羽毛布団やダウンジャケットを選ぶとき、「ダックダウン」「グースダウン」という言葉を見たことはありませんか?
私も以前、羽毛布団を買おうとして、「ダックダウンとグースダウンって何が違うの?」と店員さんに聞いたら、「鳥の種類と羽毛の大きさが違うんです」と説明されて初めて知りました。どちらもダウン製品ですが、実は品質や価格が全く違うんです。
この記事では以下がわかります。
・ ダックダウン・グースダウンの明確な定義
・ それぞれの特徴と品質の違い
・ 羽毛布団・ダウンジャケット選びのポイント
「ダックダウン」とは
ダックダウンとは、アヒル(ダック)の胸の部分から採取される柔らかい綿毛のことです。 タンポポの綿毛のような形状をしており、羽毛布団やダウンジャケットの中綿として使われます。
ダックダウンという言葉は、羽毛製品の品質表示で使われます。「ダックダウン90%」「ホワイトダックダウン」といった表現があります。
ダックダウンの最大の特徴は、比較的安価で入手しやすいことです。 グースダウンと比べると体が小さいため、ダウンボール(羽毛の一粒)も小さめですが、十分な保温性があります。
ダックダウンが使用されるシーンには以下のようなものがあります。
・ 手頃な価格帯の羽毛布団
・ エントリーモデルのダウンジャケット
・ ダウンコート
・ 寝袋やシュラフ
・ クッションや枕
私の友人が寝具店で働いていて、「ダックダウンはコスパが良い」と言っていました。初めて羽毛布団を買う人には、ダックダウンを勧めることが多いそうです。グースダウンほど高価ではないけれど、しっかり暖かく、日常使いには十分な品質だとか。ダックダウンは入門編として最適だと言っていました。
ダックはアヒルのことで、グースよりも体が小さい水鳥です。 一般的にダックは生後2~3ヶ月で食肉用として出荷されるため、採取されるダウンボールも比較的小さめです。
ダックダウンには、ホワイトダックダウンとシルバーダックダウン(グレーダックダウン)があります。羽毛の色が違うだけで、保温性に大きな差はありませんが、ホワイトの方がやや高価です。
「グースダウン」とは
グースダウンとは、ガチョウ(グース)の胸の部分から採取される柔らかい綿毛のことです。 ダックよりも体が大きいため、大きなダウンボールが採取でき、保温性に優れています。
グースダウンという言葉は、高品質な羽毛製品の品質表示で使われます。「グースダウン93%」「ポーランド産ホワイトグースダウン」といった表現があります。
グースダウンの最大の特徴は、大きなダウンボールで保温性が高いことです。 一つひとつの羽毛が大きいため、より多くの空気を含み、軽くて暖かい製品を作ることができます。
グースダウンが使用されるシーンには以下のようなものがあります。
・ 高級羽毛布団
・ プレミアムダウンジャケット
・ 登山用の高性能ダウンウェア
・ 寒冷地用の寝袋
・ 高級ホテルの羽毛布団
私の知人が登山が趣味で、「グースダウンは軽くて暖かい」と言っていました。彼が使っているダウンジャケットはグースダウン95%で、真冬の登山でも十分暖かく、コンパクトに収納できるそうです。ダックダウンと比べて値段は高いけれど、保温性と軽さは段違いだとか。グースダウンは本格派向けだと言っていました。
グースはガチョウのことで、ダックよりも体が大きい水鳥です。 一般的にグースはダックより飼育期間が長く、体が大きく成長するため、大きく上質なダウンボールが採取できます。
グースダウンにも、ホワイトグースダウンとシルバーグースダウンがあります。また、マザーグースダウンという最高級品もあり、これは繁殖用の親鳥(1年以上飼育)から採取されるため、ダウンボールが非常に大きく、最高の保温性を持ちます。
2つの違いを比較
ダックダウンとグースダウンの最も大きな違いは、鳥の大きさとダウンボールのサイズです。
ダックダウンはアヒルから採取され、比較的小さなダウンボールです。 体が小さいため、採取される羽毛も小さめで、保温性はグースダウンよりやや劣りますが、十分な暖かさがあります。価格が安く、入手しやすいのが特徴です。
グースダウンはガチョウから採取され、大きなダウンボールです。 体が大きいため、採取される羽毛も大きく、より多くの空気を含んで保温性に優れます。軽くて暖かい高品質な製品を作ることができますが、価格は高めです。
私の友人が羽毛布団の専門家で、「ダックは普段使い、グースは長期投資」と言っていました。ダックダウンは手頃な価格で日常使いに最適、グースダウンは高価だけれど10年以上使える高品質な製品だそうです。予算と用途で選び分けることが大切だとか。
