「痛い」と「いたい」、見た目は違うけど読み方は同じ。じゃあ、どう使い分ければいいの?と疑問に思ったことはありませんか。実は私も、子どもに文章の書き方を教える時に「どっちを使えばいいの?」と聞かれて、改めて調べ直したことがあります。この記事では、「痛い」と「いたい」の違いと正しい使い分け方について、わかりやすく解説します。
「痛い」とは
俺の手の乾燥は置いといて、
— 佐久間大介 (@SAK_SAK_SAKUMA) January 8, 2026
この黒いのなんだ?膨らんでて触ると痛いんだけど、、
血豆?トゲ? pic.twitter.com/8RWTAIJGcD
「痛い」は、体や心に苦痛を感じる様子を表す形容詞です。 漢字で書かれた「痛い」が基本的な表記方法になります。
「痛い」という漢字は、「やまいだれ」に「甬(よう)」という字が組み合わさってできています。この漢字自体に「苦しむ」「傷つく」という意味が込められているんですね。
「痛い」には、大きく分けて4つの意味があります。
1つ目は、肉体的な痛みです。怪我をした時や病気の時に感じる、体の痛みを表します。「頭が痛い」「お腹が痛い」「足が痛い」といった使い方です。
2つ目は、精神的な苦痛です。心が傷ついたり、つらい気持ちになったりする様子を表します。「財布を落として痛い目にあった」「失敗して懐が痛い」などです。
3つ目は、弱点を突かれて困る様子です。「痛いところをつかれた」というように、都合の悪いことを指摘されて閉口する場面で使います。
4つ目は、俗語としての使い方です。「イタい人」というように、場違いな言動をして見るに堪えない様子を表します。 これは比較的新しい使い方ですね。
私の子どもも、学校で友達が変なことをした時に「あの子、ちょっと痛いよね」なんて言うことがあります。親としては、あまり使ってほしくない表現ですが、若い世代では定着している言葉のようです。
「いたい」とは
まだ君のこと好きでいたい pic.twitter.com/RSS6bV0Zlr
— 世紀末 (@se1k1ma2_) January 7, 2026
「いたい」は、ひらがなで書かれた表記です。 実は「いたい」という音には、複数の意味があるんです。
一番よく使われるのは「痛い」と同じ意味の「いたい」です。これは上で説明した「痛い」と全く同じ言葉で、単にひらがなで書いただけです。
しかし、ひらがなで「いたい」と書くと、他の意味にも取れてしまう場合があります。
「居たい(いたい)」は「その場所にいたい」という意味です。「ここに居たい」「あなたのそばに居たい」というように、「居る」という動詞に「たい」という希望の助動詞がついた形です。日常会話では、ひらがなで「ここにいたい」と書くことが多いですね。
「遺体(いたい)」は、亡くなった人の体のことです。これは普通、漢字で書きます。
「異体(いたい)」は、標準とは異なる形という意味ですが、日常生活ではほとんど使いません。
文章を読む時に、ひらがなで「いたい」とだけ書かれていると、どの意味なのか判断に迷うことがあります。だからこそ、「痛い」という意味で使う時は、漢字で書くことが大切なんです。
「痛い」と「いたい」の使い分け方
基本的なルールとして、体や心の痛みを表す時は、必ず漢字で「痛い」と書きます。ひらがなで「いたい」と書くと、読み手が混乱してしまう可能性があるからです。
学校の作文や仕事の文書など、正式な文章では必ず漢字を使いましょう。特に小学校で習う漢字ですから、大人が使う文章でひらがなにする理由はありません。
ただし、例外的にひらがなで書く場合もあります。
子ども向けの絵本や教材で、まだ漢字を習っていない年齢の子が読む場合は、ひらがなで「いたい」と書くことがあります。私も、子どもが幼稚園の頃に一緒に読んでいた絵本では「いたい」とひらがなで書かれていました。
また、話し言葉の雰囲気を出したい時や、柔らかい印象にしたい時に、あえてひらがなで書くこともあります。ただし、これは特殊な場合です。
メールやSNSで、急いで打った時にひらがなのままになってしまうこともありますね。でも、正式な文章では避けた方がいいでしょう。
私自身、子どもに宿題を教える時には「『いたい』は漢字で書くんだよ。じゃないと、どの『いたい』かわからないでしょ?」と説明しています。
実際の使い方と例文
それでは、「痛い」の実際の使い方を例文で見ていきましょう。
肉体的な痛みを表す例文
「転んで膝が痛い」 「虫歯が痛くて眠れない」 「注射が痛かった」 「足をぶつけて痛い」
これらは全て、体に感じる痛みを表しています。子どもが怪我をした時に「痛い痛い」と泣くのも、この使い方ですね。 我が家でも毎日のように聞く言葉です。
精神的な痛みを表す例文
「財布を落として懐が痛い」 「大切な人を失って心が痛む」 「失敗して痛い目にあった」 「欠損が続いて頭が痛い」
