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「羽」と「羽根」の違い!体に付いてるか抜けたかで使い分け

生活・文化

「羽を伸ばす」「羽根布団」「扇風機の羽根」…。同じ「はね」という言葉なのに、漢字が違うことに気づいたことはありませんか?

実は私も子供と一緒に公園を散歩していたとき、地面に落ちている鳥の「はね」を拾って「きれいな羽だね」と言ったら、「お母さん、これは羽根じゃないの?」と聞かれて言葉に詰まってしまいました。どっちが正しいんだろう?と疑問に思ったんです。

普段何気なく使っている「羽」と「羽根」ですが、実はちゃんとした使い分けのルールがあるんです。この記事を読めば、お子さんに聞かれても自信を持って答えられるようになりますよ。今回は、小学生でもわかるように「羽」と「羽根」の違いを詳しく説明していきます。

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「羽」とは

羽とは、鳥の体に付いている状態のもの、または翼そのものを指す言葉です。

鳥が空を飛ぶときに使う翼、体を覆っている「はね」全体が「羽」です。つまり、生きている鳥の体の一部として機能している状態のものを「羽」と呼ぶんですね。

「羽」という漢字をよく見ると、鳥が両翼を広げている様子を表しているように見えませんか。この漢字自体が、飛ぶための器官を表しているんです。

羽は、鳥にとって飛ぶためだけでなく、体温を保ったり、雨をはじいたり、ディスプレイで求愛したりと、とても大切な役割を持っています。

私が以前、バードウォッチングに行ったとき、鳥が羽繕いをしている姿を見かけました。くちばしで丁寧に羽を整えていて、鳥にとって羽がいかに大切かが伝わってきました。

羽は、昆虫にも使われる言葉です。チョウチョやトンボの「はね」も「羽」と書きます。虫が飛ぶために使っている器官だからです。ただし、生物学的には昆虫の羽は「翅(はね)」という別の漢字を使うこともあります。

また、飛行機の翼も「羽」と表現することがあります。飛行機が飛ぶための翼は、鳥の羽と同じように機能するものだからです。

さらに、「羽」は鳥を数える単位としても使われます。「1羽、2羽」というように、鳥の数を数えるときに使うんですね。

慣用句にも「羽」が使われています。「羽を伸ばす」「羽を休める」「羽を広げる」といった表現は、すべて鳥が翼を動かすイメージから来ているので「羽」を使います。

つまり、「羽」は体に付いている状態、または翼として機能しているものを指す言葉なんです。

「羽根」とは

羽根とは、鳥の体から抜け落ちた1枚1枚の「はね」のことを指します。

公園や道端で見かける、鳥から抜け落ちた「はね」。これは体から離れて、根元の部分が見えている状態なので「羽根」と呼びます。

「羽根」という漢字に「根」という字が入っているのは、まさに「羽の根元」を表しているからなんです。鳥の体に付いているときは根元が隠れていますが、抜け落ちると根元が見えるようになります。だから「羽根」なんですね。

羽根は、人の手によって加工されたり、利用されたりするものにも使われます。

例えば「羽根布団」。これは鳥の羽を集めて作った布団ですよね。鳥の体から抜いた羽を使っているので「羽根」です。同じように「羽根枕」も「羽根」を使います。

「赤い羽根募金」も「羽根」です。これは鳥の羽を赤く染めて、募金に協力した人に配る活動ですが、1枚の羽を使っているので「羽根」なんです。

私も小学生の頃、赤い羽根を胸に付けてもらったのを覚えています。あの小さな赤い「はね」が「羽根」だと知って、なるほどと思いました。

「羽子板の羽根」も、1枚1枚の羽を使った遊び道具なので「羽根」です。お正月に羽根つきをするとき、黒い玉に羽が付いたものを使いますよね。あれも「羽根」なんです。

そして、扇風機やヘリコプター、風車、竹とんぼなどの回転する部分も「羽根」と呼びます。これらは鳥の羽に似た形をしているけれど、実際の羽ではありません。でも、1枚1枚の「はね」の形をイメージして作られているので「羽根」を使うんです。

我が家の扇風機も、夏になると大活躍します。「扇風機の羽根を掃除しよう」と言うとき、自然に「羽根」という言葉を使っていますが、これも1枚1枚の部品をイメージしているからなんですね。

