「落とした物を拾うときは、しゃがむ?かがむ?」「腰をかがめる?しゃがめる?」……似ているようで微妙に違うこの2つの言葉、どう使い分ければいいんだろう?
私も子供に「ちゃんとしゃがんでから拾いなさい」と言ったら、「ママ、かがむじゃないの?」と聞かれて、一瞬答えに詰まってしまいました。どちらも体を低くする動作だけど、何が違うのか説明できなかったんですよね。
この記事では以下がわかります:
・ 「しゃがむ」と「かがむ」それぞれの正しい意味と定義
・ 日常での正しい使い分けと具体的な例
・ 覚え方のコツと間違えやすいポイント
「しゃがむ」と「かがむ」の違いを簡単にまとめると

まずは結論から!2つの違いをざっくり整理します。
・ 「しゃがむ」は膝を曲げて腰を落とす、立った状態から座る手前まで下がる、足全体を使う動作
・ 「かがむ」は上半身を前に倒す、腰や背中を曲げる、立ったまま前屈みになる動作
どちらも体を低くする動作ですが、膝を使うか上半身を使うかという違いがあります。詳しい意味と使い方は、以下で順番に解説します。
「しゃがむ」とは
「しゃがむ」とは、膝を曲げて腰を落とし、立った状態から座る手前まで体を低くする動作を指す言葉です。
「しゃがむ」は漢字で「蹲む」と書きますが、日常ではひらがな表記が一般的です。この動作の特徴は、膝を深く曲げて、お尻を踵(かかと)の近くまで下げることです。足の裏全体を地面につけたまま、または爪先立ちで、腰を落として体を低くします。座るほど完全には地面につかないけれど、立っている状態よりはるかに低い姿勢です。
しゃがむは「下方向への移動」というニュアンスが強い動作です。
立っている状態から、膝を曲げて重心を下に移動させます。両足でバランスを取りながら、腰を落とします。バスケットボールのディフェンスの姿勢や、子供が地面の虫を観察するときの姿勢がまさに「しゃがむ」です。
「しゃがむ」が使われる主なシーンはこちらです:
・ 床に落ちた物を拾うとき「しゃがんで拾ってください」
・ 子供と目線を合わせるとき「しゃがんで子供の話を聞く」
・ トイレで「和式トイレでしゃがむ」
・ 運動で「スクワットの動作はしゃがむ動き」
・ 休憩で「しゃがんで一休みする」
私が公園で子供と遊んでいたとき、地面に落ちていた小さなどんぐりを拾うために、自然と膝を曲げてしゃがみました。両足の裏を地面につけたまま、お尻を下げて腰を落とす動作です。しゃがんだ状態で数秒キープしていたら、太ももがちょっと疲れました。これがまさに「しゃがむ」という動作なんですね。
「かがむ」とは
「かがむ」とは、上半身を前に倒して、腰や背中を曲げて体を低くする動作を指す言葉です。
「かがむ」は漢字で「屈む」と書きますが、日常ではひらがな表記が一般的です。この動作の特徴は、膝はあまり曲げずに、上半身(特に腰から上)を前方に傾けることです。立ったままの状態で、背中や腰を丸めて頭の位置を低くします。お辞儀の動作を深くしたようなイメージです。
かがむは「前方向への屈曲」というニュアンスが強い動作です。
立っている状態から、上半身を前に倒します。膝は伸びたまま、または軽く曲げる程度で、主に腰・背中・首を使って前屈みになります。洗面台で顔を洗うときの姿勢や、低いテーブルに手を伸ばすときの姿勢が「かがむ」です。
「かがむ」が使われる主なシーンはこちらです:
・ お辞儀で「深々と腰をかがめる」
・ 低い場所を見るとき「かがんで覗き込む」
・ 頭上が低いとき「天井が低いのでかがんで歩く」
・ 重い物を持つとき「腰をかがめて持ち上げる」
・ 畑仕事で「かがんで草むしりをする」
私が洗面台で顔を洗うとき、立ったまま上半身を前に倒してかがみます。膝はほとんど曲げず、腰から上を前に傾けて、顔を洗面台に近づけます。この姿勢を長く続けると腰が痛くなるので、すぐに立ち上がります。これが「かがむ」という動作で、しゃがむとは明らかに違う姿勢ですね。
2つの違いを比較
ここで「しゃがむ」と「かがむ」の違いを、いくつかのポイントでまとめて整理します。
最もわかりやすい違いは「どの部位を主に使うか」です。
しゃがむは膝・足全体を使って、体を下に移動させます。膝を深く曲げて、腰を落とします。かがむは腰・背中・上半身を使って、体を前に倒します。膝はあまり曲げません。つまり「しゃがむ=膝を使う下向き、かがむ=上半身を使う前向き」という違いがあります。
「重心の位置」も異なります。
しゃがむと重心は真下に移動し、お尻が踵の近くまで下がります。足の裏でバランスを取りながら、低い姿勢を保ちます。かがむと重心はやや前方に移動しますが、足の位置はあまり変わりません。上半身だけが前に傾きます。
「疲れる場所」でも区別できます。
しゃがむと太ももやふくらはぎなど、足の筋肉が疲れます。特に長時間しゃがんでいると、足がしびれることもあります。かがむと腰や背中の筋肉が疲れます。長時間かがんでいると、腰痛の原因になることがあります。
「床との距離」にも差があります。
しゃがむと、お尻が床に近づき、手も床に届きやすくなります。座る手前の低い姿勢です。かがむと、上半身は低くなりますが、お尻は床から離れたままです。立っている状態の変形版です。
前方へかがむ動作→しゃがむ動作への切り替えで腰痛対策!
