新入社員の頃、上司から「明日の会議の前に打ち合わせしよう」と言われて、私は混乱しました。会議と打ち合わせって違うの?同じ意味じゃないの?
さらに別の先輩からは「チームミーティングを開くから来て」と言われ、ますますわからなくなってしまったんです。会議もミーティングも打ち合わせも、全部「人が集まって話す」ことですよね。
でも調べてみると、この3つには明確な違いがあって、目的や進め方が全く異なる ことがわかりました。特にビジネスシーンでは、この違いを理解していないと恥ずかしい思いをすることも。
今回は、「会議」「打ち合わせ」「ミーティング」の違いをわかりやすく解説していきます。この違いがわかれば、仕事での立ち回りがもっとスムーズになりますよ。
「会議」とは
「会議(かいぎ)」は、関係者が集まって協議し、物事を決定する場 です。何かを「決める」ことが最大の目的なんですね。
辞書によると、会議は「関係者が集まって相談をし、物事を決定すること。また、その集まり」と定義されています。つまり、結論を出すことが会議の本質 です。決定がなされなければ、それは本来の意味での会議ではないんです。
会議の特徴は、フォーマルで公式な場であることです。出席者は役職や立場に応じて選ばれ、組織として重要な判断を下したり、大事な案件を検討したりします。議事録を作成することも多く、決定事項には責任が伴います。
✓ 取締役会:会社の重要事項を決定する最高意思決定機関
✓ 部長会議:各部署の責任者が集まり、経営方針を決める
✓ 株主総会:株主が集まり、会社の重要事項を決議する
✓ 予算会議:来期の予算配分を決定する
私が初めて正式な会議に参加したとき、その雰囲気の重さに驚きました。参加者は役職の高い人ばかりで、一つ一つの発言に重みがあり、最後には必ず結論が出されていました。何かを決めるための場 なんだと実感したんです。
会議で大切なのは、効率的に議論を進めて結論を出すことです。そのため、事前に議題を共有し、必要な資料を準備し、時間を厳守することが求められます。
「打ち合わせ」とは
伊達漢旅行の打ち合わせで10万年ぶりくらいに日暮里で買い出ししてきた。
— りささん (@rdcandlemermaid) January 17, 2026
自分が作るわけじゃないけど、やっぱり素材探し楽しいねぇ〜〜〜。 pic.twitter.com/cZoPGrcZfp
「打ち合わせ(うちあわせ)」は、事前に相談や調整を行う場 です。本番の前に、段取りや方針を確認し合うことを指します。
打ち合わせという言葉は、能や歌舞伎などの伝統芸能で、演奏者同士が拍子を合わせるために打楽器を叩き合ったことが語源だと言われています。つまり、「タイミングを合わせる」「調整する」 という意味が根底にあるんですね。
打ち合わせの特徴は、より実務的で具体的なテーマを扱うことです。会議で決まったことを、どうやって実行するか。プロジェクトを進めるために、誰が何をいつまでにやるか。そうした細かい調整を行う場が打ち合わせです。
✓ 企画の打ち合わせ:新しいプロジェクトの進め方を相談する
✓ デザインの打ち合わせ:クライアントと仕様を確認し合う
✓ スケジュールの打ち合わせ:イベントの段取りを調整する
✓ 営業打ち合わせ:取引先と商談の詳細を詰める
私が営業部にいたとき、お客様との打ち合わせが頻繁にありました。「次回の納品日をいつにするか」「どのプランにするか」など、具体的な実務の調整 をする場でした。会議のように重々しい雰囲気ではなく、もっと実践的な相談の場なんですね。
打ち合わせは、社内だけでなく社外の人とも行います。取引先やお客様と、仕事の詳細を詰めるときにも「打ち合わせ」という言葉を使いますよね。
「ミーティング」とは
初めてJetさんのミーティングに参加させていただいたけど、たくさんの方にかっこいいと言ってもらえて本当に嬉しかった😂
— こす (@k0719g) September 1, 2019
そしてミーティング参加車両の中で1番低かった疑惑もあるとか無いとか笑 pic.twitter.com/dMrc0Xv9nZ
「ミーティング(meeting)」は、情報共有やコミュニケーションを主な目的とした話し合いの場 です。必ずしも結論を出す必要はなく、話し合うプロセスに重きを置きます。
ミーティングは英語の「meeting」がそのまま使われている外来語です。基本的には、チームやタスク単位の少人数で、現状報告や意思統一を図る場 ととらえてください。
ミーティングの特徴は、自由度が高く、カジュアルな雰囲気で行われることです。上下関係にとらわれず、参加者全員が自由に発言できる環境が理想的。形式張らずに進められるため、新しい発想が生まれやすく、問題解決に向けた話し合いも活発に行えます。
✓ 進捗報告ミーティング:プロジェクトの進み具合を共有する
✓ ブレインストーミング:アイデアを自由に出し合う
✓ 1on1ミーティング:上司と部下が1対1で対話する
✓ キックオフミーティング:プロジェクト開始時に目標を共有する
✓ 朝のチームミーティング:今日のタスクを確認し合う
私が所属していたプロジェクトチームでは、毎週月曜日の朝にミーティングがありました。各自の進捗を報告し合い、困っていることを相談し、今週の目標を確認する。情報を共有して、チームの方向性を揃える のが目的だったんです。
ミーティングは通常1時間程度の短時間で行われ、その場で結論を急ぐ必要はありません。むしろ、参加者同士のコミュニケーションを活性化させることが重要なんですね。
「会議」「打ち合わせ」「ミーティング」の違いは何?
