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マジで?「いりこ」「昆布」「煮干し」「かつお節」の違い!だしの使い分け

「いりこ」「昆布」「煮干し」「かつお節」の違い グルメ・飲食

スーパーの乾物コーナーで、ふと手が止まったことがあります。「いりこ」と「煮干し」って何が違うの?「昆布」や「かつお節」とは、どう使い分ければいいの?毎日お味噌汁を作っているのに、だしの基本をちゃんと説明できないことに気づきました。詳しく説明します。

「いりこ」「昆布」「煮干し」「かつお節」の違いを簡単にまとめると

「いりこ」「昆布」「煮干し」「かつお節」の違いを簡単にまとめると

まずは結論から!4つの違いをざっくり整理します。

・ 「いりこ」は煮干しの西日本での呼び名、カタクチイワシが主流、味噌汁やうどんつゆ向き

・ 「昆布」は海藻のだし、上品で控えめなうま味、和食全般の土台

・ 「煮干し」は小魚を煮て干したもの、力強い魚のコク、毎日の味噌汁の定番

・ 「かつお節」はカツオの加工品、香り高く華やか、お吸い物やめんつゆ向き

詳しい意味と使い方は、以下で順番に解説します。

「いりこ」とは

「いりこ」とは、カタクチイワシなどの小魚を煮て干した「煮干し」の、主に西日本での呼び名のことです。

漢字では「炒り子」や「熬り子」と書きます。つまり、いりこと煮干しは基本的に同じものを指していて、呼び方が地域によって違うだけなんです。瀬戸内海沿岸、特に香川県や広島県では「いりこ」という呼び方が一般的で、香川県の伊吹島で作られるいりこは品質の高さで知られています。

いりこが活躍する場面はこちらです。

・ 毎日の味噌汁のだし取り

・ 讃岐うどんのつゆ作り

・ 煮物や炊き込みご飯のベース

・ そのままおやつやおつまみとして

西日本、特に四国ではうどんのだしと言えばいりこが基本です。サイズによって「かえり」「小羽」「中羽」「大羽」などと呼び分けられ、大きいものほど濃いだしが取れます。

パートの休憩室で、香川出身の同僚に「うちは味噌汁、いりこしか使わんよ」と言われて、最初は何のことかわかりませんでした。話を聞いてみると、私がいつも使っている煮干しと同じものだと知って、「あ、そういうことか」と声に出てしまいました。

その同僚に教わって、200gで400円ほどのいりこを買い、頭とはらわたを取って一晩水につけるだけの水出しを試してみました。朝にはきれいな金色のだしができていて、いつもの味噌汁が一段おいしくなった気がします。

呼び名が違うだけで中身は煮干しと同じ、と知っておくだけで買い物のときに迷わなくなります。

「昆布」とは

「昆布」とは、北海道などの冷たい海で採れる海藻を乾燥させた、植物性のだし素材のことです。

昆布のうま味の正体はグルタミン酸で、日本のうま味研究はこの昆布だしの分析から始まったと言われています。真昆布、利尻昆布、羅臼昆布、日高昆布など産地によって種類があり、味わいや向く料理が少しずつ異なります。

昆布だしが向いている料理はこちらです。

・ 湯豆腐や鍋もの

・ 炊き込みご飯やおでん

・ 野菜の煮物や精進料理

・ かつお節と合わせた合わせだし

味と香りが控えめで素材の味を引き立てるため、和食の土台として幅広く使えます。水に30分から数時間つけておくだけでだしが出る手軽さも魅力で、沸騰させると粘りやえぐみが出るので、煮出す場合は沸騰直前に取り出すのがポイントです。

去年の年末、義実家で湯豆腐を作ることになったとき、鍋に10cm角の昆布を1枚入れるだけで味が決まることを義母に教わりました。それまで私は、湯豆腐でもつい顆粒だしを振っていたんです。

帰宅してから自分でも試してみると、水1リットルに昆布10gを30分つけるだけで、豆腐の甘みがちゃんと感じられるだしになりました。正直、こんなに簡単なら早くやればよかったと帰り道ずっと考えていました。

控えめなうま味で素材を引き立てるのが持ち味なので、味の主役を立てたい料理にぴったりです。

「煮干し」とは

「煮干し」とは、カタクチイワシなどの小魚を塩水で煮てから干した、動物性のだし素材のことです。

主な原料はカタクチイワシですが、マイワシ、ウルメイワシ、アジ、トビウオ(あご)などで作られたものも煮干しと呼ばれます。うま味成分はイノシン酸で、魚らしい力強いコクと風味が特徴です。東日本では「煮干し」、西日本では「いりこ」と呼ばれることが多く、中身としては同じものです。

