オリンピックでホッケー競技を見ていると、「アイスホッケーとフィールドホッケーって何が違うの?」と混乱したことはありませんか?
私も以前、テレビでオリンピックを観戦していたとき、どちらも選手がスティックでボールを打つ映像を見て、「これってどっちのホッケー?」と家族に聞かれて全く答えられず恥ずかしい思いをしました。両方ともホッケーですが、実は競技する場所も人数も全く違うんです。
この記事では以下がわかります。
・ アイスホッケー・フィールドホッケーの明確な定義
・ それぞれの競技の特徴と見分け方
・ 実際の使用例と体験談
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「アイスホッケー」とは
日曜日、初めてアイスホッケー見てきました🏒✨️
— 駒澤清華 (@kiyoka_komazawa) January 28, 2026
アイスホッケー観戦の大先輩方と大盛り上がりで楽しかった~👏
途中何回かやってくるパリピタイムをおすそ分け⬇️
⚠️画面タテ揺れ注意 pic.twitter.com/4GI0cT9APV
アイスホッケーとは、氷上のリンクでスケートを履いた選手が、スティックでパックを操作し、相手のゴールに入れた得点を競う競技です。 1チーム6人制で、「氷上の格闘技」とも呼ばれる激しいボディコンタクトが特徴です。
アイスホッケーの起源は明確ではありませんが、1877年にカナダの大学生がフィールドホッケーとラグビーを組み合わせたルールを考案したのが始まりとされています。リンクはボードで囲われており、ボードを利用したパスや、ゴールの裏側も利用できる点が独特です。
競技は1ピリオド20分を3回行い、計60分で試合が行われます。選手は厚い防具を全身に装着し、時速150キロメートルを超えるシュートや激しい接触プレーに備えます。
アイスホッケーが使用されるシーンには以下のようなものがあります。
・ 冬季オリンピックのアイスホッケー競技(男子・女子)
・ NHL(北米ホッケーリーグ)などのプロリーグ
・ ワールドカップや世界選手権
・ アジアリーグアイスホッケー(日本のプロリーグ)
私の友人がアイスホッケー観戦に行ったことがあって、「スピード感がすごい」と言っていました。選手は時速50キロメートル以上でスケートを滑り、パックは時速150キロメートル以上で飛んでくるそうです。彼が見た試合では、選手同士が激しくぶつかり合い、ボードに叩きつけられる音が会場全体に響いていたとか。「氷上の格闘技」という呼び名に納得したと言っていました。
男子アイスホッケーは1924年のシャモニー冬季オリンピックから正式種目として実施されています。 女子アイスホッケーは1998年の長野冬季オリンピックから正式種目になりました。日本女子代表は「スマイルジャパン」の愛称で親しまれています。
アイスホッケーで使用するのは「パック」と呼ばれる円盤状のゴム製の物体です。 球体のボールではなく、氷の上でもスムーズに滑るよう円柱型をしています。スティックの長さは163センチメートル以下で、先端に湾曲したブレードが付いています。
「フィールドホッケー」とは
沼田明日美選手を応援しに
— 鈴木一登/スポーツ鍼灸 (@suzuki_kazuto33) October 26, 2024
初のフィールドホッケー
ヴェルディのサッカーの
サポーターの人も来ているみたい@verdy_hockey pic.twitter.com/EmlIeZ6dPz
フィールドホッケーとは、人工芝のフィールドで、スティックとボールを使い、11人ずつの2チームが相手のゴールに向けてボールを打ち込み得点を競う競技です。 世界的に「ホッケー」と言えばフィールドホッケーを指します。
フィールドホッケーの歴史は古く、紀元前2500年頃の古代エジプトの墓の壁画にホッケーをしている姿が描かれています。現在のスタイルは19世紀半ばのイギリスで始まり、クリケットの選手が試合のできない冬季に始めたのが発祥とされています。
競技は前後半35分ずつ、計70分で行われます。接触プレーは禁止されており、体の接触だけでなくスティック同士の接触も反則です。そのため、フィールドプレーヤーはほとんど防具を付けず、すね当てとマウスピースのみが義務付けられています。
フィールドホッケーが使用されるシーンには以下のようなものがあります。
・ 夏季オリンピックのホッケー競技(男子・女子)
・ ワールドカップや世界選手権
・ インドやパキスタン、オランダなどの国内リーグ
・ 全日本ホッケー選手権
私の知人がフィールドホッケー部に所属していて、「スピーディーで美しいスポーツ」と言っていました。プロの選手は時速150~200キロメートルのシュートを打つこともあり、ボールが信じられないスピードでゴールに向かうそうです。彼女が言うには、接触プレーが禁止されているため、男女や年齢に関係なく一緒にプレーできるのも魅力だとか。緻密なスティックワークとフィールド全体を使ったパスワークが見どころだそうです。
男子フィールドホッケーは1908年のロンドン夏季オリンピックから正式種目として実施されています。 女子は1980年のモスクワ夏季オリンピックから正式種目になりました。日本男子は1932年のロサンゼルスオリンピックで銀メダルを獲得した実績があります。