ここまで3つの言葉を見てきましたが、その違いをまとめると次のようになります。
「会議」は物事を決定する公式の場 です。組織として重要な判断を下したり、大事な案件を検討したりします。出席者は役職や立場に応じて選ばれ、フォーマルな雰囲気で進められます。最も大切なのは「決定すること」で、結論が出なければ意味がありません。
「打ち合わせ」は事前に相談や調整を行う場 です。会議の前に行われることも多く、より実務的で具体的なテーマを扱います。段取りを確認したり、細かい仕様を詰めたり、スケジュールを調整したりと、実行に向けた準備や調整 が主な目的です。
「ミーティング」は情報共有やコミュニケーションを目的とした話し合いの場 です。少人数で、カジュアルに進められることが多く、必ずしも結論を出す必要はありません。参加者が自由に発言できる雰囲気の中で、現状を共有したり、アイデアを出し合ったりします。
一番大きな違いは「目的」 にあります。会議は「決定」、打ち合わせは「調整」、ミーティングは「共有」。同じ「人が集まって話す」行為でも、何のために集まるかによって呼び方が変わるんですね。
また、フォーマル度 も違います。会議が最もフォーマルで、ミーティングが最もカジュアル。打ち合わせはその中間くらいの位置づけです。
「会議」「打ち合わせ」「ミーティング」の使い分け方
状況に応じて適切な言葉を選ぶことが大切 です。
組織として重要な決定をする場合は「会議」を開きます。予算の承認、新規事業の開始、人事の決定など、正式な決議が必要な場面では会議が適切です。参加者も限定され、議事録を作成し、決定事項には責任が伴います。
✓ 社内の重要な決定を行う場合 → 会議(意思決定を行う場)
業務の段取りを調整したり、具体的な実務を詰めたりする場合は「打ち合わせ」を行います。会議で決まったことを、どう実行するか。お客様と、仕事の詳細をどう進めるか。そうした実践的な相談の場が打ち合わせです。
✓ 業務の段取りを調整する場合 → 打ち合わせ(事前に相談する場)
進捗確認やアイデア出しをフラットに行いたい場合は「ミーティング」を開きます。チーム内での情報共有、問題点の洗い出し、新しいアイデアのブレストなど、コミュニケーションを活性化させたい ときに最適です。
✓ 進捗確認やアイデア出しをする場合 → ミーティング(共有や相談する場)
私の経験では、まずチームミーティングでアイデアを出し合い、次に打ち合わせで具体的なプランを練り、最後に会議で正式に決定する、という流れで進めることが多かったです。段階に応じて使い分ける ことで、効率的に仕事を進められるんですね。
ビジネスシーンでの実践的な使い方
それぞれの場面での実践的な表現 を見ていきましょう。
「会議」を使った表現では、正式な決定や重要な協議を示します。
✓ 「来週の役員会議で予算を決定します」(重要事項を決める場)
✓ 「会議の結果、新規事業を進めることになりました」(正式な決定)
✓ 「次回の会議までに資料を準備してください」(フォーマルな依頼)
✓ 「会議を招集します」(公式に人を集める)
✓「打ち合わせ」を使った表現では、調整や相談の意味合いが強くなります。
✓ 「クライアントと仕様の打ち合わせをします」(詳細を詰める)
✓ 「打ち合わせで段取りを確認しましょう」(事前に調整する)
✓ 「デザインの打ち合わせに同席してください」(実務的な相談)
✓ 「打ち合わせ通りに進めます」(事前の合意に従う)
✓「ミーティング」を使った表現では、カジュアルな情報共有を示します。
✓ 「朝のミーティングで今日のタスクを共有します」(情報共有)
✓ 「チームミーティングを開きましょう」(メンバー間の話し合い)
✓ 「ミーティングでアイデアを出し合った」(ブレスト的な話し合い)
✓ 「定例ミーティングで進捗を報告してください」(定期的な共有の場)
私が後輩を指導するとき、「まずチームでミーティングして、方向性を打ち合わせて、最終的に会議で決めよう」という流れを意識して説明しています。目的によって言葉を使い分ける ことで、相手にも伝わりやすくなるんです。
会議とミーティングを効果的に進めるコツ
それぞれを有意義にするためのポイント があります。
会議を効果的に進めるには、事前準備が何より重要 です。議題を明確にし、必要な資料を事前に配布し、参加者に目的を理解してもらいます。そして会議の最後には必ず結論を出し、決定事項を明確にします。時間を厳守し、効率的に進めることも大切です。
✓ 会議のコツ:議題を明確にする、事前に資料を配布する、必ず結論を出す、時間を厳守する
打ち合わせを効果的に進めるには、具体的なポイントを事前にリストアップ しておきます。何を決めるべきか、何を確認すべきかを明確にしておくことで、スムーズに調整が進みます。また、決まったことは必ずメモに残し、認識のずれを防ぎます。
✓ 打ち合わせのコツ:確認ポイントをリスト化する、決定事項をメモする、認識を合わせる
ミーティングを効果的に進めるには、参加者が自由に発言できる雰囲気作り が大切です。意見を否定せず、どんなアイデアも歓迎する姿勢を示します。また、目的とゴールを最初に共有し、時間を決めて進めることも重要です。議事録を作成して、話し合った内容を記録に残しましょう。
✓ ミーティングのコツ:自由に発言できる雰囲気を作る、意見を否定しない、目的を共有する、議事録を作る
私が失敗から学んだのは、それぞれの目的を明確にすること の大切さです。会議なのに結論が出ないまま終わったり、ミーティングなのに重苦しい雰囲気になったり。目的を理解していないと、時間の無駄になってしまうんですね。
年末といえば円卓会議なのか
— あるとりーぜ (@Eisen_Riese) January 17, 2026
そうなのか
「カンファレンス」との違いは?