煮干しだしの特徴はこちらです。

・ 魚の風味が強く、コクのある味わい

・ 味噌や根菜との相性が抜群

・ 水出しでも煮出しでも取れる

・ カルシウムなど栄養面でも優秀

濃い味の味噌汁やラーメンスープにも使われるほど、しっかりした存在感のあるだしです。頭とはらわたを取ってから使うと、苦みやえぐみのないすっきりしただしになります。

やってしまいました。煮干しを袋から出してそのまま20尾ほど鍋に入れ、グラグラ煮立ててしまったんです。できた味噌汁は苦みが出てしまい、4人分をほぼ作り直すはめになりました。

なんか悔しくて、その場でスマホで調べたところ、頭とはらわとを取る下処理と、煮立てすぎないことが大事だと知りました。今は週3回のパートから帰る前に思い出して、朝のうちに水につけておくのが習慣になっています。

下処理と火加減さえ押さえれば、毎日の味噌汁が見違えるほどおいしくなる頼れる存在です。

「かつお節」とは

「かつお節」とは、カツオの身を煮てから燻し、乾燥させて作る日本伝統のだし素材のことです。

カビ付けと天日干しを繰り返した「枯節」は、世界で最も硬い食品の一つとも言われます。うま味成分は煮干しと同じイノシン酸ですが、燻した香ばしさと華やかな香りが最大の特徴です。スーパーでよく見る削り節パックは、このかつお節を薄く削ったものです。

かつお節だしが向いている料理はこちらです。

・ お吸い物や茶碗蒸し

・ めんつゆや天つゆ

・ 昆布と合わせた一番だし

・ お好み焼きや冷奴のトッピング

沸騰したお湯にひとつかみ入れて1〜2分で取れる手軽さも魅力です。昆布のグルタミン酸とかつお節のイノシン酸を合わせると、うま味が掛け算のように強くなる「うま味の相乗効果」が生まれます。

「削り節とかつお節って、同じなんだっけ?」とスーパーの棚の前で固まったことがあります。頭でわかっているつもりでも、ぱっと出てこないんですよね。

調べてみると、削り節はかつお節などを削った状態の総称だと知り、言われてみれば確かに、という感じでした。それからはネット通販で80g入りの厚削りをまとめ買いして、週末に麺つゆを手作りしています。市販のつゆを買うより1回あたり100円ほど節約になり、香りも全然違います。

香りが命のだしなので、取ってから時間を置かず、香りを活かす料理に使うのがおすすめです。

「いりこ」「昆布」「煮干し」「かつお節」の違いを比較

4つのだし素材の違いは、「原料」「うま味成分」「味の特徴」「向く料理」で整理するとわかりやすいです。

まず大前提として、いりこと煮干しは同じものです。カタクチイワシなどの小魚を煮て干したものを、東日本では「煮干し」、西日本では「いりこ」と呼ぶ傾向があります。だから比較すべきは実質、「煮干し(いりこ)」「昆布」「かつお節」の3グループです。

うま味成分で見ると、昆布だけがグルタミン酸(植物性)、煮干し・いりこ・かつお節はイノシン酸(動物性)です。この2つを組み合わせると相乗効果でうま味がぐっと強くなるため、昆布とかつお節の合わせだしは和食の王道とされています。

味の濃さで並べると、煮干し(いりこ)が最も力強く、かつお節は香り高く華やか、昆布は控えめで上品です。私の感覚では、味噌汁のような味の濃い汁物には煮干し、お吸い物のような繊細な料理には昆布とかつお節、と覚えてから失敗が減りました。実際、わが家では月に煮干し200g、かつお節パック1袋、昆布1袋でだいたい回っています。

原料 うま味成分 味の特徴 向く料理
いりこ カタクチイワシ等 イノシン酸 力強い魚のコク 味噌汁・うどんつゆ
昆布 海藻(昆布) グルタミン酸 上品で控えめ 湯豆腐・鍋・煮物
煮干し カタクチイワシ等 イノシン酸 力強い魚のコク 味噌汁・煮物
かつお節 カツオ イノシン酸 香り高く華やか 吸い物・めんつゆ

表で見ると、いりこと煮干しの行がほぼ同じであることが一目でわかります。呼び名の違いに惑わされず、「魚系か、昆布か、かつおか」で考えるのが使い分けの近道です。

だしの使い分けの覚え方・コツ

ここからは、4つのだしを迷わず使い分けるための覚え方とコツを紹介します。

まず一番シンプルな覚え方は、「いりこ=煮干し」とセットで記憶してしまうことです。「西のいりこ、東の煮干し」と地域で呼び方が変わるだけなので、この2つを別物として覚える必要はありません。商品パッケージに「いりこ」と書いてあっても「煮干し」と書いてあっても、同じ感覚で使えます。

