カラオケで歌っているとき、友達が「今のファルセットきれいだね」と言ってくれたことがあります。でも正直なところ、私は「ファルセット」と「ウィスパーボイス」の違いがよくわかっていませんでした。
どちらも息が混じった感じの声だし、同じようなものかなと思っていたんです。ところが後日、歌が上手な友達に聞いてみたら「全然違うよ!」とびっくりされてしまいました。
さらに調べていくと「ハスキーボイス」という言葉も出てきて、ますます混乱。これらの声って、一体どう違うんでしょうか。
実は、この3つの声はそれぞれ全く異なる特徴を持っているんです。声の出し方も、使う場面も、聞いたときの印象も違います。今回は、歌が上手になりたい人なら知っておきたい、これらの声の違いをわかりやすく解説していきますね。
「ハスキーボイス」とは
最近TAGRIGHTを観たらジェイ君の透明感のあるハスキーボイスが素敵で、これぞオーディション発掘番組の醍醐味やんと思った。
— karupico (@karupico) January 9, 2026
学生時代の高嶺の花のモテモテな先輩感ある。
かなり良いオーディション番組だった!#TAGRIGHT #ジェイ
「ハスキーボイス(husky voice)」は、しゃがれた感じやかすれた感じのある声のことです。「嗄声(させい)」という医学用語と似ていますが、ハスキーボイスは良い意味で使われる言葉なんですね。
語源はトウモロコシの皮を意味する「husk」から来ています。乾いた殻のように、からからとしたかすれ声という意味で「ハスキーボイス」という言葉ができたんです。ちなみに、ハスキー犬の「ハスキー」とはスペルは同じですが語源は違うんですよ。
ハスキーボイスの特徴は、声帯の振動が不規則で、倍音が豊かなことです。声門閉鎖が全体的に均一で弱く、呼気が多いときにハスキーな声になりやすいと言われています。特に高めの音域で喉を軽く使い、息を流す発声をするとハスキーボイスになりやすいです。
✓ GLAYのTeruさん(力強いロックボーカルでもハスキーな魅力)
✓ 八代亜紀さん(色気のあるハスキーボイスで演歌を表現)
✓ Aimerさん(ハスキーで儚げな歌声が特徴的)
私の学生時代の友達にもハスキーボイスの子がいて、普通に話しているだけでもなんだかかっこよくて憧れていました。セクシーさや大人っぽさを感じさせる声質なんですよね。
実は、ハスキーボイスは先天的なものではなく、後天的な要素が大きいと言われています。声の使い方や、声帯の状態によってハスキーになることが多いんです。ただし、無理に声をかすれさせようとすると喉を痛める原因になるので注意が必要です。
「ウィスパーボイス」とは
私の夫と結婚して アマプラで全部見たんですけど、佐藤健めちゃくちゃ良かったです。ウィスパーボイス?な感じの喋りで…ずっと丁寧な言葉遣いで…
— 早乙女ミモザ (@8OouhgqhOL5Bvvt) December 30, 2025
「ウィスパーボイス(whisper voice)」は、囁き(ささやき)声のような、息を多く混ぜた優しい声のことです。「ウィスパー」は英語で「囁く」という意味ですね。
ため息を吐くように息を混じらせた声になるので、可愛らしい印象や切ない印象、セクシーな印象を与えることができます。バラードなどの感情を表現する場面でよく使われる歌唱テクニックなんです。
ウィスパーボイスは、声帯の閉じ具合(声門閉鎖)を調整して作ります。声帯をゆるく閉じて、息の量を多めにすることで、あの独特な囁き声のような音色が生まれるんですね。
✓ 宇多田ヒカルさん(魅力的なウィスパーボイスで感情表現)
✓ スピッツの草野マサムネさん(ミックスボイスと組み合わせて使用)
✓ Charaさん(ウィスパーボイスで独特の世界観を表現)
✓ ジャスティン・ビーバーさん(ハスキーとウィスパーがミックスした声)
私が初めてウィスパーボイスを意識したのは、カラオケで友達がバラードを歌ったときでした。サビの前の静かな部分で、まるで秘密を打ち明けるような歌い方をしていて、「どうやったらあんなに優しい声が出るの?」と不思議だったんです。
後で聞いたら「息をたくさん混ぜて、小さめの声で歌うんだよ」と教えてくれました。声量を小さくして弱々しく歌うのがウィスパーボイスなんですね。
「ファルセット」とは
あまり歌みたを出さないのとあまりボカロを歌わないというレアの二乗で高揚してる
— シャドマン/// (@shadmn_bang_dt) January 16, 2026
船長のファルセット綺麗すぎんよ
#マリン航海記 pic.twitter.com/PlpMrXuvQm
「ファルセット(falsetto)」は、息漏れの多い柔らかい裏声のことです。イタリア語で「仮声」という意味があります。地声とは違う、透明感のある高い声が特徴なんですね。
ファルセットは、声帯の一部だけが振動する発声方法です。地声のような太さや力強さはありませんが、高音域でも軽やかに声が伸びるのが最大の魅力。息を吐くように「フー」と高い声を出すとき、それがファルセットです。
