冬季オリンピックでフリースタイルスキーを見ていると、「モーグルとデュアルモーグルとスキークロスって何が違うの?」と混乱したことはありませんか?
私も以前、テレビで冬季五輪を観戦していたとき、どれも選手がコブのある斜面を滑る映像を見て、「これってどの種目?」と家族に聞かれて全く答えられず恥ずかしい思いをしました。全部フリースタイルスキーですが、実は人数も採点方法も全く違うんです。
この記事では以下がわかります。
・ モーグル・デュアルモーグル・スキークロスの明確な定義
・ それぞれの競技の特徴と見分け方
・ 実際の使用例と体験談
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「モーグル」とは
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— mariroom (@mariroom) November 24, 2025
モーグルとは、コブ(凸凹)が規則的に配置された急斜面を1人で滑り降り、ターン技術・エア演技・スピードの3要素を審査員が採点して順位を競うフリースタイルスキーの競技です。 ノルウェー語で「雪上のコブ」を意味する言葉が語源です。
モーグルの最大の特徴は、1人で滑走し、採点で順位が決まることです。 コースの全長は235メートル±35メートル、コース幅は最小18メートル、平均斜度は28度±4度の急斜面で、途中に2カ所のエアバンプ(ジャンプ台)が設置されています。選手は2回のエア演技を行いながら、約30秒でゴールを目指します。
採点配分はターンが60%、エアが20%、スピードが20%です。 華やかなエア演技に注目が集まりますが、最も重視されるのはターン技術です。柔らかな膝使いで滑らかに正確にコブを乗り越えることが求められます。
モーグルが使用されるシーンには以下のようなものがあります。
・ 冬季オリンピックのモーグル競技(男子・女子)
・ ワールドカップや世界選手権
・ 全日本スキー選手権モーグル競技
・ SAJ公認のA級・B級大会
私の友人がモーグル選手のサポートをしていて、「モーグルは完璧主義者の競技」と言っていました。コブを1つでも乱れて滑ると減点されるため、スタートからゴールまで一瞬も気を抜けないそうです。彼が見たある大会では、トップ選手が完璧な滑りをしていたのに、最後のエアで着地がわずかにズレて優勝を逃したとか。採点競技ゆえの厳しさがあると言っていました。
モーグルは1992年のアルベールビルオリンピックから正式種目になりました。日本は非常に強く、1998年の長野オリンピックで里谷多英選手が金メダル、2022年の北京オリンピックで堀島行真選手が銅メダルを獲得しています。上村愛子選手のワールドカップ年間女王や川村あんり選手の活躍など、日本は代表争いが熾烈な強豪国です。
競技中はビートの効いた音楽が流れます。 エネルギーあふれる音楽のおかげで、華やかなショー要素も高く、観客を魅了します。
「デュアルモーグル」とは
デュアルモーグルで堀島行真選手が銀メダルを獲得しました。先日のモーグル金メダルに続いて2個目のメダル。おめでとうございます。セミファイナルの2回目エアー着地後にでんぐり返し。足を痛めたとのことで心配しております。しかし何という速さと美しさでしょうか。もはや芸術です。 pic.twitter.com/ZAqoPG0HKI
— ちゃこ|スイスの旅案内人 (@jischako) March 26, 2025
デュアルモーグルとは、2人の選手が同時に並んだコースを滑り、より高いスコアを獲得した選手が勝利するトーナメント方式のフリースタイルスキー競技です。 モーグルが1人で滑るのに対し、デュアルモーグルは2人が直接対決します。
デュアルモーグルの最大の特徴は、2人が同時に滑走し、1対1の対決形式であることです。 コースは赤と青の2つのレーンに分かれており、各選手はそれぞれのレーンを滑走します。コースの全長は200メートル±50メートル、コース幅は最小21メートルです。
採点方法はモーグルと同じで、ターンが60%、エアが20%、スピードが20%です。 審査員が各選手を採点し、より高いスコアを獲得した選手が次のラウンドに進出します。予選、準々決勝、準決勝、決勝とトーナメント方式で進み、最終的に優勝者が決まります。
デュアルモーグルが使用されるシーンには以下のようなものがあります。
・ 冬季オリンピックのデュアルモーグル競技(男子・女子)※2026年から
・ ワールドカップや世界選手権
・ フリースタイルスキー・デュアルモーグル大会
私が以前テレビで見たドキュメンタリーで印象的だったのですが、デュアルモーグルの選手が「相手の存在が刺激になる」と語っていました。 あるトップ選手は、隣のレーンで相手が滑る姿が視界に入ることで、闘争心が湧き、普段以上の力が出せるそうです。逆に、相手のミスを見て焦ってしまい、自分もミスをするケースもあるとか。モーグルとは異なる精神的なプレッシャーと興奮があると聞いて驚きました。
デュアルモーグルは1995年にワールドカップで採用され、1999年から世界選手権でも実施されています。2026年のミラノ・コルティナオリンピックで初めて正式種目として採用されます。 モーグルの人気を受けて、よりエキサイティングな対決形式として注目されている新しい種目です。
デュアルモーグルには2つの採点方式があります。 クラシック採点方式では審査員が各評価基準ごとに直接投票を行い、直接比較採点方式では各審査員が3つの基準に基づき100点満点で総合評価を行います。大会によって採点方式が異なります。
「スキークロス」とは
人生初のスキークロス競技!!
