バレーボールの試合を見ていると、「アタック」「スパイク」という言葉を聞いたことはありませんか?
私も以前、バレーボールの試合を観戦していたとき、「今のはナイススパイク!」という実況を聞いて、「アタックじゃないの?」と友人に聞いたら、「スパイクはアタックの一種だよ」と言われて初めて違いを知りました。どちらも攻撃のプレーですが、実は範囲が違うんです。
この記事では以下がわかります。
・ アタック・スパイクの明確な定義
・ それぞれの特徴と使い分け方
・ バレーボールでの実際の使用例
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「アタック」とは
松本 穏選手の強烈スパイク☄️
— JVAビーチバレーボール【公式】 (@jva_beachvolley) November 4, 2025
ブロックを交わしてパワフルなアタックが炸裂‼️
第5戦 グランドスラム 横浜赤レンガ倉庫大会#ビーチバレー #ビーチバレーボール #beachvolleyball pic.twitter.com/w0tEhruzjf
アタックとは、サーブとブロックを除いた、相手のコートにボールを打ち返す全てのプレーのことです。 英語の「attack(攻撃)」が語源で、相手に対して直接ボールが向けられる全ての攻撃的なプレーを指します。
アタックという言葉は、国際バレーボール連盟(FIVB)のルールブックで正式に定義されています。「サーブとブロックを除く、相手に対して直接ボールが向けられる全てのプレー」とされています。
アタックの最大の特徴は、範囲が非常に広いことです。 スパイクだけでなく、フェイント、プッシュ、ツーアタック、アンダーハンドでの返球なども全てアタックに含まれます。
アタックが使用されるシーンには以下のようなものがあります。
・ セッターのツーアタック(トスと見せかけて相手コートに落とす)
・ スパイカーのフェイント(軽く相手コートに落とす)
・ プッシュ(ネット際で押し込む)
・ スタンディングでの繋ぎの返球
・ ジャンプして強打するスパイク
私の友人がバレーボール部の顧問をしていて、「アタックは攻撃全般」と言っていました。強く打つスパイクも、軽く落とすフェイントも、セッターが直接相手コートに落とすツーアタックも、全てアタックだそうです。彼の部活では、「アタック練習」というとスパイクだけでなく、フェイントやプッシュなど様々な攻撃技術を練習するとか。アタックは攻撃の総称だと言っていました。
アタックの定義から除外されるのは、サーブとブロックだけです。 サーブは試合開始時の最初のプレーで、ブロックは守備のプレーなので、アタックには含まれません。それ以外の、相手コートにボールを返す全てのプレーがアタックになります。
アタックには、強打系(スパイク)、軟打系(フェイント、プッシュ)、トス系(ツーアタック)、繋ぎ系(アンダーハンド、オーバーハンド)など、様々な種類があります。
「スパイク」とは
懐古厨みたいで申し訳ないんだけど、ワールドカップバレー2019の石川祐希が好きすぎて何回も見返してる。このスパイクの角度と速さ。えげつない。スパイク打つ瞬間の空中姿勢の美しさ、フォームのキレ、そして角度。当時大学生とは思えない。 pic.twitter.com/SNiAHqD9JH
— ^_^ (@volley_____z) August 3, 2025
スパイクとは、相手のコートにボールを叩きつけるように強打するプレーのことです。 英語の「spike(打ちつける、釘で打ちつける)」が語源で、ボールを鋭く強く打ち下ろす攻撃を指します。
スパイクという言葉は、アタックの中の一種類で、特に強打で相手コートに返球することを表します。ルールブック上は、相手のコートに向けてボールを叩きつけるように打つプレーと定義されています。
スパイクの最大の特徴は、強打であることです。 しっかりと助走をとってジャンプし、空中でボールを力強く打ち下ろします。トスがずれたりして繋ぎの返球を行った場合は、スパイクというよりはアタックと呼ぶ方が適切です。
スパイクが使用されるシーンには以下のようなものがあります。
・ オープンスパイク(高いトスから打ち下ろす基本スパイク)
・ クイック(低く速いトスから素早く打つ)
・ ブロード(セッターの背後に移動して打つ)
・ バックアタック(後衛からジャンプして打つ)
・ パイプ(コート中央からジャンプして打つ)
私の知人が高校時代にバレー部でスパイカーをしていて、「スパイクは決定力」と言っていました。フェイントやプッシュも有効な攻撃手段ですが、試合で確実に得点を取るには、ブロックを突破する強力なスパイクが必要だそうです。彼女がエースだった頃は、チームの得点の半分以上を自分のスパイクで取っていたとか。スパイクはチームの得点源だと言っていました。
スパイクには様々な種類があります。 オープンスパイクは前衛のアタッカーに高いトスを上げて打ち下ろす基本的なスパイクです。クイックは低いトスで、ネットに近い位置に上げるスパイクで、Aクイック、Bクイック、Cクイック、Dクイックとトスを上げる場所によって名前が変わります。
スパイクの打球速度は非常に速く、世界トップレベルでは時速130キロメートルを超えることもあります。日本代表選手でも時速100キロメートル以上のスパイクを打つことが一般的です。
2つの違いを比較
アタックとスパイクの最も大きな違いは、範囲の広さと強打かどうかです。