タービンの羽根、プロペラの羽根、スクリューの羽根なども同じです。回転して風を起こす、1枚1枚の板状のものは「羽根」と呼ばれます。

弓矢の後ろに付いている部分も「矢羽根」と言います。これも鳥の羽を使って作られているからです。

つまり、「羽根」は体から抜け落ちたもの、または1枚1枚の「はね」をイメージしたものを指す言葉なんです。

羽と羽根の見分け方

ここまでの説明を整理すると、次のようになります。

  • 鳥の体に付いている状態のもの
  • 翼そのものを指す
  • 生きている鳥の一部
  • 飛行機の翼にも使う
  • 昆虫の羽にも使う
  • 鳥を数える単位にも使う
  • 慣用句では「羽」を使う

羽根

  • 鳥の体から抜け落ちた1枚1枚のもの
  • 人の手で加工されたもの(羽根布団など)
  • 羽に似た形の器具や部品(扇風機など)
  • 遊び道具(羽子板の羽根など)
  • 1枚の「はね」をイメージしたもの

一番わかりやすい違いは、体に付いているか、抜け落ちているかです。体に付いていれば「羽」、抜け落ちていれば「羽根」と覚えておけば間違いありません。

また、翼全体のイメージなら「羽」、1枚1枚のイメージなら「羽根」という区別の仕方もできます。

日常での使い分け方と例文

実際の生活では、どのように使い分ければいいのでしょうか。具体的な例文を見ていきましょう。

羽を使う場面

「鳥が羽を広げて飛んでいる」(体に付いている状態) 「久しぶりに羽を伸ばしたい」(慣用句で翼をイメージ) 「羽繕いをする鳥を見かけた」(体に付いている羽を整える) 「飛行機の羽が見える席に座った」(翼のイメージ) 「チョウチョの羽がきれいだった」(昆虫の翼) 「庭に鳥が2羽来た」(数える単位) 「羽を休める場所が欲しい」(慣用句)

羽根を使う場面

「公園で鳥の羽根を拾った」(抜け落ちたもの) 「羽根布団は暖かい」(加工された製品) 「赤い羽根募金に協力した」(1枚の羽を使ったもの) 「扇風機の羽根を掃除する」(回転する部品) 「羽子板で羽根つきをした」(遊び道具) 「ヘリコプターの羽根が回っている」(プロペラ) 「矢羽根の付いた矢」(弓矢の部品)

私の普段の会話では、動物園で鳥を見たときは「羽がきれいだね」と言いますが、落ちている「はね」を見つけたときは「羽根を拾った」と言っています。自然と使い分けているんですね。

「羽を伸ばす」はなぜ「羽」なのか

「久しぶりに羽を伸ばす」という慣用句がありますが、なぜ「羽根」ではなく「羽」を使うのでしょうか。

それは、この表現が「鳥が翼を大きく広げる」というイメージから来ているからです。普段は狭い鳥かごに入れられている鳥が、外に出て自由に翼を広げる様子を人間の行動に例えた表現なんですね。

翼全体を広げるイメージなので、1枚1枚の「羽根」ではなく、体に付いている「羽」を使うわけです。

同じように「羽を休める」も、鳥が飛ぶのをやめて翼を休ませるイメージなので「羽」を使います。

「羽が生えたように」という表現も、体に羽が生えて空を飛べるようになるイメージなので「羽」です。

慣用句やことわざに出てくる「はね」は、基本的に「羽」を使うと覚えておくといいですよ。

子供への説明のコツ

お子さんに「羽と羽根の違い」を説明するとき、私が使っている方法を紹介しますね。

一番わかりやすいのは、実際に鳥を見せて説明することです。動物園に行ったとき、「ほら、鳥さんの体に付いているのが羽だよ。飛ぶときに使うんだよ」と教えます。

そして、公園で落ちている「はね」を見つけたら、「これは鳥さんから抜け落ちた羽根だよ。根っこの部分が見えるでしょ?だから羽根って言うんだよ」と説明します。

扇風機を掃除するときも、良い機会です。「この回る部分は羽根って言うんだよ。鳥の羽根に似た形でしょ?」と教えると、子供もすぐに理解してくれます。

視覚的に見せながら説明すると、子供も納得しやすいですよ。

羽毛と羽・羽根の関係

ちなみに、「羽毛(うもう)」という言葉もあります。これは羽や羽根とどう違うのでしょうか。

羽毛は、生物学的には鳥の「はね」全体を指す正式な用語です。ただし、日常生活では「羽毛布団」や「ダウンジャケット」のように、ふわふわした綿毛のようなものを指すことが多いですね。

鳥の羽には、外側の硬い部分(羽弁)と、内側のふわふわした部分(綿状羽枝)があります。この内側のふわふわした部分が、私たちが「羽毛」と呼んでいるものです。

羽毛布団は、この柔らかい部分を集めて作られているので、とても暖かいんですね。我が家でも冬になると羽毛布団が大活躍します。

つまり、羽毛は羽や羽根の一部であり、特に保温効果の高い部分を指す言葉として使われているんです。

英語ではどう表現する?