— David/ゼロから始めるアルペンスキー (@zeroalpineski) February 5, 2024
白馬さのさかスキー場で大会がありました!!
この競技、メチャクチャ面白い!!#スキークロス#アルペンスキー#スキー#白馬 pic.twitter.com/VpDUE4dTJB
スキークロスとは、ジャンプ、バンク(傾斜したコーナー)、ウェーブ(波型の起伏)などが配置されたコースを、4~6人の選手が同時にスタートして着順を競うフリースタイルスキーの競技です。 「スキーのモトクロス」とも呼ばれます。
スキークロスの最大の特徴は、複数の選手が同時に滑走し、タイムや採点ではなく着順で順位が決まることです。 コースの全長は約1,000メートル前後で、高低差は約150~250メートルです。様々な障害物が配置され、選手同士の接触や転倒も頻繁に起こります。
レースはトーナメント方式で行われます。 予選のタイムトライアルで順位を決め、上位32人が本戦に進出します。本戦は4~6人で1組となり、各組の上位2~3人が次のラウンドに進出し、準々決勝、準決勝、決勝と勝ち上がります。1つのレースは約1分程度で、スピードと駆け引きが勝敗を分けます。
スキークロスが使用されるシーンには以下のようなものがあります。
・ 冬季オリンピックのスキークロス競技(男子・女子)
・ ワールドカップや世界選手権
・ Xゲームズのスキークロス部門
・ 各国のスキークロス選手権
私の知人がスポーツカメラマンをしていて、「スキークロスは撮影が最も難しい」と言っていました。複数の選手が同時に滑るため、誰にフォーカスするか瞬時に判断しなければならないそうです。彼が撮影したある大会では、首位を走っていた選手が最後のジャンプで転倒し、後方から追い上げていた選手が一気に逆転優勝する劇的な展開があったとか。予測不可能な展開が魅力だと言っていました。
スキークロスは2010年のバンクーバーオリンピックから正式種目になりました。日本では2025年の世界選手権で須貝龍選手が3位に入り、日本勢初のメダルを獲得しました。
スキークロスでは安全防具の着用が推奨されています。 ヘルメットは義務で、背中にはプロテクターを装着する選手も多いです。接触や転倒が多い危険な競技だからこその安全対策です。
3つの違いを比較
3つの種目の最も大きな違いは、人数と競技形式です。
モーグルは1人で滑走し、審査員の採点で順位が決まります。 ターン技術、エア演技、スピードの3要素を総合的に評価され、最も高いスコアを獲得した選手が優勝します。
デュアルモーグルは2人が同時に滑走し、より高いスコアを獲得した選手が勝利するトーナメント方式です。 採点基準はモーグルと同じですが、1対1の対決形式という点が大きく異なります。
スキークロスは4~6人が同時に滑走し、タイムや採点ではなく着順で順位が決まります。 先にゴールした選手が勝ちという分かりやすいルールで、選手同士の直接対決と駆け引きが魅力です。
私の友人がフリースタイルスキーのインストラクターをしていて、**「モーグルは芸術、デュアルモーグルはバトル、スキークロスはレース」**と言っていました。モーグルは完璧な技術を追求する芸術性、デュアルモーグルは相手との対決による刺激、スキークロスは複数の選手との駆け引きとスピードが勝負を決めるそうです。 それぞれに求められる能力が異なるとか。
コースの構造も異なります。 モーグルとデュアルモーグルはコブが規則的に配置された急斜面を使いますが、スキークロスはジャンプ、バンク、ウェーブなど様々な障害物が配置されたコースを使います。コブがあるかないかが視覚的な大きな違いです。
コースの長さも違います。 モーグルは約235メートル、デュアルモーグルは約200メートル、スキークロスは約1,000メートルです。スキークロスが圧倒的に長いコースを使用します。