ビジネスシーンでは 「カンファレンス(conference)」 という言葉も使われますが、これはどう違うのでしょうか。
カンファレンスは、より大規模で公式な会議や協議会を指すことが多い言葉です。国際会議、学会、業界の大規模なイベントなど、多くの参加者が集まる公式の場 をカンファレンスと呼びます。
✓ 国際カンファレンス:各国の代表が集まる大規模な会議
✓ 学術カンファレンス:研究者が集まり発表する学会
✓ ビジネスカンファレンス:業界関係者が集まる大規模イベント
一方、会議は組織内での決定の場、ミーティングは小規模な話し合いの場という違いがあります。規模と公式度 で使い分けるイメージですね。
私が参加したことがあるのは、業界のカンファレンスです。何百人もの人が集まり、基調講演やパネルディスカッションが行われました。これは確かに、社内の会議やミーティングとは全く違う雰囲気でしたね。
よくある質問
会議とミーティング、どちらを使えばいい?
何かを正式に決定する場合は「会議」、情報共有やアイデア出しをする場合は「ミーティング」を使いましょう。会議は組織として重要な判断を下す公式の場で、ミーティングは少人数で自由に話し合うカジュアルな場です。迷ったときは、「決定が必要か」を基準に判断すると良いでしょう。フォーマルな場面では会議、カジュアルな場面ではミーティングが適切です。
打ち合わせは社外の人とも使える?
打ち合わせは社外の人との調整でもよく使われます。取引先やお客様と、仕事の詳細を詰めるときに「打ち合わせ」という言葉を使うのは自然です。「次回の納品について打ち合わせさせてください」「デザインの打ち合わせをお願いします」など、ビジネスシーンで頻繁に使われる表現です。むしろ「会議」よりも柔らかい印象を与えられます。
ミーティングで結論を出してもいい?
ミーティングで結論を出すこともできますが、基本的には情報共有やアイデア出しが主な目的です。ただし、小規模な決定であれば、ミーティングの中で判断することもあります。重要な決定や正式な決議が必要な場合は「会議」を開くべきですが、チーム内での簡単な方針決めなら、ミーティングで進めても問題ありません。
「打ち合わせ」と「相談」の違いは?
打ち合わせは複数人で具体的な段取りや調整を行う場で、相談はより個人的な助言を求める行為です。「上司に相談する」は1対1で助言を求めることですが、「チームで打ち合わせする」は複数人で実務的な調整をすることです。打ち合わせの方が、より具体的で実践的な内容を扱います。
「ビジネス」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ
「会議」「打ち合わせ」「ミーティング」は、どれも人が集まって話す場ですが、目的や進め方が明確に異なります。
会議は、物事を決定する公式の場です。組織として重要な判断を下し、正式な決議を行います。フォーマルで、結論を出すことが最も重要です。
打ち合わせは、事前に相談や調整を行う場です。より実務的で具体的なテーマを扱い、段取りの確認や細かい仕様を詰めることが目的です。会議の前に行われることも多く、実行に向けた準備や調整の場として機能します。
ミーティングは、情報共有やコミュニケーションを目的とした話し合いの場です。少人数でカジュアルに進められ、必ずしも結論を出す必要はありません。参加者が自由に発言できる環境で、現状を共有したりアイデアを出し合ったりします。
ビジネスシーンでは、目的に応じてこれらを使い分けることが大切です。会議で決定し、打ち合わせで調整し、ミーティングで共有する。この違いを理解しておけば、仕事での立ち回りがもっとスムーズになりますよ。