品質順で並べると以下のようになります。 アイダーダック(最高級・希少)>マザーグース>グース>マザーダック>ダック の順です。
保温性の違いもあります。 同じダウン量(充填量)の場合、グースダウンの方がダウンボールが大きいため、空気をたっぷり含み、保温性が高くなります。ダックダウンは小さめのダウンボールなので、同じ保温性を得るには少し多めの充填量が必要です。
臭いの違いも指摘されることがあります。 ダックは雑食性のため、羽毛に若干の臭いが残ることがあります。一方、グースは草食性のため、羽毛の臭いが少ないと言われています。ただし、しっかり洗浄されたダックダウンなら臭いはほとんど気になりません。
覚え方・区別のコツ
ダックダウンとグースダウンを使い分けるコツは、「鳥の大きさ」と「価格帯」に注目することです。
アヒル(ダック)は小さい→ダウンボールも小さい→安価、ガチョウ(グース)は大きい→ダウンボールも大きい→高価と覚えましょう。
もう1つの覚え方として、「ダック=普段使い」「グース=高品質」と覚えるのも効果的です。それぞれの特徴を理解すれば、選び分けがスムーズになります。
英語で覚える方法もあります。 Duck=アヒル、Goose=ガチョウです。鳥の種類が違うことを理解すれば、違いが明確になります。
私が羽毛製品を買うとき、予算重視ならダックダウン、品質重視ならグースダウンを選んでいます。用途に応じて使い分けると、より満足度の高い買い物ができます。
品質表示の見方も覚えましょう。 「ダウン90%、フェザー10%」という表示があった場合、90%がふわふわのダウン、10%が芯のあるフェザー(羽根)です。ダウン率が高いほど軽くて暖かいです。
また、産地で判断する方法もあります。ポーランド産やハンガリー産のグースダウンは高品質として知られています。寒い地方で育った水鳥ほど、保温性の高い羽毛を持っています。
【羽毛・グースとダックの違い】
— じぶんまくら【公式】|オーダーメイド枕 (@JIBUNMAKURA_) October 4, 2022
🦢グース🦢
草や穀物などで育ったグースは特有の臭いが薄くなりやすいです
羽枝から小羽枝と呼ばれる軸が、木の枝のように広がっていますが、グースはこの小羽枝が細かく均等
使っている間に丸まって劣化した羽毛(ダウンが玉のようになる)になりにくい構造です pic.twitter.com/tOL8sQXTRD
間違えやすいポイント
2つの羽毛で最も間違えやすいのが、「ダックダウンは質が悪い」と思い込むことです。
確かにグースダウンの方が高品質ですが、ダックダウンも十分な保温性があります。寒い地方で採れるダックダウンは、グースダウンに負けないくらい暖かいものもあります。価格と品質のバランスで選ぶべきで、ダックダウンが劣っているわけではありません。
もう1つよくある間違いが、「色で品質が決まる」という誤解です。 ホワイトダックダウンとシルバーダックダウン(グレー)は、羽毛の色が違うだけで、保温性に大きな差はありません。ただし、ホワイトの方が側生地が透けにくく、高級感があるため、やや高価になります。
私の友人が羽毛布団を買うとき、「ホワイトの方が暖かい」と思って選んだら、実は色だけの違いだったことがあるそうです。これもよくある誤解で、色は見た目の問題で、保温性とは関係ありません。 重要なのはダウンボールの大きさとダウン率です。
また、「充填量が多いほど暖かい」という単純な考えも間違いです。確かに充填量は重要ですが、ダウンの質(ダウンボールの大きさ)も同じくらい重要です。グースダウン1.2kgとダックダウン1.5kgでは、グースダウンの方が軽くて暖かい場合があります。
「羽毛布団は全てダウン100%」という誤解もあります。羽毛布団の中身は、ダウン(綿毛)とフェザー(羽根)の混合です。一般的にダウン率が高いほど軽くて暖かく、高価です。ダウン90%以上が高品質とされています。
羽毛製品の手入れについても誤解があります。「羽毛布団は洗えない」と思われがちですが、専門のクリーニング店や自宅で洗える製品もあります。定期的に干して湿気を飛ばすことが長持ちの秘訣です。
マザーグースダウンとマザーダックダウンの違いにも注意が必要です。「マザー」は繁殖用の親鳥を指し、通常より長く飼育されるため、ダウンボールが大きくなります。マザーグースは最高級品ですが、マザーダックもグースには及ばないものの、通常のダックより高品質です。
よくある質問
Q1:ダックダウンとグースダウンの一番簡単な見分け方は?