オリンピックでの実施状況は、モーグルが1992年から、スキークロスが2010年から、デュアルモーグルが2026年から正式種目になっています。モーグルが最も長い歴史を持ち、デュアルモーグルが最も新しい種目です。
覚え方・区別のコツ
3つの種目を見分けるコツは、「何人で滑っているか」と「コブがあるか」に注目することです。
テレビで見たとき、1人で滑っていてコブがあったらモーグル、2人で並んで滑っていてコブがあったらデュアルモーグル、4~6人が同時に滑っていてコブがなかったらスキークロスと判断できます。 この見分け方なら一瞬で区別がつきます。
もう1つの覚え方として、「モーグル=採点競技」「デュアルモーグル=採点+対決」「スキークロス=着順勝負」と覚えるのも効果的です。 モーグルとデュアルモーグルは審査員が採点しますが、スキークロスは着順だけで決まります。
競技時間で覚える方法もあります。 モーグルとデュアルモーグルは約30秒、スキークロスは約1分です。スキークロスの方が長時間のレースになります。
私がスキー場でフリースタイルの大会を見学に行ったとき、モーグルのコースは規則的なコブがびっしり並んでいて、デュアルモーグルは2つのレーンが並行して設置され、スキークロスのコースはジャンプやバンクが連続していました。 実際に見ると、その違いが非常に明確です。
日本人選手の活躍度で覚えることもできます。 モーグルでは里谷多英選手、上村愛子選手、堀島行真選手、川村あんり選手など多数のメダリストや世界トップ選手がいます。デュアルモーグルでも堀島選手が世界王者に輝いています。スキークロスでは須貝龍選手が2025年に日本勢初のメダルを獲得しました。
間違えやすいポイント
3つの種目で最も間違えやすいのが、「モーグルとデュアルモーグルは同じ」と思い込むことです。
確かに両方ともコブのある斜面を滑り、採点基準も同じですが、1人で滑るか2人で対決するかという大きな違いがあります。 モーグルは自分の技術だけに集中すればよいですが、デュアルモーグルは隣のレーンの相手を意識しながら滑る必要があります。精神的なプレッシャーも競技の性質も異なるのです。
もう1つよくある間違いが、「スキークロスもコブを滑る」と思い込むケースです。 これは完全な誤解で、スキークロスのコースにはコブはありません。ジャンプ、バンク、ウェーブなどの障害物はありますが、モーグルのような規則的なコブはないのです。
私の友人がオリンピックを見ながら、「デュアルモーグルって2人で滑る分、楽なんでしょ?」と言っていました。これもよくある誤解で、デュアルモーグルは決して楽ではありません。 むしろ、相手との対決というプレッシャーが加わり、精神的にはより厳しい競技とも言えます。トーナメント方式なので、1回のミスが即敗退につながります。
また、「スキークロスは採点で決まる」という誤解もあります。スキークロスは純粋な着順勝負で、採点は一切ありません。 先にゴールした選手が勝ちという分かりやすいルールです。技術の美しさではなく、スピードと駆け引きがすべてです。
「どの種目が難しいか」という質問もよく受けますが、これは比較できません。 モーグルは完璧な技術と採点への対応、デュアルモーグルは相手との対決の中での技術発揮、スキークロスは複数の選手との駆け引きと転倒回避と、求められる能力が全く異なります。それぞれに固有の難しさがあるのです。
採点方法についても誤解があります。「ターンよりエアが重要でしょ?」と思われがちですが、実際にはターンが60%と最も重視されます。 華やかなエア演技は20%しか配点がなく、いくら高難度のエアを決めても、ターンが乱れると高得点は望めません。
オリンピックでの歴史についても混同しやすいポイントです。モーグルは1992年から、スキークロスは2010年から、デュアルモーグルは2026年から正式種目になっており、採用時期に大きな差があります。 全て同時に始まったわけではないのです。
よくある質問
Q1:3つの種目はどの順番でオリンピック種目になったの?
