スーパーでSuicaをピッとかざして買い物をするのも、ビットコインで投資するのも、どちらも「現金を使わない支払い方法」。でも、この2つって実は全く違うものなんです。
私自身、PayPayやSuicaをよく使っていて、キャッシュレス決済の便利さは実感しています。ある日、子どもが「ママ、ビットコインって何?」と聞いてきたとき、「電子マネーみたいなものだよ」と答えかけて、「あれ、でも違うよね…?」と疑問に思ったことがきっかけで、この2つの違いをしっかり調べてみました。
結論から言うと、電子マネーは「円をデジタルにしたもの」で、仮想通貨は「全く新しい独立した通貨」です。今回は、この2つの違いを、わかりやすく丁寧にお伝えしていきます。
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「仮想通貨」とは?
仮想通貨は、別名「暗号資産」とも呼ばれるデジタルのお金です。ビットコインやイーサリアムなど、インターネット上でやりとりされる通貨で、国や銀行が管理していないのが大きな特徴です。
仮想通貨の最も重要なポイントは、独立した通貨であるということ。日本円やアメリカドルとは別の、全く新しい通貨なんです。まるで外国のお金のように、仮想通貨自体が独自の価値を持っています。
たとえば、1ビットコインが100万円の日もあれば、150万円の日もあります。円やドルに対して、常に価格が変動しているんです。この値動きの激しさが、投資の対象として注目される理由でもあります。
また、仮想通貨には特定の発行元や管理者がいません。「ブロックチェーン」という仕組みを使って、みんなで取引記録を管理し合っています。国や企業が倒れても影響を受けにくい反面、価値を保証してくれる機関もないということです。
「電子マネー」とは?
帰りにいつも使う自販機、電子マネーが使えなくなっていた
— haru. no.makoto (@spring_candoru) October 13, 2025
なんだかすごく悲しくなった pic.twitter.com/CElhHc4Wo9
電子マネーは、日本円をデジタル化したものです。SuicaやPASMO、nanaco、楽天Edyなどがこれにあたります。カードやスマホアプリに日本円をチャージして、ピッとかざすだけで買い物ができる便利なシステムです。
私も毎日のように電車に乗るときにSuicaを使っていますが、1,000円チャージすれば、それは1,000円分の価値のままです。翌日に900円になったり1,100円になったりすることはありません。あくまでも日本円そのものをデジタルにしただけなんです。
電子マネーには必ず発行元があります。Suicaならば鉄道会社が、nanacoならセブン&アイ・ホールディングスが発行・管理しています。チャージしたお金は、その企業が管理していて、何かあったときには企業が責任を持つ仕組みです。
また、多くの電子マネーには有効期限や使える場所に制限があります。たとえば特定のお店でしか使えなかったり、一定期間使わないと失効したりすることもあります。
仮想通貨と電子マネーの5つの大きな違い
1. 発行元と管理者の違い
電子マネーは、企業や鉄道会社など、はっきりとした発行元があります。Suicaならば鉄道会社、PayPayならばPayPay株式会社というように、責任を持つ組織が存在します。
一方、仮想通貨には特定の発行元がありません。ビットコインを発行している会社や国はないんです。ブロックチェーンという技術を使って、ネットワーク上の参加者全員で管理する仕組みになっています。
2. 価値の安定性
電子マネーは、チャージした金額がそのままの価値で使えます。1,000円チャージすれば、それは1,000円分です。日本円と完全に連動しているので、価値が変わることはありません。
仮想通貨は、需要と供給のバランスで価格が大きく変動します。朝に100万円だったビットコインが、夕方には90万円になることもあれば、110万円になることもあります。この変動の激しさが魅力でもあり、リスクでもあるんです。
3. 使える範囲
電子マネーは、その電子マネーと契約しているお店や施設でしか使えません。Suicaが使えるお店でも、nanacoが使えないことはよくありますよね。また、基本的には日本国内での利用が中心です。
仮想通貨は、理論上は世界中どこでも使えます。仮想通貨決済を受け付けているお店であれば、日本でもアメリカでもヨーロッパでも、両替なしで使えるのが大きな特徴です。国際送金も、銀行を通すより早くて安いことがあります。
4. 法律での扱い
電子マネーは「資金決済法」という法律で、前払式支払手段として定義されています。いわば「お金の代わりになるもの」として扱われます。