アタックはサーブとブロックを除いた攻撃全般を指します。 スパイク、フェイント、プッシュ、ツーアタック、繋ぎの返球など、相手コートにボールを返す全てのプレーが含まれます。範囲が非常に広い概念です。
スパイクはアタックの中の一種類で、強打で相手コートに叩きつけるプレーを指します。 しっかりと助走をとってジャンプし、空中でボールを力強く打ち下ろします。アタックの中で最も得点力の高いプレーです。
私の友人がバレーボールのコーチをしていて、「アタックは総称、スパイクは具体的な技術」と言っていました。アタックという大きなカテゴリーの中に、スパイクという具体的な技術が含まれているそうです。「アタック練習」というと様々な攻撃手段を練習しますが、「スパイク練習」というと強打の練習に特化するとか。
関係性を図で示すと以下のようになります。 アタック>スパイク、つまりスパイクはアタックに内包される存在です。アタックという大きな枠の中に、スパイク、フェイント、プッシュ、ツーアタックなどが含まれています。
使い分けの例を見てみましょう。 セッターがトスと見せかけて直接相手コートに落とすのは「ツーアタック」(アタックの一種)、アタッカーが高いトスから強打するのは「スパイク」(アタックの一種)、アタッカーが軽く相手コートに落とすのは「フェイント」(アタックの一種)です。
『アタックナンバー1』という漫画でも使い分けがあります。 作者の浦野千賀子は、大技を「幻のスパイク」「大ボールスパイク」と表し、打ち付ける行為は「スパイク」と命名しています。それに対して漫画のタイトルでは、全ての攻撃の総称である「アタック」が使用されています。主題歌でも「レシーブ・トス・スパイク ワン・ツー・ワン・ツ・アタック」と、スパイクとアタックが区別されています。
技術と技能の観点からも違いがあります。スパイクは「技術」であり、アタックは「技能」です。スパイクのステップやスイング、コースの打ち分けなどは教えることができる技術ですが、アタックは状況に応じて最適な攻撃手段を選択する技能です。
覚え方・区別のコツ
アタックとスパイクを使い分けるコツは、「強打かどうか」に注目することです。
しっかりと強打で叩きつけているなら「スパイク」、それ以外の攻撃的な返球なら「アタック」です。ただし、スパイクもアタックの一種なので、スパイクをアタックと呼んでも間違いではありません。
もう1つの覚え方として、「アタック=攻撃全般」「スパイク=強打」と覚えるのも効果的です。アタックは広い概念で、スパイクは具体的な技術です。
包含関係で覚える方法もあります。 アタック⊃スパイクという関係で、アタックという大きな枠の中にスパイクが含まれています。フェイント、プッシュ、ツーアタックなども全てアタックです。
私がバレーボールを見るとき、「今のプレーは強打か?」と考えるようにしています。ジャンプして力強く打ち下ろしていればスパイク、軽く落としたり押し込んだりしていればフェイントやプッシュ(アタックの一種)です。
ルールブックの定義で覚えることもできます。 アタックは「サーブとブロックを除く、相手に対して直接ボールが向けられる全てのプレー」、スパイクは「相手コートに向けてボールを叩きつけるように打つプレー」です。
また、具体例で考える方法もあります。セッターのツーアタック→アタック(スパイクではない)、高いトスからの強打→スパイク(アタックの一種)、フェイント→アタック(スパイクではない)です。
間違えやすいポイント
2つの言葉で最も間違えやすいのが、「アタックとスパイクは別物」と思い込むことです。
確かにアタックとスパイクは違いますが、スパイクはアタックの一種です。アタックという大きなカテゴリーの中にスパイクが含まれているため、スパイクを「アタック」と呼んでも間違いではありません。
もう1つよくある間違いが、「アタック=弱い攻撃、スパイク=強い攻撃」という誤解です。 これは部分的には正しいですが、正確ではありません。アタックは攻撃全般を指す総称で、その中に強打のスパイクも含まれています。「アタック」という言葉自体に「弱い」という意味はありません。
私の友人がバレーボールの試合で、「ナイスアタック!」と言われて「スパイクじゃないの?」と混乱したそうです。これも誤解で、スパイクもアタックの一種なので、「ナイスアタック」は正しい表現です。 スパイクに対して「ナイスアタック」と言っても、フェイントに対して「ナイスアタック」と言っても、どちらも正しいです。
また、「フェイントはアタックじゃない」という誤解もあります。フェイントは弱く打つプレーですが、相手コートに攻撃的にボールを返すため、アタックの一種です。サーブとブロック以外の攻撃的な返球は全てアタックです。
「繋ぎの返球はアタックじゃない」という誤解もあります。トスが乱れて、アンダーハンドやオーバーハンドで相手コートに返すだけの場合でも、攻撃的な意味合いがあればアタックと呼ばれます。ただし、完全に守備的な返球(ただ返すだけ)はアタックとは呼ばれないこともあります。
日常会話での使い方にも注意が必要です。「スパイク練習をしよう」というと強打の練習を指しますが、「アタック練習をしよう」というとスパイク、フェイント、プッシュなど様々な攻撃手段の練習を指すことが多いです。
技術と技能の混同も間違えやすいポイントです。スパイク練習ばかりして、スパイクという技術を遂行する能力は高くなったが、状況に応じて最適な攻撃を選択するアタック能力は身についていない、という結果に陥ることがあります。
よくある質問
Q1:アタックとスパイクの一番簡単な見分け方は?