声帯は閉じきらず、息がある程度漏れながらも震える状態になります。喉に力を入れず、リラックスした状態で発声するのがポイント。吐息に声を混ぜるイメージで出すと上手くいきますよ。
✓ King Gnuの井口理さん(東京芸術大学声楽科出身、圧倒的なファルセット技術)
✓ 平井堅さん(美しく透明感のある裏声が特徴)
✓ 森山直太朗さん(ファルセットが上手い歌手として有名)
✓ 宇多田ヒカルさん(地声とファルセットの切り替えが絶妙)
私が初めてファルセットを意識したのは、音楽の授業で先生が「裏声で歌ってみましょう」と言ったときでした。最初は「裏声ってどうやって出すの?」と戸惑いましたが、練習していくうちに高い音も楽に出せるようになったんです。
喉に負担をかけずに高音を出せるというのが、ファルセットの大きなメリット。カラオケで高い歌を歌うとき、無理に地声で頑張るより、ファルセットに切り替えた方が楽に歌えることも多いんですよ。
「ハスキーボイス」「ウィスパーボイス」「ファルセット」の違いは何?
ここまで3つの声を見てきましたが、その違いをまとめると次のようになります。
「ハスキーボイス」は声質の特徴を表す言葉です。しゃがれた感じやかすれた感じがある声で、主に生まれつきの声質や、発声の仕方によって生まれます。意図的に出すというより、その人の持つ声の特性として表れることが多いです。
一方、「ウィスパーボイス」と「ファルセット」は歌唱テクニックです。どちらも息を多く使う発声方法ですが、使う音域や目的が違います。
ウィスパーボイスは主に地声の音域で使うテクニックです。息を多めにして囁くように歌うことで、優しさや儚さ、セクシーさを表現します。感情をこっそり打ち明けるような、距離の近さを演出したいときに効果的なんですね。
ファルセットは裏声の一種で、主に高音域で使うテクニックです。地声では出せない高い音を、喉に負担をかけずに出すことができます。透明感があり、柔らかく優しい響きが特徴です。
私自身、この違いを理解してから歌い方がぐっと変わりました。以前は「息が混じった声」とひとくくりにしていましたが、実際には使う場面も効果も全く違うんですね。
「ハスキーボイス」「ウィスパーボイス」「ファルセット」の使い分け方
使い分けのポイントは、曲の雰囲気や表現したい感情に合わせて選ぶことです。
ハスキーボイスは、セクシーさや大人っぽさ、かっこよさを出したいときに効果的です。ロックやR&Bなど、力強い表現をしたい曲に向いています。ただし、意図的に作るというより、元々の声質を活かすという考え方が基本です。
ウィスパーボイスは、静かなシーンや感情を繊細に表現したいときに使います。バラードのAメロや、切ないラブソングなどで活躍するテクニックです。エッジボイスやハスキーボイスとの相性も良く、組み合わせることでより深い表現ができます。
ファルセットは、高音域を楽に歌いたいときや、曲に変化をつけたいときに使います。地声からファルセットに切り替えることで、曲にダイナミクスが生まれ、聴き手に深い印象を与えることができるんです。
私の経験では、カラオケで友達とデュエットするとき、サビの高い部分でファルセットに切り替えたら「すごくきれいだね」と褒められました。一方、しっとりしたバラードを歌うときは、Aメロでウィスパーボイスを使うと雰囲気が出ることに気づいたんです。
それぞれの声の出し方と練習方法
各テクニックには、それぞれ適した練習方法があります。
ハスキーボイスの出し方は、声帯をゆるく閉じて息を多く流すイメージです。ただし、無理に声をかすれさせようとすると喉を痛めるので注意が必要。エッジボイス(「あ゛あ゛」のような絞り出す声)を練習すると、ハスキーな雰囲気を作りやすくなります。
ウィスパーボイスの出し方は、まずため息のようなイメージで「はぁー」と息を長く吐く練習から始めます。息に声をほんの少し乗せていくイメージで発声します。コツは、普通に歌うときよりも息の量を多くして、声量を抑えること。囁くように優しく歌うんですね。
ファルセットの出し方は、喉をリラックスさせて「フー」や「ホー」と息を吐くように発声します。寒い日に手を温めるイメージで、優しく息を吐きながら声を乗せていきます。ハミング練習やリップロール(唇をブルブル震わせる)も効果的な練習方法です。
✓ ハスキーボイス練習:エッジボイスで声帯の使い方に慣れる
✓ ウィスパーボイス練習:ため息に少しずつ声を乗せていく
✓ ファルセット練習:「フー」で高音から低音へポールダウンする
私が一番難しいと感じたのは、地声とファルセットの切り替えでした。最初はガクンと切り替わってしまって不自然だったんですが、練習を続けるうちに滑らかに移行できるようになりました。救急車のサイレン「ピーポーピーポー」のイメージで練習すると上達が早いですよ。
ファルセットとヘッドボイスの違いは?