仮想通貨も同じく「資金決済法」で定義されていますが、「暗号資産」として独立した扱いを受けています。つまり、円やドルと同じように「通貨」として認められているんです。
5. 目的の違い
電子マネーの主な目的は「便利な決済手段」です。小銭を持ち歩かなくていい、会計がスピーディーになる、ポイントが貯まるなど、日常生活を便利にするためのツールです。
仮想通貨は、決済手段としても使えますが、「投資の対象」として保有する人も多いです。価格変動があるからこそ、値上がりを期待して購入する人がいます。また、国や企業に依存しない新しい金融システムを作ろうという理念から生まれたものでもあります。
仮想通貨を触る上で大事なこと pic.twitter.com/KuXQfs7IMm
— 毛根女子 (@moukon_genius) October 12, 2025
それぞれのメリットとデメリット
仮想通貨のメリット
仮想通貨の最大のメリットは、国境を超えて使えることです。海外旅行に行くときも、両替する必要がありません。また、銀行を通さずに直接相手に送金できるので、手数料が安く、送金スピードも速いことが多いです。
さらに、価格が上がれば資産が増えるという投資の魅力もあります。10年前にビットコインを持っていた人は、大きな利益を得たと言われていますよね。
仮想通貨のデメリット
一番のデメリットは、価格変動が激しいことです。1日で10%以上値下がりすることもあり、投資としてはリスクが高めです。「気づいたら価値が半分になっていた」なんてこともあり得ます。
また、まだまだ使える場所が限られています。日本国内で仮想通貨決済ができるお店は、電子マネーに比べてずっと少ないのが現状です。それに、取引所がハッキングされて仮想通貨が盗まれる事件も起きているので、セキュリティ面でも注意が必要です。
電子マネーのメリット
電子マネーの良さは、何といっても手軽で使いやすいことです。カードやスマホをかざすだけで支払いが完了するので、小銭を探す手間がありません。私も子どもと一緒にお出かけするとき、両手がふさがっていても、スマホをかざすだけで支払えるのは本当に助かります。
また、ポイントが貯まる電子マネーが多いのも魅力です。使えば使うほどお得になる仕組みは、日常的に使う人にとっては大きなメリットですよね。
それに、価値が変動しないので安心です。チャージした金額がそのまま使えるので、計画的にお金を管理できます。
電子マネーのデメリット
電子マネーの不便な点は、使える場所が限られることです。お店によって対応している電子マネーが違うので、複数の電子マネーを使い分けないといけないこともあります。
また、有効期限があったり、使わないとポイントが失効したりすることもあります。チャージした金額も、基本的には現金化できないことが多いです。
海外では使えないことがほとんどなので、国際的な利用には向いていません。
実際の使い分け方は?日常生活での活用シーン
私自身の経験から、使い分けのポイントをお伝えします。
電子マネーがおすすめのシーン
- コンビニやスーパーでの日常的な買い物
- 電車やバスなどの交通機関の利用
- 少額の決済(数百円〜数千円程度)
- 確実に使える金額を管理したいとき
私は、毎日の買い物や電車代はほぼすべてSuicaやPayPayで支払っています。子どもと出かけるときも、現金を持ち歩くより断然楽です。
仮想通貨がおすすめのシーン
- 海外送金をしたいとき
- 少額から投資を始めてみたい人
- 新しい技術に興味がある人
- 長期的な資産運用の一部として
ただし、仮想通貨を始めるなら、必ず「余裕資金」で行うことが大切です。生活費や教育費を削って投資するのは絶対に避けましょう。
初心者が気をつけるべきポイント
仮想通貨を始める前に
仮想通貨を購入する場合は、信頼できる取引所を選びましょう。金融庁に登録されている国内の取引所を使うのが安全です。
また、最初から大きな金額を投資するのではなく、少額から始めることをおすすめします。値動きの感覚をつかんでから、徐々に増やしていく方が安心です。
セキュリティ対策も重要です。二段階認証を必ず設定し、パスワードは複雑なものにしましょう。
電子マネーを使う際の注意点
電子マネーは複数持ちすぎると管理が大変です。自分がよく使うお店で使える電子マネー2〜3種類に絞るのがおすすめです。
チャージは使う分だけ、こまめに行うのが良いでしょう。一度に大きな金額をチャージすると、カードを紛失したときのリスクが高まります。
また、有効期限やポイント失効のルールは事前に確認しておきましょう。せっかく貯めたポイントが消えてしまってはもったいないですよね。
よくある質問
Q1. 仮想通貨と電子マネー、どちらが安全ですか?