スパイクはアタックの一種という関係です。 アタックはサーブとブロックを除いた攻撃全般を指し、スパイクはその中の強打で叩きつけるプレーを指します。強打で打ち下ろしていればスパイク、それ以外の攻撃的な返球ならアタック(フェイント、プッシュ、ツーアタックなど)です。スパイクを「アタック」と呼んでも間違いではありません。
Q2:フェイントはアタック?スパイク?
フェイントはアタックの一種です。 スパイクではありません。フェイントは、スパイクと見せかけて軽く相手コートに落とすプレーで、強打ではないため厳密にはスパイクとは呼ばれません。しかし、攻撃的に相手コートにボールを返すプレーなので、アタックの一種です。
Q3:ツーアタックとは何?
ツーアタックとは、セッターがトスと見せかけて直接相手コートにボールを落とすプレーです。 2回目の接触(ツー)で攻撃(アタック)することから、ツーアタックと呼ばれます。セッターのダンプとも呼ばれ、相手の意表を突く有効な攻撃手段です。アタックの一種ですが、スパイクではありません。
Q4:バックアタックはスパイク?
バックアタックは後衛から攻撃するプレー全般を指し、スパイクの一種です。 後衛の選手がアタックライン(3メートルライン)の後ろからジャンプして、空中でボールを強打します。後衛からの攻撃なので「バックアタック」と呼ばれますが、強打で叩きつけるプレーなので、スパイク(アタックの一種)に分類されます。
Q5:クイックとは何?
クイックとは、低く速いトスから素早く打つスパイクのことです。 セッターが低いトスをネット際に上げ、スパイカーは短い助走でボールがネットの高さを超えたらすぐに打ち込みます。Aクイック、Bクイック、Cクイック、Dクイックとトスを上げる場所によって名前が変わります。バレーボールの中で最も速い攻撃の一つで、スパイクの一種です。
Q6:『アタックナンバー1』のタイトルの意味は?
全ての攻撃がナンバー1という意味です。 作者の浦野千賀子は、スパイクとアタックを区別して使用しています。大技は「幻のスパイク」「大ボールスパイク」と表し、タイトルでは全ての攻撃の総称である「アタック」を使用しています。主題歌でも「レシーブ・トス・スパイク ワン・ツー・ワン・ツ・アタック」と、スパイクの技を持った上で、全ての攻撃が「ナンバー1」という力強いタイトルになっています。
Q7:実況で「ナイスアタック!」と言うのはなぜ?
アタックは攻撃全般を指す総称なので、どんな攻撃に対しても使えるからです。 スパイク、フェイント、プッシュ、ツーアタックなど、全ての攻撃的なプレーに対して「ナイスアタック!」と言うことができます。一方、「ナイススパイク!」はスパイク(強打)に対してのみ使います。実況では、どんな攻撃にも対応できる「ナイスアタック」が便利なため、よく使われます。
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アタックとはサーブとブロックを除いた、相手のコートにボールを打ち返す全てのプレーです。 国際バレーボール連盟(FIVB)のルールブックでは「サーブとブロックを除く、相手に対して直接ボールが向けられる全てのプレー」と定義されています。スパイク、フェイント、プッシュ、ツーアタック、繋ぎの返球など、全ての攻撃的なプレーが含まれます。
スパイクとは相手のコートにボールを叩きつけるように強打するプレーです。 英語の「spike(打ちつける)」が語源で、アタックの中の一種類です。しっかりと助走をとってジャンプし、空中でボールを力強く打ち下ろします。オープンスパイク、クイック、ブロード、バックアタックなど様々な種類があります。
2つの最も大きな違いは、範囲の広さと強打かどうかです。 アタックは攻撃全般を指す総称で、スパイクはその中の強打を指す具体的な技術です。アタック⊃スパイクという包含関係で、スパイクはアタックに内包されています。バレーボールを楽しむときは、この違いを理解すると、より深く観戦や プレーができます!

