプをする」と思い込むケースです。 これは完全な誤解で、バイアスロンにはジャンプは一切ありません。銃を背負ってクロスカントリーをして、射撃場で射撃をするだけです。ジャンプをするのはノルディック複合だけです。

私の友人が冬季オリンピックを見ながら、「ノルディック複合も射撃するの?」と聞いてきました。これもよくある誤解で、射撃をするのはバイアスロンだけです。 ノルディック複合はジャンプとクロスカントリーのみで、射撃は含まれません。

「どちらもオリンピックで古くから実施されている」という印象から、歴史が同じだと思われがちですが、実際には異なります。 ノルディック複合は1924年の第1回冬季オリンピックから実施されている最古参の競技です。対してバイアスロンは男子が1960年、女子が1992年から実施と、比較的新しい競技です。オリンピックでの歴史はノルディック複合の方が圧倒的に長いのです。

また、「どちらが難しいか」という質問をよく受けますが、これは比較できません。 ノルディック複合はジャンプとクロスカントリーという異なる運動能力を両立する総合力が必要です。バイアスロンは激しい運動の直後に精密射撃をする心身のコントロール能力が必要です。求められる能力が全く異なるため、単純な難易度比較はできないのです。

男女の実施状況についても誤解があります。 ノルディック複合は現在も男子のみの競技で、女子の採用が議論されている段階です。一方バイアスロンは男女とも正式種目で、種目数も男女でほぼ同じです。「オリンピックの種目なら男女とも実施しているはず」と思われがちですが、ノルディック複合は例外なのです。

所属組織の違いも混同しやすいポイントです。ノルディック複合は国際スキー・スノーボード連盟(FIS)に属していますが、バイアスロンは国際バイアスロン連盟(IBU)という独自の組織に属しています。「どちらもスキー競技だからFISに属している」と思われがちですが、バイアスロンは射撃という特殊な要素があるため、独自の組織を持っているのです。

ペナルティの有無も重要な違いです。ノルディック複合はミスをしてもペナルティはありません。ジャンプで失敗すれば得点が低くなり、クロスカントリーで遅れればタイムが悪くなるという自然な結果だけです。一方バイアスロンは、射撃でミスをすると追加で距離を走らされたり、タイムが加算されたりする厳しいペナルティがあります。この違いを知らないと、競技の展開が理解できなくなります。

よくある質問

Q1:ノルディック複合とバイアスロンはどちらが先にオリンピック種目になったの?

ノルディック複合の方が圧倒的に早く、1924年の第1回冬季オリンピックから実施されています。 バイアスロンは男子が1960年、女子が1992年から実施されました。ノルディック複合は冬季オリンピック最古参の競技の一つで、約100年の歴史があります。

Q2:日本人選手はどちらの競技で活躍しているの?

日本はノルディック複合で多くのメダルを獲得しています。 1992年のアルベールビルオリンピックと1994年のリレハンメルオリンピックでは団体金メダルを獲得し、「日本のお家芸」と呼ばれています。2022年の北京オリンピックでも団体で銅メダルを獲得しました。バイアスロンでは、銃刀法の関係で競技人口が少なく、オリンピックでのメダル獲得はまだありません。

Q3:バイアスロンで使う銃は本物なの?

はい、本物のライフル銃(22口径競技用ライフル)を使用します。 射撃距離は50メートルで、伏射では直径4.5センチメートル、立射では直径11.5センチメートルの標的を狙います。日本では銃刀法の関係で一般人が競技に参加しにくく、競技者の多くは陸上自衛隊員です。

Q4:画面で見分けるポイントは?

ジャンプ台が映ったらノルディック複合、選手が銃を背負っていたらバイアスロンです。 どちらもクロスカントリースキーのシーンがありますが、ジャンプシーンがあるか、射撃シーンがあるかで一目瞭然です。また、ノルディック複合はジャンプの順位でスタート順が決まるため、時間差スタートが特徴的です。

Q5:なぜバイアスロンはスキー連盟に属していないの?

バイアスロンは射撃という特殊な要素を含むため、独自の国際バイアスロン連盟(IBU)に属しています。 射撃には独自の安全基準やルールがあり、スキー競技とは異なる管理体制が必要だからです。ちなみに、バイアスロンの起源は軍事訓練や狩猟であり、純粋なスポーツとして発展したスキー競技とは成り立ちが異なります。

Q6:ノルディック複合に女子種目がないのはなぜ?

競技人口が少ないことが主な理由です。 女子のノルディック複合は2017-18シーズンから国際大会が始まったばかりで、歴史が浅いのです。国際オリンピック委員会(IOC)はジェンダー平等の観点から女子種目の採用を議論していますが、2026年のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックでは採用が見送られました。今後、競技人口が増えれば正式種目になる可能性があります。

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まとめ

ノルディック複合はスキージャンプとクロスカントリースキーを組み合わせた競技で、「King of Ski(キング・オブ・スキー)」と呼ばれています。 瞬発力と持久力という異なる能力を求められ、ジャンプの得点をクロスカントリーのタイム差に換算し、ゴールした順位が最終順位になります。日本のお家芸として知られ、オリンピックで金メダルを獲得した実績があります。

バイアスロンはクロスカントリースキーとライフル射撃を組み合わせた競技で、「動と静」の融合が特徴です。 心拍数が上がった状態で精密射撃を行う高度な技術が必要で、射撃で標的を外すと厳しいペナルティが科されます。ヨーロッパで非常に人気が高い競技です。

両方ともクロスカントリースキーが含まれる複合競技ですが、組み合わせる2つ目の種目が全く異なります。 次の冬季オリンピックでは、「ジャンプ台があったらノルディック複合、銃を背負っていたらバイアスロン」と覚えて観戦すると、さらに楽しめるはずです。それぞれの競技の奥深さと選手たちの技術に、ぜひ注目してみてください!