「アディショナルタイムって延長戦じゃないの?」「PK戦はいつやるの?」「再試合ってどんなときに行われるの?」サッカーを観ていて試合時間に関するルールが出てくるたびに混乱したことはありませんか?詳しく説明します。
「アディショナルタイム」「延長戦」「PK戦」「再試合」の違いを簡単にまとめると

まずは結論から!4つの違いをざっくり整理します。
・ 「アディショナルタイム」は試合中のロスタイムを補う追加時間・前後半の末尾に加算・延長戦とは別物
・ 「延長戦」は90分で決着がつかないときの追加の試合・前後半各15分・トーナメント限定
・ 「PK戦」は延長戦でも決着がつかないときの決着方法・1対1のシュート対決・運の要素もある
・ 「再試合」はルール違反や特別な事情があったときに最初からやり直す試合・現代では非常に稀
詳しい意味と使い方は、以下で順番に解説します。
「アディショナルタイム」とは
【ロングスローから貴重な追加点❗️】
— 【公式】高校・大学サッカー ファンページ (@ilovefootballjp) January 2, 2025
東海大相模が前半アディショナルタイムにロングスローから貴重な追加点🔥⚽
第103回 全国高校サッカー選手権大会
3回戦第1試合
前半AT
東北学院(宮城) 0-2 東海大相模(神奈川)
pic.twitter.com/LskOt2DkB2
「アディショナルタイム」とは、試合中に発生したロスタイム(負傷・交代・VAR確認などで止まった時間)を補うために前後半の終わりに加算される追加時間です。
英語の “additional time”(追加の時間)から来ており、かつては「ロスタイム」とも呼ばれていました。第4の審判が電光掲示板で「+5」などと表示する場面でおなじみです。試合中に実際に止まった時間を審判が計算して加算するため、試合の状況によって分数が変わります。延長戦とは全く別のもので、90分の試合の中に含まれる追加時間です。
アディショナルタイムの主な特徴と場面はこんなときです。
・ 前後半それぞれの終わりに加算される
・ 負傷・交代・VAR確認・セレブレーションなどで止まった時間を補う
・ 第4の審判が電光掲示板で分数を表示する
・ 近年はVAR導入や時間稼ぎへの対策で長くなる傾向がある
・ アディショナルタイムに劇的なゴールが生まれることも多い
子どもと一緒にサッカー観戦をしていて「もう90分経ったのになんでまだやってるの?」と聞かれたことがあります。「ロスタイムがあるんだよ」と説明しながら、私自身もアディショナルタイムの仕組みをしっかり理解したのはそのときでした。「アディショナルタイム」は「90分の試合の中でロスタイム分を補う追加時間・延長戦とは全く別物」というイメージで覚えると他の3つとの区別がしやすくなります。
「延長戦」とは
後半終了。延長戦へ突入
— ヴァンフォーレ甲府 (@vfk_official) July 16, 2025
🏆天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会 3回戦#ヴィッセル神戸 1-1 #ヴァンフォーレ甲府#vfk #ソコヂカラ pic.twitter.com/qa3SiOlzFd
「延長戦」とは、90分のアディショナルタイムを含む試合で決着がつかなかった場合に行われる追加の試合で、前後半各15分・合計30分で構成されます。
英語では “extra time”(エクストラタイム)とも呼ばれます。延長戦はトーナメント形式の試合で引き分けが許されない場合に行われ、リーグ戦では行われないのが基本です。かつては延長戦でゴールが決まった瞬間に試合終了となる「ゴールデンゴール方式」もありましたが、現在はなくなり前後半各15分を必ず戦います。
延長戦の主な特徴と場面はこんなときです。
・ 90分終了時点で同点の場合にトーナメント戦で行われる
・ 前半15分・後半15分の合計30分
・ リーグ戦では行われない(引き分けで終了)
・ 延長戦でも決着がつかない場合はPK戦へ移行する
・ 選手の体力的な消耗が激しく戦術の変化も起きやすい
以前ワールドカップの決勝トーナメントで延長戦になった試合を深夜に観ていて、子どもがうとうとしながらも「まだ終わらないの?」と言っていました。延長戦の緊張感と疲弊感は試合の見どころのひとつですよね。「延長戦」は「90分で決着がつかないときに行われる追加の30分・トーナメント限定」というイメージで覚えると使いやすいです。
「PK戦」とは
百年構想リーグで磨き上げたPKストップ🧤
— ラジオイレブン🔥サッカーラジオ系YouTuber (@radioeleven2121) March 11, 2026
pic.twitter.com/Kr4j3DXru5
