ビジネスメールで「よろしくお願い致します」と「よろしくお願いいたします」、どっちが正しいんだろう?って迷ったこと、ありませんか?私も30代の主婦で、PTAの役員をしているとき、メールを書くたびに「これで合ってるかな…」と不安になっていました。
実は、「致します」と「いたします」は、読み方は同じでも、使う場面が全く違うんです!間違えて使うと、文章がおかしくなってしまったり、「正しい日本語を知らない人」と思われてしまうこともあります。
この記事では、「いたします」と「致します」の違いを、誰でもわかるように優しく解説します。メールや書類で自信を持って使えるようになりますよ!
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ひらがなの「いたします」とは
ひらがなで書く「いたします」は、補助動詞という役割を持っています。補助動詞って聞くと難しそうですが、簡単に言うと「他の言葉にくっついて、丁寧さや敬意をプラスする言葉」です。
「いたします」は、「いたす(する、の謙譲語)」と「ます(丁寧語)」が組み合わさった言葉で、相手に対して敬意を示しながら、自分の行動をへりくだって表現するときに使います。
ひらがな「いたします」の特徴
ひらがなの「いたします」には、こんな特徴があります。
- 他の動詞の後ろにくっつけて使う
- それ自体には独立した意味がない(補助的な役割)
- 「お〜いたします」「ご〜いたします」の形で使われることが多い
- 公用文やビジネス文書では、ひらがなで書くのが正式ルール
文化庁が定めている公用文のルールでは、「補助動詞はひらがなで書く」と決まっているんです。だから、ビジネスメールや公式な文書では、ひらがなの「いたします」を使うのが基本なんですね。
ひらがな「いたします」の使い方と例文
ひらがなの「いたします」は、こんな風に使います。
- よろしくお願いいたします
- ご連絡いたします
- ご報告いたします
- お待ちいたします
- 確認いたします
- お送りいたします
- ご案内いたします
- 対応いたします
私の体験談ですが、以前、子どもの学校行事のお知らせメールを作っているとき、「ご連絡致します」と漢字で書いていたんです。でも、ママ友で元秘書をしていた人から「補助動詞だからひらがなが正しいよ」と教えてもらって、初めて知りました。それからは、「お〜いたします」「ご〜いたします」という形のときは、必ずひらがなで書くようにしています。
漢字の「致します」とは
一方、漢字で書く「致します」は、動詞です。「致す」という言葉に「ます」をつけた形で、それ自体に意味がある言葉なんです。
「致す」には、「する」の謙譲語・丁寧語という意味のほかに、「あるところに届くようにする」「至らせる」「全力で事を行う」「結果を引き起こす」という意味があります。
漢字「致します」の特徴
漢字の「致します」には、こんな特徴があります。
- 単体で意味が通じる動詞
- 「する」を丁寧に表現したもの
- 具体的な行動や結果を伴う表現
- 文語的で格式ばった印象がある
ただし、現代のビジネスシーンでは、漢字の「致します」を使う場面はかなり限られています。ほとんどの場合、ひらがなの「いたします」を使うのが一般的です。
漢字「致します」の使い方と例文
漢字の「致します」は、こんな風に使います。
- 私の不徳の致すところです(私の不注意が原因です)
- 準備はこちらが致します(準備は私がします)
- そのようには致しかねます(そのようにはできません)
- 全力を致します(全力で取り組みます)
- 私が致します(私がします)
「私の不徳の致すところです」は、謝罪するときによく使われる表現ですよね。この場合、「致す」には「悪い結果を引き起こす」という意味があるので、漢字で書くのが正しいんです。
私の夫が会社で失敗したとき、上司に謝罪文を書いたことがあるのですが、「私の確認不足の致すところであり…」という表現を使っていました。このように、自分の行動が原因で何かを引き起こしたという意味があるときは、漢字の「致します」を使います。
さてと〜本日は1人串カツといたします(^^)
— 長江健次 (@NagaeKenji) January 6, 2026
「致します」と「いたします」の見分け方
ここまで読んで、「なんとなくわかったけど、やっぱり迷いそう…」と思っている方もいるかもしれませんね。大丈夫です!簡単な見分け方があります。
見分け方のコツ①:置き換えてみる
「します」に置き換えられるか確認する方法がおすすめです。
漢字の「致します」は、「します」に置き換えても意味が通じます。
- 準備はこちらが致します → 準備はこちらがします ○
一方、ひらがなの「いたします」は、「します」に置き換えると不自然になります。
- よろしくお願いいたします → よろしくお願いします ?