英語では、羽と羽根をどのように表現するのでしょうか。

羽(体に付いている状態)は「wing(ウィング)」と表現することが多いです。これは翼という意味ですね。

羽根(抜け落ちたもの)は「feather(フェザー)」と言います。羽根ペンのことを「quill pen(クイルペン)」とも言いますが、これも鳥の羽根から作られたペンのことです。

面白いことに、英語では日本語ほど厳密に使い分けていません。鳥の羽も羽根も「feather」と呼ぶことが多いんです。

私が以前、海外旅行で羽根布団を買おうとしたとき、「feather duvet」や「down duvet」という表記を見かけました。英語では「feather」で通じるんですね。

日本語の「羽」と「羽根」の使い分けは、日本語特有の繊細な表現なんだと実感しました。

よくある質問

Q1. 羽毛布団は「羽布団」とも言えますか?

「羽毛布団」が正しい表現で、「羽布団」とは言いません。布団に使われているのは、鳥の体から抜いた羽の中でも特にふわふわした綿毛の部分(羽毛)だからです。ただし「羽根布団」という言い方もあります。これは羽根を使った布団という意味で、羽毛布団よりも少し硬めの羽根が入っていることが多いです。一般的には、高級なものは「羽毛布団」、普及品は「羽根布団」と呼ばれる傾向があります。

Q2. 「羽ばたく」は「羽」と「羽根」のどちらですか?

「羽ばたく」は「羽」を使います。これは鳥が翼を上下に動かして飛ぶ様子を表す言葉だからです。体に付いている羽を動かす動作なので「羽」が正しいんですね。「羽根ばたく」とは書きません。同じように「羽音(はおと)」も鳥が翼を動かすときの音なので「羽」を使います。

Q3. バドミントンの「シャトル」は羽?羽根?

バドミントンのシャトルコックは「羽根」が正しいです。シャトルには実際に鳥の羽が使われていて(人工のものもあります)、16枚の羽根が円形に配置されています。これは鳥の体から抜いた羽根を加工して作られているので「羽根」なんです。正式には「シャトルコックの羽根」と言います。

Q4. 落ちている鳥の羽を拾ってもいいんですか?

普通の野鳥の羽根なら、拾っても問題ありません。ただし、鳥インフルエンザなどの感染症が流行している時期は注意が必要です。また、国の天然記念物に指定されている鳥(イヌワシ、オオワシなど)の羽根は、文化財保護法で保護されているため、無断で持ち帰ることはできません。一般的な鳥の羽根なら観察して楽しむ分には大丈夫ですが、拾った後はよく手を洗うようにしましょう。

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まとめ

羽と羽根の違いをまとめると次のようになります。

羽は、鳥の体に付いている状態のもの、または翼そのものを指します。生きている鳥の一部として機能していて、飛ぶために使われています。飛行機の翼や昆虫の羽にも使われ、鳥を数える単位にもなります。「羽を伸ばす」「羽を休める」といった慣用句にも「羽」を使います。

羽根は、鳥の体から抜け落ちた1枚1枚のものを指します。根元が見えている状態なので「羽根」と呼ぶんですね。また、人の手で加工された製品(羽根布団、赤い羽根募金)や、羽に似た形の器具や部品(扇風機、ヘリコプター、風車)にも「羽根」を使います。

一番大きな違いは、体に付いているか抜け落ちているかです。体に付いていれば「羽」、抜け落ちていれば「羽根」と覚えておけば、ほとんどの場合は間違いません。

私もこの違いを知ってから、子供たちに自信を持って説明できるようになりました。公園で鳥の羽根を見つけたときも、「これは羽根だね。鳥さんから抜けたんだよ」と教えられます。言葉の使い分けを知ると、日常生活がもっと楽しくなりますよね。ぜひこの記事を参考に、正しく使い分けてみてくださいね。