「PK戦」とは、延長戦でも決着がつかなかった場合に行われる決着方法で、両チームが交互にPKを蹴り合い得点数の多いチームが勝ちとなります。
「PK」はペナルティキックの略で、「PK戦」は複数のPKを蹴り合う勝負という意味です。通常は1チーム5本ずつPKを蹴り、同点の場合はサドンデス方式(先に得点したチームが勝ち)で決着をつけます。技術・精神力・運の要素が絡む非常にドラマチックな決着方法で、サッカーの中で最も緊張感のある場面のひとつです。
PK戦の主な特徴と場面はこんなときです。
・ 延長戦でも決着がつかなかったトーナメント戦で行われる
・ 1チーム5本ずつ交互にPKを蹴る
・ 5本終了後も同点の場合はサドンデス方式に突入
・ キッカーとGKの1対1という高い緊張感がある
・ 外した選手への批判を避けるためPK戦を「運の要素」と表現することも多い
以前ワールドカップの日本対クロアチア戦でPK戦になったとき、家族全員で画面に釘付けになっていました。1本蹴るたびに心臓がドキドキして、あの緊張感はサッカー観戦で最も印象的な場面のひとつです。「PK戦」は「延長戦でも決着がつかないときの最終決着方法・技術と精神力と運の勝負」というイメージで覚えると忘れません。
「再試合」とは
【新人戦(お知らせ)】
— 新潟経営大学 男子サッカー部 (@keiei_univ_fc) November 18, 2023
本日落雷の影響により試合中止となった準決勝は、明日11:00k/oで再試合が行われることが決定しました。
後半4分からの再開となります⚽
応援よろしくお願いします!! pic.twitter.com/iOz0Odll18
「再試合」とは、試合進行に重大な問題が起きた場合や規定によって最初からやり直しになる試合で、現代のサッカーでは非常に稀なケースです。
「再」は「もう一度」、「試合」はそのままで、最初からやり直すという意味です。審判の重大なミス・天候や照明などの外的要因による試合中止・不正行為が後から発覚した場合などに行われることがあります。現代ではVARの導入や試合環境の整備により再試合の必要性が減少しており、一般的なサッカーファンが再試合を経験する機会は非常に少なくなっています。
再試合が行われる主な場面はこんなときです。
・ 審判の重大なミスが後から認定されたとき
・ 天候や停電などの不可抗力で試合が中断されたとき
・ 八百長や不正行為が発覚したとき
・ 不適格な選手を出場させていたことが判明したとき
・ 試合規定上の重大な違反が認められたとき
夫がサッカー好きの友人と「再試合ってほとんど聞かないよね」と話していたのを聞いたことがあります。VAR導入後はさらに審判ミスが減り再試合が必要になるケースも少なくなっているそうです。「再試合」は「重大な問題が起きたときに最初からやり直す試合・現代では非常に稀」というイメージが核心です。
「アディショナルタイム」「延長戦」「PK戦」「再試合」の違いを比較
「アディショナルタイムはロスタイムを補う追加時間、延長戦は90分で決着がつかないときの追加30分、PK戦は延長後も決着がつかないときの最終決着、再試合は重大な問題があったときの最初からのやり直し」というのが4つの最大の違いです。
| 発生条件 | 時間・形式 | 使われる大会 | 現代での頻度 | |
|---|---|---|---|---|
| アディショナルタイム | 毎試合必ず発生 | 数分(試合ごとに変動) | 全試合 | 毎試合 |
| 延長戦 | 90分終了時同点 | 前後半各15分(計30分) | トーナメント限定 | 時々 |
| PK戦 | 延長戦終了時同点 | 5本ずつ+サドンデス | トーナメント限定 | 時々 |
| 再試合 | 重大な問題発生時 | 最初から90分 | 全大会(稀) | 非常に稀 |
覚え方・区別のコツ
順番で覚える
試合の進行順に整理すると「90分(アディショナルタイム含む)→延長戦(30分)→PK戦」という流れになります。「アディショナルタイムは90分の中・延長戦はその後・PK戦はさらにその後」という順番を覚えると混乱しなくなります。
アディショナルタイムと延長戦の違いを覚える
最も混同されやすいのがアディショナルタイムと延長戦です。「アディショナルタイムは90分の中に含まれる・延長戦は90分が終わった後に始まる別の試合」と覚えると区別がスッキリします。
再試合だけが「やり直し」と覚える
アディショナルタイム・延長戦・PK戦はすべて同じ試合の続きですが、再試合だけが「別の日に最初からやり直す」という点が全く異なります。「再試合=最初からリセット」と覚えると他の3つと区別しやすくなります。
よくある質問
Q1:「アディショナルタイム」と「ロスタイム」は同じ意味ですか?