- ご連絡いたします → ご連絡します ○(でも敬意が下がる)
見分け方のコツ②:「お」「ご」があるか確認
「お〜いたします」「ご〜いたします」の形になっているかチェックする方法も簡単です。
この形になっている場合は、必ずひらがなの「いたします」を使います。
- お送りいたします
- ご報告いたします
- お待ちいたします
- ご連絡いたします
この形は補助動詞なので、100%ひらがなです。覚えておくと便利ですよ。
見分け方のコツ③:単独で意味があるか
「致す」という言葉に独立した意味があるかどうかで判断する方法もあります。
- 私の不徳の致すところ → 「致す」に「引き起こす」という意味がある → 漢字
- ご連絡いたします → 「いたします」に独立した意味はない → ひらがな
私は、この方法が一番わかりやすいと感じています。「致す」が何かの動作や結果を表しているなら漢字、ただの丁寧な表現ならひらがな、と覚えています。
ビジネスシーンでの使い分け例文
実際のビジネスシーンでは、どう使い分ければいいのか、具体的な例文を見てみましょう。
ひらがな「いたします」を使う場面(圧倒的に多い!)
ビジネスメールや文書で使う場面のほとんどはこちら
- よろしくお願いいたします
- 後ほどご連絡いたします
- 資料をお送りいたします
- 来週ご報告いたします
- 明日までに確認いたします
- メールにて対応いたします
- 詳細はご案内いたします
- ご迷惑をおかけいたします
- 何卒よろしくお願いいたします
- お待ちいたしております
私も、取引先にメールを送るとき、ほとんど全てひらがなの「いたします」を使っています。「お送りいたします」「ご確認いたします」など、日常的に使う表現は全てひらがなですね。
正直、ビジネスメールで漢字の「致します」を使うことは、ほとんどありません。迷ったときは、ひらがなにしておけば間違いないです。
漢字「致します」を使う場面(限定的)
具体的な動作や結果を表す場面のみ
- 準備は私が致します(私が準備します、という意味)
- そのようには致しかねます(できません、という意味)
- 私の不注意の致すところです(私の不注意が原因です)
- 遠く故郷に思いを致す(思いを巡らせる)
ただし、現代のビジネスでは、これらの表現も次のように言い換えることが多いです。
- 準備は私が致します → 準備は私が担当いたします
- そのようには致しかねます → そのようには対応いたしかねます
つまり、無理に漢字の「致します」を使わなくても、ひらがなの「いたします」で表現できることがほとんどなんです。
間違えやすいパターンと注意点
「致します」と「いたします」を使うとき、間違えやすいパターンがあるので、注意しましょう。
よくある間違い①:全部漢字にしてしまう
「漢字の方が丁寧に見えるから」と思って、全部「致します」にしてしまうのは間違いです。
- ❌ よろしくお願い致します
- ○ よろしくお願いいたします
- ❌ ご連絡致します
- ○ ご連絡いたします
- ❌ ご報告致します
- ○ ご報告いたします
補助動詞は必ずひらがなで書くのが正式ルールです。漢字にすると、むしろ「正しい日本語を知らない人」と思われてしまいます。
よくある間違い②:予測変換を信じすぎる
スマホやパソコンの予測変換では、「お願い致します」と漢字が先に出てくることがよくあります。でも、予測変換は必ずしも正しくありません。
予測変換に頼らず、自分で正しい方を選ぶことが大切です。
私も以前は、予測変換で出てきた「お願い致します」をそのまま使っていました。でも、正しい使い分けを知ってからは、意識的にひらがなに直すようにしています。
よくある間違い③:「申し上げます」との混同