フィールドホッケーで使用するのは硬いプラスチック製のボールです。 スティックの長さは約90センチメートルで、平たい面でしかボールを操作できません。反対側の面を使うと反則になります。競技フィールドは人工芝で、試合前にスプリンクラーで水を撒くことが多く、これによりボールのスピードが高まります。
2つの違いを比較
アイスホッケーとフィールドホッケーの最も大きな違いは、競技する場所と移動方法です。
アイスホッケーは氷上のリンクでスケートを履いて滑ります。 リンクはボードで囲われており、選手はスケートで時速50キロメートル以上のスピードで滑走します。1チーム6人制で、激しいボディコンタクトが許されています。
フィールドホッケーは人工芝のフィールドで自分の足で走ります。 フィールドはサッカーコートより一回り小さく、選手は走って移動します。1チーム11人制で、接触プレーは禁止されています。
私の友人がスポーツライターをしていて、「アイスホッケーは格闘技、フィールドホッケーは芸術」と言っていました。アイスホッケーは激しいぶつかり合いと高速のパック捌きが魅力で、フィールドホッケーは緻密なスティックワークと美しいパスワークが魅力だそうです。求められる技術が全く異なるとか。
使用する道具も異なります。 アイスホッケーは円盤状の「パック」を使い、フィールドホッケーは球体の「ボール」を使います。パックは氷の上で滑りやすく、ボールは地面を転がります。スティックの長さもアイスホッケーが163センチメートル以下、フィールドホッケーが約90センチメートルと異なります。
防具の量も大きく違います。 アイスホッケーは全身に厚い防具を装着します。ヘルメット、フェイスマスク、グローブ、ショルダーパッド、エルボーパッド、パンツ、レガーズなど、最低10万円以上の費用がかかります。フィールドホッケーはフィールドプレーヤーはすね当てとマウスピースのみで、1万円以下でも始められます。
試合時間も異なります。 アイスホッケーは1ピリオド20分を3回、計60分です。フィールドホッケーは前後半35分ずつ、計70分です。
接触プレーのルールも正反対です。 アイスホッケーは意図的なボディコンタクトが許され、北米のNHLでは乱闘(ファイト)も黙認されています。フィールドホッケーは体の接触もスティックの接触も反則で、フェアプレー精神を重んじます。
オリンピックでの実施状況も異なります。アイスホッケーは冬季オリンピック、フィールドホッケーは夏季オリンピックで実施されます。アイスホッケーは1924年から、フィールドホッケー男子は1908年から実施されており、フィールドホッケーの方が歴史が長いです。
覚え方・区別のコツ
アイスホッケーとフィールドホッケーを見分けるコツは、「氷か芝か」と「スケートか走るか」に注目することです。
テレビで見たとき、選手がスケートを履いて氷上を滑っていたらアイスホッケー、走って人工芝を移動していたらフィールドホッケーと判断できます。 この見分け方なら一瞬で区別がつきます。
もう1つの覚え方として、「アイスホッケー=冬季五輪」「フィールドホッケー=夏季五輪」と覚えるのも効果的です。オリンピックでどちらの大会で実施されているかを見れば判別できます。
防具の量で覚える方法もあります。 選手が全身に厚い防具を装着していたらアイスホッケー、ほとんど防具を付けていなかったらフィールドホッケーです。特にヘルメットとフェイスマスクの有無が分かりやすいポイントです。
私がホッケー観戦に行ったとき、アイスホッケーは室内のスケートリンクで行われ、冷房が効いていて寒かったです。フィールドホッケーは屋外の人工芝フィールドで行われ、日差しが強くて暑かったです。実際に見ると、競技環境の違いが非常に明確です。
人数で覚えることもできます。 アイスホッケーは1チーム6人制、フィールドホッケーは1チーム11人制です。フィールド上の選手の数を数えれば判別できます。
また、世界での人気地域で覚える方法もあります。アイスホッケーは北米(アメリカ・カナダ)、北欧、ロシアで人気があります。フィールドホッケーはインド、パキスタン、オランダ、オーストラリアで人気があります。
間違えやすいポイント
2つの種目で最も間違えやすいのが、「どちらもホッケーだから似ている」と思い込むことです。
確かに両方ともスティックでボールまたはパックを操作して相手ゴールに入れる競技ですが、競技する場所、移動方法、人数、ルール、防具が全く異なります。名前に「ホッケー」と付いていても、競技の性質は大きく違うのです。
もう1つよくある間違いが、「世界的にホッケーと言えばアイスホッケー」と思い込むケースです。 これは日本やカナダ、アメリカでは正しいですが、世界的には「ホッケー」と言えばフィールドホッケーを指します。インドでは国技になっているほど人気があり、世界中のファン人口ではフィールドホッケーの方が多いのです。
私の友人がオリンピックを見ながら、「アイスホッケーは夏季オリンピックでもやるんでしょ?」と言っていました。これもよくある誤解で、アイスホッケーは冬季オリンピックのみ、フィールドホッケーは夏季オリンピックのみで実施されます。 氷が必要か芝が必要かで、開催時期が決まっているのです。