実質的に同じ意味ですが、現在の正式名称は「アディショナルタイム」です。「ロスタイム」は以前使われていた表現で、試合中に失われた(ロスした)時間を補うという意味でした。現在はFIFAの公式表現にあわせてアディショナルタイムが正式名称として使われています。
Q2:リーグ戦で延長戦はありますか?
通常のリーグ戦では延長戦はありません。リーグ戦では引き分けが1つの結果として認められるため、90分とアディショナルタイムで試合終了です。延長戦とPK戦はトーナメント形式で必ず勝敗を決める必要がある場合に行われます。
Q3:PK戦で外した選手は次の試合に影響しますか?
精神的な影響はあるかもしれませんが、ルール上の制裁はありません。ただしPK戦で外した選手が批判を受けるケースもあり、精神的なケアが重要と言われています。PK戦は「技術だけでなく精神力と運の要素もある」ため、外した選手を過度に責めるべきではないというのがサッカー界全体の考え方です。
Q4:アディショナルタイムはどうやって決まりますか?
試合中に発生したロスタイム(負傷・交代・VAR確認・ゴールのセレブレーション・時間稼ぎなど)を主審が計算して決定します。近年はVARの導入やゴールセレブレーションの時間なども加算されるようになり、アディショナルタイムが10分以上になる試合も増えてきています。
Q5:延長戦でゴールが決まったら即終了になりますか?
現在のルールでは延長戦でゴールが決まっても即終了にはなりません。かつては「ゴールデンゴール方式」(延長戦でゴールが決まった瞬間試合終了)がありましたが、現在は廃止されており前後半各15分を必ず戦います。
Q6:再試合はいつ行われますか?
再試合は通常、問題が発生した試合から数日〜数週間以内に行われます。日程・会場・出場メンバーなどは大会の規定に従って決定されます。現代ではVARの導入や試合環境の整備により再試合が必要になるケースは非常に少なくなっています。
「トレーニングウェア」の人気商品をレビュー件数順に楽天で探す!まとめ
「アディショナルタイム」「延長戦」「PK戦」「再試合」の違いを改めて整理すると、
・ 「アディショナルタイム」はロスタイムを補う追加時間で90分の試合の中に含まれる。延長戦とは全く別物です。
・ 「延長戦」は90分で決着がつかないときのトーナメント限定の追加30分。前後半各15分で行われます。
・ 「PK戦」は延長戦でも決着がつかないときの最終決着方法。技術・精神力・運の要素が絡む最高に緊張する場面です。
・ 「再試合」は重大な問題が起きたときに最初からやり直す試合。現代では非常に稀なケースです。
個人的には「アディショナルタイムは90分の中・延長戦は90分の後」という一点を覚えるだけで、試合終盤の状況がぐっとわかりやすくなります。残り時間と試合の状況を照らし合わせながら観戦すると、サッカーの緊張感がより深く味わえますよ。
私も子どもがサッカーを始めてから試合時間のルールを意識して観るようになり、終盤の展開の見方がガラッと変わりました。ぜひ時間のルールに注目しながらサッカーを楽しんでください!

