「今日はひき肉料理にしよう」とスーパーに行くたびに、合いびき・豚ひき・鶏ひきと並んでいて毎回どれにするか迷ってしまいます。それぞれ何が違うのか、詳しく説明します。
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「合いびき肉」「豚ひき肉」「鶏ひき肉」の違いを簡単にまとめると

まずは結論から!3つの違いをざっくり整理します。
・ 「合いびき肉」は牛肉と豚肉を混ぜたもの、コクと旨みのバランスが良い、ハンバーグ向き
・ 「豚ひき肉」は豚肉だけを挽いたもの、脂が多くジューシー、餃子・肉まん向き
・ 「鶏ひき肉」は鶏肉だけを挽いたもの、低カロリー・低脂肪、つくね・そぼろ向き
詳しい意味と使い方は、以下で順番に解説します。
「合いびき肉」とは
「合いびき肉」とは、牛肉と豚肉を合わせて挽いたもので、2種類の肉の旨みを同時に楽しめるひき肉のことです。
「合いびき」の「合い」は「合わせる」という意味で、牛と豚を混ぜ合わせていることを示しています。牛肉の旨みと豚肉の脂の甘みが合わさることで、どちらか一方だけでは出せない深いコクが生まれます。スーパーで売られている合いびき肉は、牛と豚の割合がメーカーや商品によって異なり、一般的には5対5や6対4(牛多め)のものが多いです。
合いびき肉が活躍する料理はこちらです。
・ ハンバーグ
・ ミートソース・ボロネーゼ
・ ミートボール・肉団子
・ キーマカレー
・ メンチカツ
ハンバーグに合いびき肉が定番とされているのは、牛肉の旨みと豚肉の脂が合わさることで、焼いたときにジューシーさとコクが両立するからです。牛肉だけだと固くなりやすく、豚肉だけだとコクが物足りなくなりがちで、合いびきがちょうど良いバランスを生み出しています。
「なんとなく使っていたけど、実は全然わかっていませんでした」という感じで、ずっと合いびきとはどういう意味か気にしたことがありませんでした。ある日子どもに「合いびきってなに?」と聞かれて、「牛と豚を合わせたもの」とは答えられたものの、なぜ合わせるのかまでは説明できなかったんです。
その後調べてみて、初めてハンバーグに合いびきが向いている理由がわかりました。それまで「なんとなく合いびきを使うもの」と思っていたのが、「だからこそおいしくなる」に変わって、料理への理解が一段深まった気がしました。
合いびき肉は牛と豚それぞれの良さを引き出し合う、旨みのバランスが最も取れたひき肉です。
「豚ひき肉」とは
「豚ひき肉」とは、豚肉だけを細かく挽いたもので、3つの中で脂の甘みとジューシーさが最も強いひき肉のことです。
豚肉は脂が甘く、加熱すると脂が溶け出して肉汁が豊富になるため、包んで蒸したり焼いたりする料理に特に向いています。また豚肉特有の風味が強いため、にんにくや生姜・ごま油など香りの強い調味料との相性が抜群です。アジア料理全般で多く使われているのも、この組み合わせの良さからきています。
豚ひき肉が活躍する料理はこちらです。
・ 餃子・肉まん・焼売
・ 麻婆豆腐
・ 肉そぼろ・丼もの
・ ロールキャベツの中身
・ 春巻きの具材
100gあたりのカロリーは約200〜220kcal前後で、合いびき肉よりやや低めです。たんぱく質も豊富で、脂質のバランスも取れているため、家庭料理で最も出番が多いひき肉と言えます。
餃子を手作りするようになったのは、子どもが「お店みたいな餃子が食べたい」と言ったのがきっかけでした。最初は合いびき肉で作ったのですが、「なんか違う」という感じで。調べてみたら餃子には豚ひき肉が基本と知り、次に豚ひき肉で作り直したら全然別物のおいしさでした。
脂の甘みとにんにく・生姜が合わさって、「あ、これだ」と声が出てしまいました。それ以来、餃子を作るときは豚ひき肉一択になりました。月に2〜3回は餃子の日があるので、豚ひき肉はいつも冷凍ストックしています。
豚ひき肉はジューシーな脂の甘みが特徴で、餃子や肉まんなどアジア系の料理に最もよく合うひき肉です。
「鶏ひき肉」とは
「鶏ひき肉」とは、鶏肉だけを細かく挽いたもので、3つの中で最も低カロリー・低脂肪なひき肉のことです。
使われる部位によって「もも挽き」と「むね挽き」に分かれることがあり、もも挽きは脂が多めでしっとり、むね挽きは脂が少なくあっさりした仕上がりになります。スーパーで「鶏ひき肉」として売られているものは、もも肉と胸肉を混ぜたものが多いです。淡白な味わいで他の食材の風味を邪魔しにくいため、和風の料理や野菜との組み合わせに向いています。
鶏ひき肉が活躍する料理はこちらです。
・ つくね・鶏団子
・ そぼろ・三色丼
・ 鶏ハンバーグ
・ 炒り豆腐・肉豆腐
・ 鶏肉のスープ・鍋の具材
100gあたりのカロリーは約130〜150kcal前後と、3つの中で圧倒的に低いです。ダイエット中や子どもの離乳食・幼児食にも取り入れやすく、ヘルシー志向の方に人気があります。ただし脂が少ない分、パサつきやすいという特徴があるため、豆腐や玉ねぎなどを混ぜ込んでしっとり感を補うひと工夫が必要なこともあります。