お金や心の問題で使われることが多いです。大人になると、肉体的な痛みより、こちらの意味で使うことの方が多いかもしれません。
弱点を突かれる意味での例文
「痛いところをつかれた」 「痛い質問をされた」 「それは痛い指摘だ」
図星を指されて困る様子を表します。私も、子どもに「ママ、最近太った?」なんて痛いことを言われることがあります。
俗語としての例文
「あの服装はちょっと痛い」 「痛い発言をしてしまった」 「痛いファッション」
若者言葉として定着していますが、人を傷つける可能性もあるので、使う場面には注意が必要です。
「いたい」の同音異義語に注意
日本語には、同じ読み方で違う意味を持つ言葉がたくさんあります。「いたい」もその一つです。
「居たい」は、その場所にいたいという希望を表します。「もっとここに居たい」「あなたのそばに居たい」という使い方です。普通はひらがなで「いたい」と書くか、「居る」だけ漢字にして「居たい」と書きます。
会話の中で「いたい」と言った場合、前後の文脈から意味を判断する必要があります。 例えば「ずっといたい」と言われたら、それは「居たい」の意味ですよね。でも「すごくいたい」なら「痛い」の意味です。
私も以前、子どもが「ママといたい」と言った時、最初は「え、どこか痛いの?」と勘違いしてしまったことがあります。よく聞いたら「ママと一緒に居たい」という意味でした。同音異義語の難しさを実感した瞬間です。
文章で書く時は、必ず漢字を使い分けることで、こうした混乱を避けられます。
子どもに教える時のポイント
子どもに「痛い」の使い方を教える時、どう説明すればいいでしょうか。
まず、漢字の成り立ちを見せてあげるといいですね。「やまいだれ」は病気に関係する漢字だと説明すると、理解しやすくなります。
「体や心が痛い時は、必ず漢字で『痛い』と書くんだよ」と、シンプルに教えることが大切です。
同音異義語の存在も教えてあげましょう。「いたい」には色々な意味があるから、どの意味かわかるように漢字で書くんだよ、と説明します。
実際の例文をたくさん見せて、使い方を覚えてもらうのも効果的です。我が家では、子どもが作文を書く時に「これは漢字?ひらがな?」と確認するようにしています。
間違えても叱らず、優しく訂正してあげることが大切です。何度も繰り返すうちに、自然と正しく使えるようになっていきます。
よくある質問
Q1:「痛い」はいつからひらがなで書いていい?
小学校1年生で「痛」という漢字を習います。習った後は、基本的に漢字で書くのが正しいです。ひらがなで書くのは、幼児向けの絵本や、まだ漢字を習っていない子ども向けの文章だけです。大人の文章では、必ず漢字で「痛い」と書きましょう。
Q2:メールで「いたい」とひらがなで書いたら失礼?
友達同士のカジュアルなやりとりなら問題ありませんが、仕事のメールや目上の人へのメッセージでは、漢字で「痛い」と書くべきです。ひらがなだと、幼稚な印象を与えたり、読みにくくなったりします。特にビジネスシーンでは、正しい漢字を使うことが大切です。
Q3:「痛い」と「痛み」の違いは?
「痛い」は形容詞で、「頭が痛い」のように状態を表します。「痛み」は名詞で、「頭に痛みがある」のように痛みそのものを指します。「痛い」は「〜が痛い」という形で使い、「痛み」は「痛みがある」「痛みを感じる」という形で使います。
Q4:「居たい」と「痛い」を間違えないコツは?
文脈をよく見ることが大切です。「居たい」は場所や誰かと一緒にいたいという希望を表し、「痛い」は体や心の苦痛を表します。また、文章では必ず漢字を使い分けることで、間違いを防げます。「ずっといたい」なら「居たい」、「とてもいたい」なら「痛い」と判断できます。
Q5:「イタい人」の「イタい」はなぜカタカナ?
俗語として使う時は、カタカナで「イタい」と書くことが多いです。これは、本来の「痛い」とは少し違う、新しい意味だということを示すためです。ただし、正式な文章ではあまり使わない表現なので、使う場面には注意が必要です。
「言葉」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ
「痛い」と「いたい」は、基本的に同じ言葉の漢字表記とひらがな表記の違いです。 体や心の痛みを表す時は、必ず漢字で「痛い」と書くのが正しい使い方です。
ひらがなで「いたい」と書くと、「居たい」「遺体」など他の意味と混同される可能性があるため、文章では漢字を使うことが重要です。小学校1年生で習う漢字ですから、習った後は必ず漢字で書きましょう。
例外として、幼児向けの絵本や教材では、ひらがなで「いたい」と書くこともあります。しかし、大人が書く正式な文章では、常に漢字で「痛い」と表記するべきです。
同音異義語に注意しながら、正しく使い分けることで、相手に正確に意味が伝わる文章が書けます。