次に、残りの3グループは「料理の濃さ」で選ぶのがコツです。

・ 濃い味の料理(味噌汁・煮物・うどん)→ 煮干し(いりこ)

・ 繊細な味の料理(お吸い物・茶碗蒸し)→ かつお節

・ 素材を活かす料理(湯豆腐・鍋・炊き込みご飯)→ 昆布

「味噌には魚、すましにはかつお、豆腐には昆布」と語呂のように唱えると覚えやすいです。私はキッチンの戸棚の内側に、この3行をメモして貼っています。子どもの習い事の送迎前にバタバタと夕食準備をするときでも、メモを見れば迷いません。

さらにワンランク上を目指すなら、「昆布+かつお節」「昆布+煮干し」のように、昆布と動物性のだしを組み合わせるのがおすすめです。グルタミン酸とイノシン酸の相乗効果で、単体のときよりうま味が何倍にも感じられます。難しそうに聞こえますが、水を入れたポットに昆布と煮干しを入れて冷蔵庫で一晩置くだけの「水出し合わせだし」なら、忙しい平日でも続けられます。

最後に、初心者がそろえるなら「煮干し(いりこ)」「昆布」「削り節パック」の3つで十分です。この3つがあれば、味噌汁からめんつゆまで家庭料理のほとんどをカバーできます。全部そろえても1,000円台から始められるので、まずは普段の味噌汁を顆粒だしから煮干しに替えてみるところからスタートしてみてください。

よくある質問

Q1:いりこと煮干しは同じものですか?

基本的に同じものです。カタクチイワシなどの小魚を煮て干したものを、東日本では「煮干し」、西日本では「いりこ」と呼ぶ傾向があります。中身や製法に明確な違いはありません。

Q2:いりこだしと煮干しだしで味は変わりますか?

呼び名が違うだけなので、同じ原料・同じサイズであれば味も同じです。味の違いは呼び名ではなく、魚の種類や大きさ、鮮度、下処理の有無によって生まれます。

Q3:煮干しだしの取り方で苦くならないコツはありますか?

頭とはらわたを取り除いてから使うこと、そして強火で長時間煮立てないことがポイントです。水に一晩つけておく水出しなら、苦みやえぐみが出にくく初心者にも向いています。

Q4:昆布だしはなぜ沸騰させてはいけないのですか?

昆布を沸騰させると、ぬめりやえぐみの成分が溶け出し、だしの風味が落ちるためです。水につけて時間をかけて引くか、煮出す場合は沸騰直前に昆布を取り出すのが基本です。

Q5:かつお節と削り節は何が違いますか?

かつお節はカツオを加工した節そのものを指し、削り節はかつお節などを薄く削った状態の総称です。市販の小分けパックは削り節にあたります。

Q6:合わせだしとは何ですか?

昆布とかつお節など、複数のだし素材を組み合わせて取るだしのことです。グルタミン酸とイノシン酸の相乗効果でうま味が強くなり、和食の一番だしとして広く使われています。

Q7:だしを取った後のいりこや昆布は再利用できますか?

できます。いりこや煮干しはそのまま味噌汁の具にしたり、佃煮やふりかけにしたりできます。昆布は細切りにして煮物や佃煮に活用でき、食物繊維も摂れて無駄がありません。

Q8:だし素材はどう保存すればいいですか?

煮干しやかつお節は酸化しやすいため、開封後は密閉容器や保存袋に入れて冷蔵または冷凍保存が安心です。昆布は湿気を避け、密閉して常温の冷暗所で保存できます。

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まとめ

・ 「いりこ」は煮干しの西日本での呼び名で、中身は煮干しと同じ

・ 「昆布」はグルタミン酸の上品なだしで、素材を活かす料理の土台

・ 「煮干し」はイノシン酸の力強いだしで、味噌汁や煮物の定番

・ 「かつお節」は香り高い華やかなだしで、お吸い物やめんつゆ向き

個人的には、迷ったらまず「味噌汁は煮干し、それ以外は昆布+かつお節」と覚えることをおすすめします。私も最初はいりこと煮干しが別物だと思い込んでいましたが、「西のいりこ、東の煮干し」と知ってからは、売り場で迷うことがなくなりました。

顆粒だしも便利ですが、週に1回でも素材からだしを取ると、いつもの味噌汁が驚くほど変わります。ぜひ一度、水出しの煮干しだしから試してみてください。

私もこれを機に、戸棚のメモを見なくても使い分けられるように、平日の水出しだしを習慣にしていこうと思います。