— 水井エリナ|バレリーナのピラティストレーナー (@erii1108) January 27, 2023
覚え方・区別のコツ
「膝を使うか、腰を使うか」で覚える
一番簡単な覚え方は、「膝を曲げる=しゃがむ、腰を曲げる=かがむ」です。床に落ちた物を拾うとき、膝をしっかり曲げて腰を落とすなら「しゃがむ」、立ったまま上半身だけ前に倒すなら「かがむ」です。
実際に体を動かして覚える
言葉で覚えるより、実際に体を動かしてみるのが一番わかりやすいです。「しゃがむ」をやってみる→膝を曲げて腰を落とす。「かがむ」をやってみる→立ったまま上半身を前に倒す。体で覚えれば、次から迷いません。
私も子供と一緒に「しゃがむとかがむのポーズ対決」をやってみました。「しゃがむ!」と言って膝を曲げて腰を落とし、「かがむ!」と言って上半身を前に倒す。何回か繰り返したら、子供も完全に覚えました。体を動かすのが一番の学習法ですね。
「座る方向か、お辞儀の方向か」で判断する
しゃがむは「座る方向」への動作です。立っている状態から、座る手前まで腰を落とします。かがむは「お辞儀の方向」への動作です。立ったまま、上半身を前に倒します。迷ったら、「座りかけているか、お辞儀しているか」を考えると判断しやすいです。
間違えやすいポイント
「腰をしゃがめる」という表現は不自然
「腰をしゃがめる」とは言いません。正しくは「腰をかがめる」です。しゃがむは体全体(特に膝)を使う動作なので、「腰を」とは組み合わせません。一方、かがむは上半身を使う動作なので、「腰をかがめる」「体をかがめる」という表現が自然です。
「しゃがんで覗き込む」と「かがんで覗き込む」の違い
どちらも使えますが、ニュアンスが異なります。「しゃがんで覗き込む」は、膝を曲げて低い位置から見る(例:地面の穴を上から覗く)。「かがんで覗き込む」は、上半身を前に倒して見る(例:机の下を覗く)。見る対象の位置や角度によって使い分けます。
「スクワット」はしゃがむ動作
トレーニングの「スクワット」は、しゃがむ動作です。膝を曲げて腰を落とし、また立ち上がるを繰り返します。「腰をかがめるスクワット」とは言いません。運動で膝を使う動作は「しゃがむ」と覚えておきましょう。
よくある質問
Q1:「しゃがむ」と「かがむ」はどう使い分ける?
膝を曲げて腰を落とす動作が「しゃがむ」、立ったまま上半身を前に倒す動作が「かがむ」です。 床の物を拾うとき、膝をしっかり曲げるなら「しゃがんで拾う」、立ったまま前屈みになるなら「かがんで拾う」です。迷ったら「膝を使うか、腰を使うか」を考えると判断できます。
Q2:「しゃがむ」の正しい漢字は?
「蹲む」と書きますが、日常ではひらがなで「しゃがむ」と書くのが一般的です。 「蹲」という漢字は常用漢字ではないため、新聞や公的文書でもひらがな表記が使われます。読み方も「しゃがむ」で統一されており、「そんきょする」とは読みません。
Q3:「かがむ」の正しい漢字は?
「屈む」と書きますが、日常ではひらがなで「かがむ」と書くのが一般的です。 「屈」という漢字は「かがむ」以外にも「くっする」「かがめる」と読むことがあります。新聞や公的文書では、読みやすさを優先してひらがな表記が使われることが多いです。
Q4:赤ちゃんが「しゃがむ」のは何歳から?
一般的に1歳半〜2歳頃から、安定してしゃがめるようになります。 つかまり立ちができるようになった後、徐々に膝を曲げて腰を落とす動作を覚えます。しゃがんでおもちゃを拾ったり、しゃがんだ状態で遊んだりできるようになるのは、発達の重要なマイルストーンです。
Q5:腰痛予防にはどちらがいい?
重い物を持つときは「しゃがむ」方が腰痛予防に良いとされています。 立ったまま腰をかがめて(前屈みで)重い物を持つと、腰に大きな負担がかかります。正しくは、膝を曲げてしゃがんで、物を体に近づけてから、足の力で立ち上がるのが腰に優しい持ち方です。
Q6:英語では何と言う?
「しゃがむ」は英語で「squat」または「crouch」、「かがむ」は「bend」または「stoop」です。 squat は膝を曲げて完全に腰を落とす動作、crouch はやや中腰の姿勢です。bend は一般的な「曲げる」、stoop は上半身を前に倒すことを指します。
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「しゃがむ」と「かがむ」の違いを整理すると、以下のようになります。
・ 「しゃがむ」は膝を曲げて腰を落とす、足全体を使う下向きの動作、座る手前の低い姿勢
・ 「かがむ」は上半身を前に倒す、腰や背中を使う前向きの動作、立ったままお辞儀のような姿勢
・ 迷ったら「膝を使うか、腰を使うか」で判断する
体を動かして実際に試してみると、2つの違いがはっきりわかります。床の物を拾うときは「しゃがんで」拾う、お辞儀は「腰をかがめる」と覚えておけば、もう迷いません。日常生活でぜひ正しく使い分けてみてください!

