当サイトはプロモーションを含みます

マジで?「役員会」「取締役会」「経営会議」の違い!意味と使い分けを解説

「役員会」「取締役会」「経営会議」の違い 仕事・学校

「役員会」と「取締役会」って同じじゃないの?「経営会議」とは何が違うの?ビジネスニュースや社内の会話でよく出てくるのに、いざ説明しようとすると自信が持てないという方も多いのではないでしょうか。詳しく説明します。

関連記事
マジで?「定例会」「月例会」「定期会合」の違い!意味と使い分けを解説

「役員会」「取締役会」「経営会議」の違いを簡単にまとめると

「役員会」「取締役会」「経営会議」の違いを簡単にまとめると

まずは結論から!3つの違いをざっくり整理します。

「役員会」は役員全員が集まる会議の総称、法的定義なし、監査役や執行役員も含む場合がある

「取締役会」は取締役のみで構成される法定機関、会社法に基づく、重要事項の決定と業務監督が義務

「経営会議」は経営判断のために任意で設ける社内会議、法的義務なし、実務的な意思決定を担う

詳しい意味と使い方は、以下で順番に解説します。

「役員会」とは

「役員会」とは、会社の役員が集まって行う会議を指す、日常的・慣用的な呼び方のことです。

「役員」という言葉には取締役・監査役・執行役員・会計参与など複数の職種が含まれており、「役員会」はそれらが集まる会議全般を指すことができます。重要なのは、「役員会」という名称は会社法上に定義がない点です。法律の条文には登場せず、あくまで実務や日常会話の中で慣用的に使われる言葉です。

「役員会」という言葉は、社内の会話で「来週、役員会があるから資料を準備して」と言ったり、社外に対して「役員会で検討します」と伝えたりする場面でよく登場します。厳密に「取締役だけの会議か」「監査役も含むか」を問わず、「役員クラスが集まる会議」という意味合いで広く使われています。中小企業では取締役会と役員会をほぼ同義で使っているケースも珍しくありません。

以前、私がパートで勤めていた小さな会社で「今日は役員会なので社長は不在です」と言われたことがありました。てっきり大げさな会議が開かれているのかと思いきや、後から聞いたら社長・副社長・専務の3人がお昼を食べながら話し合っているだけだったと知って、思わず笑ってしまいました。「役員会」という言葉の響きは重厚ですが、実態はかなり幅があるんだと実感した出来事です。

「役員会」は法律上の定義を持たない慣用表現であり、会社や文脈によってその内容や参加者の範囲は大きく異なります。

「取締役会」とは

「取締役会」とは、株式会社において取締役全員で構成される、会社法に基づく法定の意思決定機関のことです。

「取締役」+「会」という構成で、会社法362条以下に詳細な規定があります。取締役会設置会社では、3名以上の取締役と1名以上の監査役が必要とされており、重要な業務執行の決定・取締役の職務執行の監督・代表取締役の選定と解職が主な役割です。議事録の作成も法律で義務付けられています。

取締役会が必ず開かれる場面としては、重要な財産の取得・処分、多額の借財、支配人などの重要な使用人の選任・解任、支店の設置・変更・廃止の決定などが挙げられます。なお、すべての株式会社に取締役会の設置が義務付けられているわけではなく、公開会社や監査役会設置会社など一定の会社に限られています。非公開の中小企業では取締役会を設置しないケースも多くあります。

夫が勤める会社では毎月1回、取締役会が開催されているそうです。「議事録って誰が作るの?」と聞いたら、「担当部署が作って、出席した取締役全員がサインしないといけない」と言っていました。「一人でも欠けたらどうするの?」と聞くと、「定足数を満たせば開催できるけど、欠席した人の分も後から確認が必要なんだよ」とのこと。「取締役会って、かなりきちんとした法律のルールで動いているんだな」と初めて知って目から鱗でした。

「取締役会」は会社法という法律に根拠を持つ正式な機関であり、議事録の作成義務など厳格なルールに従って運営されます。

「経営会議」とは

「経営会議」とは、経営上の重要事項を検討・決定するために会社が任意で設ける社内会議のことです。

「経営」+「会議」というシンプルな組み合わせですが、会社法には一切登場しない言葉です。取締役会のように参加メンバーや開催頻度を法律で縛られることがなく、各社が自由に設計できます。参加者は取締役だけでなく、執行役員・本部長・部長クラスなど実務の意思決定を担う管理職が加わるケースが多く見られます。

経営会議が開かれる典型的な場面は、新規事業の検討、予算や中期経営計画の策定、重要な人事案の事前協議、M&A・提携の検討といった経営判断が必要なテーマです。取締役会が「法律上決めなければならないこと」を正式決議する場だとすれば、経営会議は「取締役会に諮る前に実務レベルで詰める場」として機能していることが多く、いわば取締役会の前さばきの役割を果たします。

夫の会社では「経営会議」が月2回開かれていて、取締役会よりも頻繁に実施されているそうです。「取締役会との違いって何なの?」と聞いたら、「取締役会は法律で決めることが決まっているけど、経営会議は実際に議論して方向性を固める場で、メンバーも執行役員や本部長まで入ってる」と教えてくれました。「取締役会は決議、経営会議は議論って感じかな」という夫の説明が、なるほど!と非常に腑に落ちました。

「経営会議」は法的な義務を持たない代わりに柔軟に運営でき、実務と経営判断をつなぐ重要な場として多くの企業で活用されています。

「役員会」「取締役会」「経営会議」の違いを比較

3つの言葉の最大の分岐点は「法律上の根拠があるかどうか」です。「取締役会」だけが会社法に基づく法定機関であり、それ以外の2つは法律上の定義を持ちません。「役員会」は慣用的な総称、「経営会議」は実務的な任意会議という位置づけです。