日常的な安全性という点では、電子マネーの方が安全です。発行元の企業が管理しているため、何かトラブルがあっても企業が責任を持ちます。また、価値が変動しないので、チャージした金額が減ることはありません。
仮想通貨は、ハッキングのリスクや価格変動のリスクがあります。ただし、しっかりとしたセキュリティ対策を行い、信頼できる取引所を使えば、リスクは軽減できます。
Q2. 電子マネーから仮想通貨への変換はできますか?
直接的には、電子マネーを仮想通貨に変換することはできません。電子マネーはあくまで日本円をデジタル化したものなので、円に戻してから仮想通貨取引所で購入する必要があります。
ただし、一部のサービスでは、ポイントを仮想通貨に交換できる仕組みもあります。
Q3. 仮想通貨を日常的な買い物で使うことはできますか?
技術的には可能ですが、日本では仮想通貨決済に対応しているお店がまだまだ少ないのが現状です。大手家電量販店やインターネット通販サイトの一部では対応していますが、コンビニやスーパーではほとんど使えません。
また、価格変動があるため、日常的な買い物に使うには不便な面もあります。決済時の価値がその都度変わるので、家計管理がしにくいという声もあります。
Q4. 子どもに電子マネーや仮想通貨を持たせても大丈夫ですか?
電子マネーは、お小遣い管理の一環として子どもに持たせるのもありだと思います。実際、私の周りでも、小学校高学年くらいから電子マネーを使わせている家庭があります。ただし、チャージ額を制限したり、使用履歴を親が確認できるようにしたりと、ルールを決めることが大切です。
一方、仮想通貨は投資的な側面が強く、価格変動のリスクもあるため、子どもに持たせるのはおすすめしません。まずは大人が理解してから、金融教育の一環として話題にする程度が良いでしょう。
「仮想通貨」の人気商品をレビュー件数順に楽天でチェック!まとめ:仮想通貨と電子マネーの違いを理解して、賢く使い分けよう
「仮想通貨」と「電子マネー」は、どちらもデジタルで管理される通貨ですが、その性質は全く違います。
電子マネーは「日本円をデジタルにしたもの」で、日常的な買い物に便利な決済手段です。価値が変動せず、安全性も高いので、誰でも気軽に使えます。
一方、仮想通貨は「独立した通貨」で、国や企業の管理を受けません。価格変動があり、投資の対象にもなりますが、その分リスクも伴います。海外送金や国際的な取引には便利ですが、日常使いにはまだ向いていません。
大切なのは、それぞれの特徴を理解して、目的に合わせて使い分けることです。日常的な買い物には電子マネー、将来への投資や新しい技術への挑戦には仮想通貨、というように、自分のライフスタイルに合った使い方を見つけてくださいね。
私自身、電子マネーは日常的に活用していますが、仮想通貨はまだ勉強中です。焦らず、じっくりと理解を深めていくことが大切だと感じています。皆さんも、自分のペースで、キャッシュレス決済の世界を楽しんでくださいね!