ファルセットについて調べていると、「ヘッドボイス」という言葉もよく出てきます。この2つは何が違うのでしょうか。
ファルセットは息漏れが多い柔らかい裏声で、ふわっとした優しい音色が特徴です。声帯の接触がほとんどなく、空気を多く使います。
一方、ヘッドボイスは息漏れが少なく、芯のある裏声です。ファルセットよりもやや声帯を閉じて歌う方法で、伸びのある力強い歌声になります。頭の上に響くような感覚があることから「ヘッドボイス(頭声)」と呼ばれているんですね。
クラシックやオペラでよく使われるのがヘッドボイスで、J-POPでファルセットと混ぜて使うことも多いです。Official髭男dismの藤原聡さんやMISIAさんなどが、美しいヘッドボイスで知られています。
✓ ファルセット:息漏れ多め、ふわっと柔らかい、透明感重視
✓ ヘッドボイス:息漏れ少なめ、芯がある、力強い響き
私も最初はこの違いがわからなかったのですが、実際に歌ってみると「あ、これがヘッドボイスか」と体感できました。ファルセットの方が息っぽくて優しい印象、ヘッドボイスの方がしっかりした印象なんですね。
よくある質問
ハスキーボイスは生まれつきの声質?
ハスキーボイスは必ずしも生まれつきではありません。声帯の使い方や発声の仕方によって後天的にハスキーな声質になることが多いです。ただし、無理に声をかすれさせようとすると喉を痛める原因になるので、自然な範囲で声を使うことが大切です。エッジボイスなどのテクニックを習得することで、ハスキーな雰囲気を作ることはできます。
ウィスパーボイスは地声でも裏声でも使える?
ウィスパーボイスは主に地声の音域で使われるテクニックです。息を多めにして囁くように歌うことで、優しさや儚さを表現します。ファルセット(裏声)で息を多く混ぜる場合もありますが、一般的には「地声での息漏らし」をウィスパーボイスと呼びます。バラードのAメロなど、静かなシーンで効果的に使えます。
ファルセットができないのはなぜ?
ファルセットができない原因の多くは、喉に力が入りすぎていることです。地声のように大きな声を出そうとすると、声帯がきつく締まってファルセットが出にくくなります。まずは「フー」と息を吐くように、小さめの声で練習してみましょう。リラックスした状態で、喉を開いて息を流すイメージが大切です。ハミング練習やリップロールも効果的です。
カラオケでファルセットを使うと下手に聞こえる?
ファルセットを適切に使えば、むしろ歌が上手に聞こえます。高音域を無理に地声で出そうとすると喉を痛めたり、音程が不安定になったりしますが、ファルセットに切り替えれば楽に歌えます。ただし、地声とファルセットの切り替えが不自然だと違和感があるので、滑らかに移行できるよう練習することが大切です。曲によってはファルセットを使った方が雰囲気が出ることも多いですよ。
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「ハスキーボイス」「ウィスパーボイス」「ファルセット」は、どれも息が混じったような印象の声ですが、それぞれ全く異なる特徴を持っています。
ハスキーボイスは、しゃがれた感じやかすれた感じのある声質で、セクシーさや大人っぽさを感じさせます。主に生まれつきの特性や発声の仕方によって生まれる声の特徴です。
ウィスパーボイスは、囁き声のような息を多く混ぜた歌唱テクニックで、主に地声の音域で使います。優しさや儚さ、切なさを表現したいときに効果的です。
ファルセットは、息漏れの多い柔らかい裏声で、主に高音域で使う歌唱テクニックです。喉に負担をかけずに高い音を出せるのが最大のメリットで、透明感のある美しい声が特徴です。
これらの違いを理解して使い分けることで、歌の表現力がぐっと広がります。カラオケで歌うときも、曲の雰囲気に合わせてテクニックを変えてみると、きっと周りから「上手になったね」と言われるはずですよ。私も練習を続けて、もっと自由に声をコントロールできるようになりたいです。