次に「参加メンバー」の違いも重要です。「取締役会」は取締役のみ(監査役はオブザーバー的に出席する場合もあり)、「役員会」は役員全般、「経営会議」は取締役に加えて執行役員や本部長クラスが参加するケースが多い点が特徴的です。

また「目的」の違いも明確です。「取締役会」は法律で定められた事項の正式決議、「経営会議」は実務的な経営判断の議論と方向性決定、「役員会」はどちらの性格も持ちうる、という関係になっています。

法的根拠 参加メンバー 主な目的 開催義務 議事録
役員会 なし(慣用表現) 役員全般(会社による) 会社による なし 義務なし
取締役会 会社法 取締役のみ 法定事項の決議・監督 あり(設置会社のみ) 作成義務あり
経営会議 なし(任意) 取締役+執行役員等 実務的な経営判断 なし 義務なし(作成推奨)

ビジネスでの使い方と例文

「役員会」のビジネスでの使い方

「役員会」は社内外を問わず、役員クラスが集まる会議を広く指すときに使える便利な表現です。相手が社外の人で、取締役会か経営会議かを細かく説明する必要がない場合に「役員会で確認します」とまとめて伝えるのが実務上よく見られます。

・ 「その件は次回の役員会で審議します」 ・ 「役員会での承認が下りましたので、正式に進めます」 ・ 「役員会に諮ったうえでご回答いたします」

「取締役会」のビジネスでの使い方

「取締役会」は法的根拠のある正式な機関なので、会社法上の決議が必要な事項や、対外的に正式な決定であることを示したい場面で使います。株主・投資家・金融機関向けの文書や、重要な契約・プレスリリースなどでは「取締役会決議」という表現が登場します。

・ 「取締役会の決議により、代表取締役を変更いたしました」 ・ 「新工場の建設については取締役会で承認を得ました」 ・ 「取締役会の議事録を確認いただけますか」

「経営会議」のビジネスでの使い方

「経営会議」は社内での実務的な意思決定プロセスを説明する場面で使います。「取締役会に上げる前に経営会議で議論する」という流れを社内外に説明するときに自然に登場する言葉です。

・ 「来週の経営会議で予算案を検討します」 ・ 「経営会議で方向性が固まり次第、各部門に展開します」 ・ 「その新規事業は経営会議でまだ議論中です」

よくある質問

Q1:「役員会」と「取締役会」は同じものですか?

厳密には異なります。「取締役会」は会社法に基づく法定機関で、取締役のみで構成されます。「役員会」は法律上の定義がない慣用表現で、監査役や執行役員を含む役員全般の会議を指すこともあります。中小企業では両者をほぼ同じ意味で使うケースも多く見られます。

Q2:すべての会社に取締役会の設置が義務付けられていますか?

いいえ、すべての会社に義務があるわけではありません。公開会社(株式の譲渡制限がない会社)や、監査役会設置会社・指名委員会等設置会社・監査等委員会設置会社には設置義務があります。非公開の中小企業では取締役会を設置しないことも認められています。

Q3:「経営会議」と「取締役会」はどちらが上ですか?

法的な権限という意味では「取締役会」が上位です。取締役会は会社法上の最高意思決定機関であり、経営会議の決定内容を覆すことができます。一方で実務上は、経営会議で十分に議論・検討された内容が取締役会に上程されることが多く、実態として経営会議が意思決定の中心を担っている企業もあります。

Q4:取締役会の議事録は何年間保存しなければなりませんか?

会社法の規定により、取締役会の議事録は10年間の保存が義務付けられています。株主や債権者は一定の条件のもとで議事録の閲覧を請求できるため、正確な記録を適切に保管することが重要です。

Q5:「役員会」「取締役会」「経営会議」のうち、社外の人に伝えるときはどれを使うのが自然ですか?

対外的な正式文書では「取締役会」が最も信頼感を与えます。口頭や簡易な連絡では「役員会」がわかりやすく便利です。「経営会議」は社内のプロセスを説明するときに使われることが多く、社外に向けて「経営会議で決定しました」と伝えると、社内事情を説明しているニュアンスになります。

Q6:執行役員は取締役会に参加できますか?

執行役員は取締役ではないため、原則として取締役会の議決権を持つメンバーにはなれません。ただし、議題の内容によってオブザーバーや説明役として出席を求められることはあります。執行役員が正式なメンバーとして議論に参加できる会議体は「経営会議」が一般的です。

「ビジネス スニーカー」の人気商品をレビュー件数順に楽天で探す!

まとめ

「役員会」「取締役会」「経営会議」の違いを整理すると、「役員会」は法律上の定義を持たない慣用的な総称「取締役会」は会社法に基づく法定の意思決定機関「経営会議」は実務的な経営判断のために任意で設ける社内会議、という関係になります。

個人的には、「法律で決まっているかどうか」を最初の判断軸にするのが一番わかりやすいと感じます。「取締役会」だけが法律に根拠を持つ正式な機関で、残りの2つは実務上の慣用表現や任意の会議体と覚えておくだけで、ビジネスシーンでの使い分けに迷わなくなります。私も最初は「役員会」と「取締役会」がどう違うのかさっぱりわかりませんでしたが、「法律で決まっているかどうか」を意識するようになってからスッと頭に入るようになりました。

ビジネス文書や会話の中でこれらの言葉が出てきたとき、ぜひ今回の使い分けを思い出してみてください。