モーグルが最も早く1992年のアルベールビルオリンピックから正式種目として実施されています。 スキークロスは2010年のバンクーバーオリンピックから、デュアルモーグルは2026年のミラノ・コルティナオリンピックから正式種目になります。モーグルが最も長い歴史を持ち、デュアルモーグルが最も新しい種目です。
Q2:日本人選手はどの種目で活躍しているの?
日本はモーグルで圧倒的に強く、多くのメダリストを輩出しています。 1998年の長野オリンピックで里谷多英選手が金メダル、2022年の北京オリンピックで堀島行真選手が銅メダルを獲得しました。デュアルモーグルでも堀島選手が世界王者に輝いています。スキークロスでは2025年の世界選手権で須貝龍選手が3位に入り、日本勢初のメダルを獲得しました。
Q3:デュアルモーグルとモーグルの採点基準は同じなの?
はい、採点基準は同じで、ターンが60%、エアが20%、スピードが20%です。 違いは競技形式で、モーグルは全選手が滑り終えた後に最も高いスコアの選手が優勝しますが、デュアルモーグルは2人が同時に滑り、より高いスコアを獲得した選手が次のラウンドに進出するトーナメント方式です。
Q4:画面で見分けるポイントは?
1人で滑っていてコブがあったらモーグル、2人で並んで滑っていてコブがあったらデュアルモーグル、4~6人が同時に滑っていてコブがなかったらスキークロスです。 また、画面にスコアが表示されていたらモーグルかデュアルモーグル、順位だけならスキークロスです。コースの長さも判別のポイントで、約30秒で終わるのがモーグルとデュアルモーグル、約1分かかるのがスキークロスです。
Q5:なぜデュアルモーグルは2026年から正式種目になったの?
デュアルモーグルはモーグルの人気を受けて、よりエキサイティングな対決形式として注目されていたからです。 1995年にワールドカップで採用され、1999年から世界選手権でも実施されており、十分な競技人口と実績がありました。1対1の直接対決という分かりやすさと、観客を魅了するエンターテイメント性が評価され、オリンピック種目に採用されたのです。
Q6:スキークロスで接触や転倒が多いのはなぜ?
複数の選手が同時に狭いコースを全速力で滑走するため、接触が避けられないからです。 特にジャンプの着地やバンクでは、順位争いのために選手同士が接近し、接触や転倒が頻繁に起こります。これもレースの醍醐味であり、スリリングな展開を生む要因です。ただし、故意の妨害は失格になります。
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モーグルはコブのある急斜面を1人で滑り降り、ターン技術・エア演技・スピードの3要素を審査員が採点して順位を競う種目です。 採点配分はターンが60%と最も重視され、1992年のアルベールビルオリンピックから正式種目です。日本は非常に強く、里谷多英選手、堀島行真選手など多くのメダリストを輩出しています。
デュアルモーグルは2人の選手が同時に並んだコースを滑り、より高いスコアを獲得した選手が勝利するトーナメント方式の種目です。 採点基準はモーグルと同じですが、1対1の対決形式という点が異なります。2026年のミラノ・コルティナオリンピックで初めて正式種目として採用されます。
スキークロスはジャンプやバンク、ウェーブが配置されたコースを、4~6人の選手が同時にスタートして着順を競う種目です。 タイムや採点ではなく、先にゴールした選手が勝ちという分かりやすいルールで、2010年のバンクーバーオリンピックから正式種目です。
3つの種目はどれもフリースタイルスキーですが、人数、競技形式、コースの構造が全く異なります。 次の冬季オリンピックでは、「何人で滑っているか」「コブがあるか」に注目して、それぞれの種目の魅力を楽しんでください!