また、「フィールドホッケーも接触プレーがある」という誤解もあります。フィールドホッケーは接触プレーが完全に禁止されており、体の接触もスティックの接触も反則です。アイスホッケーは接触プレーが許され、激しいぶつかり合いがありますが、フィールドホッケーはフェアプレー精神を重んじる穏やかな競技です。
「どちらが難しいか」という質問もよく受けますが、これは比較できません。 アイスホッケーはスケートを履いて氷上でバランスを取りながらパックを操作する技術、フィールドホッケーは緻密なスティックワークとパスの精度が必要で、求められる能力が全く異なります。それぞれに固有の難しさがあるのです。
北米のNHLでの乱闘(ファイト)について誤解もあります。NHLでは1対1の素手での殴り合いが戦略として黙認されていますが、日本や欧州、国際大会では厳禁です。即退場となり、追加の出場停止処分もあります。全てのアイスホッケーで乱闘が許されているわけではありません。
用具の費用についても誤解があります。「どちらも高額な道具が必要でしょ?」と思われがちですが、アイスホッケーは防具だけで最低10万円以上かかるのに対し、フィールドホッケーはスティック1本(1万円以下)とすね当て、マウスピースで始められます。初期費用に10倍以上の差があります。
オリンピックでの歴史についても混同しやすいポイントです。フィールドホッケー男子は1908年から、アイスホッケー男子は1924年から実施されており、フィールドホッケーの方が約15年早く正式種目になっています。
よくある質問
Q1:2つの種目はどの順番でオリンピック種目になったの?
フィールドホッケー男子が最も早く1908年のロンドン夏季オリンピックから正式種目として実施されています。 アイスホッケー男子は1924年のシャモニー冬季オリンピックから、フィールドホッケー女子は1980年のモスクワ夏季オリンピックから、アイスホッケー女子は1998年の長野冬季オリンピックから正式種目になりました。
Q2:日本人選手はどちらの種目で活躍しているの?
日本はフィールドホッケーで歴史的な実績があり、1932年のロサンゼルスオリンピックで男子が銀メダルを獲得しました。 これは日本のホッケー史上最高の成績です。アイスホッケーでは、女子代表「スマイルジャパン」が2022年の北京オリンピックでベスト8に入るなど、近年活躍しています。
Q3:世界的にはどちらの方が人気があるの?
世界的にはフィールドホッケーとアイスホッケーを合わせたファン人口は22億人で、世界第4位の人気スポーツです。 地域によって人気が分かれており、アイスホッケーは北米、北欧、ロシアで人気があり、フィールドホッケーはインド(国技)、パキスタン、オランダ、オーストラリア、アフリカ諸国で人気があります。ファン人口ではフィールドホッケーの方が多いとされています。
Q4:画面で見分けるポイントは?
選手がスケートを履いて氷上を滑っていたらアイスホッケー、走って人工芝を移動していたらフィールドホッケーです。 また、選手が全身に厚い防具を装着していたらアイスホッケー、ほとんど防具を付けていなかったらフィールドホッケーです。フィールド上の選手の数も判別のポイントで、6人ならアイスホッケー、11人ならフィールドホッケーです。
Q5:なぜアイスホッケーは接触プレーが許されているの?
スケートを履いて氷上で滑るという不自由な状況では、選手同士の接触が避けられないからです。 バランスを取りながらパックを奪い合うため、意図的でなくても接触が発生します。そのため、ルールで接触プレーを許容し、その代わりに全身に厚い防具を装着することが義務付けられています。一方、フィールドホッケーは自分の足で走るため、接触を避けることができるので禁止されています。
Q6:フィールドホッケーのフィールドが青色なのはなぜ?
2012年のロンドンオリンピック以降、フィールドホッケー専用の競技場では青色の人工芝が定着しつつあります。 これはテレビ放映時の視認性を高めるためで、青色の芝に白いボールがよく映えるからです。それまでは緑色が一般的でしたが、国際大会では青色が採用されるようになりました。他の球技と兼用の球技場では緑色のままです。
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アイスホッケーは氷上のリンクでスケートを履いた選手が、スティックでパックを操作し相手のゴールに入れた得点を競う競技です。 1チーム6人制で、激しいボディコンタクトが許され、「氷上の格闘技」と呼ばれます。冬季オリンピックの種目で、北米やロシアで人気があります。
フィールドホッケーは人工芝のフィールドで、スティックとボールを使い、11人ずつの2チームが相手のゴールに向けてボールを打ち込み得点を競う競技です。 接触プレーは禁止され、フェアプレー精神を重んじます。夏季オリンピックの種目で、インドでは国技になっているほど人気があります。
2つの種目はどちらもホッケーですが、競技する場所、移動方法、人数、ルール、防具が全く異なります。 次のオリンピックでは、「氷か芝か」「スケートか走るか」に注目して、それぞれの種目の魅力を楽しんでください!