鳥の種類で見分けます。 ダックダウンはアヒル、グースダウンはガチョウから採取されます。体の大きさの順番で、ガチョウ>アヒルなので、ダウンボールの大きさも、グースダウン>ダックダウンです。価格も、グースダウンの方が高価です。製品の品質表示タグを見れば、どちらが使われているか確認できます。
Q2:初めて羽毛布団を買うなら、ダックとグースどっち?
予算と用途によりますが、初めてならダックダウンで十分です。 ダックダウンは手頃な価格で入手しやすく、日常使いには十分な保温性があります。長期間使いたい、最高の品質を求めるならグースダウンがおすすめです。寝具店の専門家も、初めての方にはダックダウンを勧めることが多いです。
Q3:グースダウンはダックダウンの何倍暖かい?
単純に「何倍暖かい」とは言えませんが、同じ充填量ならグースダウンの方が保温性が高いです。 グースダウンはダウンボールが大きいため、より多くの空気を含み、軽くて暖かい製品を作れます。ただし、寒い地方で採れた高品質なダックダウンは、グースダウンに負けないくらい暖かいものもあります。
Q4:羽毛の臭いはダックとグースで違う?
グースダウンの方が臭いが少ないと言われています。 ダックは雑食性のため羽毛に若干の臭いが残ることがあり、グースは草食性のため臭いが少ないです。ただし、しっかり洗浄された高品質なダックダウンなら、臭いはほとんど気になりません。購入前に臭いを確認するか、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
Q5:マザーグースダウンとは何?
繁殖用の親鳥(1年以上飼育)から採取される最高級のダウンです。 通常のグースは生後数ヶ月で出荷されますが、マザーグースは長期間飼育されるため、体が大きく成長し、非常に大きなダウンボールが採取できます。保温性、弾力性ともに最高レベルで、羽毛布団を10年以上使いたい方におすすめですが、価格も最高級です。
Q6:ホワイトダウンとシルバーダウンの違いは?
羽毛の色が違うだけで、保温性に大きな差はありません。 ホワイトダウンは白い羽毛、シルバーダウン(グレーダウン)は灰色の羽毛です。ホワイトの方が側生地が透けにくく高級感があるため、やや高価になりますが、暖かさは同じです。色の好みと予算で選んで問題ありません。
Q7:ダウン率は何%以上がいい?
羽毛布団の場合、ダウン率90%以上が高品質とされています。 ダウン率が高いほど、軽くて暖かい布団になります。ダウン率50%以下は「羽根布団」と呼ばれ、羽毛布団より重くてフィット感が劣ります。理想はダウン率93~95%以上ですが、価格と相談して90%前後を選ぶのも良い選択です。
まとめ
ダックダウンとはアヒルの胸の部分から採取される柔らかい綿毛で、比較的安価で入手しやすいのが特徴です。 体が小さいため、ダウンボールも小さめですが、十分な保温性があります。手頃な価格帯の羽毛布団やダウンジャケットに使われ、日常使いに最適です。
グースダウンとはガチョウの胸の部分から採取される柔らかい綿毛で、大きなダウンボールが特徴です。 体が大きいため、大きく上質なダウンボールが採取でき、より多くの空気を含んで保温性に優れます。高級羽毛布団やプレミアムダウンジャケットに使われ、軽くて暖かい高品質な製品を作ることができます。
2つの最も大きな違いは、鳥の大きさとダウンボールのサイズです。 アヒル(ダック)<ガチョウ(グース)の順で体が大きく、ダウンボールも大きくなります。予算重視ならダックダウン、品質重視ならグースダウンを選び、用途に応じて使い分けることで、より満足度の高い羽毛製品を手に入れられます!