「いたします」と「申し上げます」は、どちらも謙譲語ですが、使う場面が少し違います。
- いたします:自分の動作全般に使える
- 申し上げます:「言う」「伝える」という動作に使う
例:
- お願いいたします ○ / お願い申し上げます ○(どちらも可)
- 確認いたします ○ / 確認申し上げます ❌
- お詫び申し上げます ○ / お詫びいたします ○(どちらも可)
「申し上げます」の方がより丁寧で格式ばった印象になります。
「いたします」の連続使用に注意
「いたします」を一文の中で何度も使うと、くどい印象になります。
❌ くどい例: 「資料をお送りいたしますので、ご確認いたしまして、問題がなければご連絡いたしますようお願いいたします」
○ 改善例: 「資料をお送りいたしますので、ご確認の上、問題がなければご連絡くださいますようお願い申し上げます」
適度にバリエーションをつけた方が、読みやすい文章になります。
公用文のルールと基準
「致します」と「いたします」の使い分けには、実は公式なルールがあります。
文化庁が定める公用文のルール
文化庁が定めている「公用文における漢字使用等について」という指針では、次のように定められています。
補助動詞は、ひらがなで書く
これが基本ルールです。だから、「お願いいたします」「ご連絡いたします」など、補助動詞として使われる場合は、必ずひらがなで書くのが正しいんです。
官公庁や銀行などの公式文書では、このルールが厳密に守られています。ビジネス文書でも、このルールに準じて書くことが推奨されています。
なぜひらがなで書くのか
ひらがなで書く理由は、次のようなものがあります。
- 読みやすくするため
- 文章全体を柔らかい印象にするため
- 漢字が連続するのを避けるため
- 本来の動詞と補助動詞を区別するため
確かに、「御連絡致します」より「ご連絡いたします」の方が、読みやすいですよね。漢字ばかりだと、文章が固く重たい印象になってしまいます。
私も以前は、「漢字の方が丁寧で正式っぽい」と思っていました。でも、実は逆で、ひらがなで書く方が正式なルールに沿っているんだと知って、驚きました。
明けましたおめでとうござます
— にこ (@214JUJU) January 6, 2026
フォロワーの皆様
今年もどうぞ宜しくおながい致します 笑
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似ている言葉の使い分け
「致します」「いたします」と同じように、漢字とひらがなで使い分けが必要な言葉は他にもあります。
「頂く」と「いただく」
漢字「頂く」
- 「もらう」「食べる・飲む」の謙譲語(動詞)
- 例:お土産を頂く、コーヒーを頂く
ひらがな「いただく」
- 補助動詞として使う
- 例:見ていただく、来ていただく、ご確認いただく
「下さい」と「ください」
漢字「下さい」
- 「くれ」の丁寧語(動詞)
- 例:資料を下さい、時間を下さい
ひらがな「ください」
- 補助動詞として使う
- 例:ご確認ください、お越しください
「出来る」と「できる」
漢字「出来る」
- 「完成する」「生じる」という意味の動詞
- 例:作品が出来る、問題が出来る
ひらがな「できる」
- 可能の意味を表す
- 例:行くことができる、見ることができる
これらも全て、動詞として独立した意味があるときは漢字、補助的な役割のときはひらがな、という共通のルールがあります。
私は、この共通ルールを理解してから、いろんな言葉の使い分けができるようになりました。一つひとつ覚えるより、「補助動詞はひらがな」という原則を覚えた方が早いですね。
よくある質問
Q1. 「よろしくお願い致します」は間違いですか?
はい、「よろしくお願い致します」は間違いです。正しくは「よろしくお願いいたします」とひらがなで書きます。
「お願いいたします」の「いたします」は補助動詞なので、必ずひらがなで書くのがルールです。予測変換で「お願い致します」と出てくることが多いですが、これは予測変換が間違っているだけです。
ビジネスメールの結びで使うことが多い表現なので、必ずひらがなで書くようにしましょう。間違えると、受け取った相手が「正しい日本語を知らない人」と感じてしまうかもしれません。
Q2. どうしても迷ったときは、どちらを使えばいいですか?
迷ったときは、迷わずひらがなの「いたします」を選んでください。
現代のビジネスシーンでは、漢字の「致します」を使う場面はかなり限られています。ほとんどの場合、ひらがなの「いたします」が正解です。
特に、「お〜いたします」「ご〜いたします」の形になっているときは、100%ひらがなです。迷ったら、ひらがなにしておけば間違いありません。
私も、迷ったときは必ずひらがなにしています。10年以上メールを書いてきましたが、ひらがなで困ったことは一度もありません。
Q3. 「申し上げます」と「いたします」、どちらが丁寧ですか?
「申し上げます」の方が、より丁寧で格式ばった表現です。
どちらも謙譲語ですが、ニュアンスが少し違います。
- いたします:日常的なビジネスメールで使う標準的な表現
- 申し上げます:より格式が必要な場面や、強く敬意を示したいときの表現
例えば、
- 「ご連絡いたします」:通常のメール
- 「お詫び申し上げます」:謝罪の場面
ただし、「申し上げます」を使いすぎると、かえって堅苦しい印象になることもあります。バランスが大切ですね。
私は、普段のメールでは「いたします」を使い、謝罪やお礼など、特に丁寧に伝えたいときだけ「申し上げます」を使うようにしています。
Q4. 「させていただきます」との違いは何ですか?
「いたします」は自分の意思で行う動作、「させていただきます」は相手の許可を前提とする動作に使います。
- いたします:自分が主体的に行う
- させていただきます:相手の許可や承諾を前提とする
例えば、
- 「ご連絡いたします」:自分の判断で連絡する
- 「ご連絡させていただきます」:相手の許可を得て連絡する
ただし、「させていただきます」は使いすぎると、へりくだりすぎて不自然になったり、回りくどい印象になることがあります。最近では、使いすぎを避ける傾向もあります。
基本的には「いたします」を使い、本当に相手の許可が必要な場面でのみ「させていただきます」を使うのがおすすめです。
私も以前は、丁寧にしようと思って「させていただきます」を多用していました。でも、ある取引先の方から「『いたします』で十分ですよ」と言われて、それからは使いすぎないように気をつけています。
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「いたします」と「致します」の違い、理解できましたか?最後にポイントをまとめますね。
ひらがなの「いたします」
- 補助動詞として使う
- 他の動詞にくっついて、丁寧さをプラスする
- 「お〜いたします」「ご〜いたします」の形で使う
- ビジネスメールでは、ほとんどこちらを使う
- 公用文のルールでは、補助動詞はひらがなで書く
漢字の「致します」
- 動詞として使う
- 「する」の謙譲語で、独立した意味がある
- 「私が致します」「致しかねます」など、限定的な場面で使う
- 現代のビジネスでは、使う機会が少ない
見分け方のコツ
- 「お」「ご」がついている → ひらがなの「いたします」
- 「します」に置き換えられる → 漢字の「致します」
- 迷ったら → ひらがなの「いたします」
私も、この違いを理解するまでは、なんとなく予測変換に従って使っていました。でも、正しいルールを知ってからは、メールを書くのも自信を持ってできるようになりました。
特に、「お願いいたします」「ご連絡いたします」など、ビジネスで頻繁に使う表現は、必ずひらがなで書くと覚えておくと便利です。
最初は少し意識する必要があるかもしれませんが、慣れてくれば自然にひらがなで書けるようになります。正しい日本語を使えると、相手からの信頼も高まりますし、自分自身の自信にもつながります。
ぜひ、今日からビジネスメールや文書で、正しい「いたします」を使ってみてくださいね!