ダイエットを意識し始めた時期に、いつもの合いびきを鶏ひき肉に替えてハンバーグを作ってみました。カロリーは確かに下がったのですが、パサパサになってしまって家族の反応がいまいちで。正直、今でも食感の差は一瞬迷います。
その後、豆腐を200g混ぜ込む「豆腐ハンバーグ」にしたら、しっとり感が戻ってきて家族にも好評でした。カロリーも抑えられてボリュームも出るので、今ではヘルシーハンバーグの定番レシピになっています。
鶏ひき肉は3つの中で最もヘルシーで、豆腐や野菜と組み合わせることでしっとりおいしく仕上がるひき肉です。
「合いびき肉」「豚ひき肉」「鶏ひき肉」の違いを比較
3つのひき肉の最大の違いは「原材料」と「脂の量」です。脂が多いほどジューシーでコクが強くなり、脂が少ないほどあっさりしてヘルシーになるという方向性があります。
料理のジャンルとも相性があり、洋食系(ハンバーグ・ミートソース)には合いびき、中華・アジア系(餃子・麻婆豆腐)には豚ひき、和食系(つくね・そぼろ)には鶏ひきが向いているという大まかな法則があります。
価格面では鶏ひき肉が最も安いことが多く、合いびき肉がやや高めの傾向があります。
| 原材料 | 脂の量 | カロリー(100g) | 味の特徴 | 向いている料理 | 価格帯 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 合いびき肉 | 牛+豚 | 中程度 | 約250kcal | コクと旨みのバランス | ハンバーグ・ミートソース | やや高め |
| 豚ひき肉 | 豚のみ | 多め | 約200kcal | 脂の甘みとジューシー | 餃子・麻婆豆腐 | 中程度 |
| 鶏ひき肉 | 鶏のみ | 少なめ | 約140kcal | あっさり・淡白 | つくね・そぼろ | 安め |
同じ「そぼろ丼」を作る場合でも、合いびきで作ると濃厚でコクがあり、鶏ひきで作るとあっさりして食べやすい仕上がりになります。家族の好みや体調に合わせて使い分けるのが一番です。
ひき肉の選び方・使い分けのコツ
3種類のひき肉を迷わず選べるようになるには、「料理のジャンル」と「目的」の2軸で考えるのが一番シンプルです。
料理ジャンル別の選び方
・ 洋食(ハンバーグ・ミートソース・メンチカツ) → 合いびき肉
・ 中華・アジア系(餃子・麻婆豆腐・肉まん) → 豚ひき肉
・ 和食(つくね・そぼろ・炒り豆腐) → 鶏ひき肉
目的別の選び方
・ コクと旨みを重視したい → 合いびき肉
・ ジューシーに仕上げたい → 豚ひき肉
・ カロリーを抑えたい → 鶏ひき肉
・ 子ども向け・離乳食・幼児食 → 鶏ひき肉(淡白で食べやすい)
・ 節約したい → 鶏ひき肉(最も価格が安めの傾向)
料理別おすすめの組み合わせ
ハンバーグを作るなら合いびきが定番ですが、ヘルシーに作りたい場合は鶏ひき肉に豆腐を混ぜると食感を補いながらカロリーを抑えられます。餃子は豚ひきが基本ですが、脂を抑えたいときは豚ひきと鶏ひきを半々にすると、あっさりしながらもジューシーさが残ります。
冷凍ストックの活用法
ひき肉は冷凍保存が向いているため、3種類を少量ずつ常備しておくと献立の幅が広がります。買ってきたら100g単位でラップに包んで冷凍しておくと、使いたい分だけ解凍できて便利です。冷凍での保存期間は1ヶ月程度が目安です。
我が家では合いびきと鶏ひきを常に冷凍ストックしておくようにしてから、「ひき肉がない」という状況がなくなりました。鶏ひきはそぼろにして作り置きしておくと、忙しい週の弁当のご飯に乗せるだけで一品になるので、週に1回まとめて作るようにしています。
代用できるケース・できないケース
餃子に合いびきを使うことはできますが、豚ひきと比べるとやや風味が薄くなります。逆にハンバーグに豚ひきだけを使うとコクが物足りなくなりやすいです。鶏ひきをハンバーグに使う場合は必ず豆腐や玉ねぎを多めに加えて、パサつき対策をするのがポイントです。
よくある質問
Q1:合いびき肉の牛と豚の割合はどのくらいですか?
商品によって異なりますが、一般的に牛5対豚5、または牛6対豚4の割合のものが多いです。牛の割合が多いほど旨みが強く、豚の割合が多いほどジューシーな仕上がりになります。パッケージに割合が記載されている商品もあるため、料理に合わせて選ぶのも一つの方法です。
Q2:ハンバーグは合いびき肉でなくても作れますか?
作れますが仕上がりが変わります。豚ひきだけで作るとジューシーですがコクがやや薄くなり、鶏ひきだけで作るとパサつきやすくなります。鶏ひきで作る場合は豆腐や玉ねぎを多めに混ぜるとしっとり感が出ます。牛ひきだけで作ると旨みは強いですが固くなりやすいため、合いびきが最もバランスの良い選択肢です。
Q3:鶏ひき肉がパサつかないようにするコツはありますか?
豆腐・玉ねぎ・長ねぎなど水分を含む食材を混ぜ込むと、しっとり仕上がります。豆腐は絞りすぎず、水分を少し残した状態で加えるのがポイントです。また加熱しすぎもパサつきの原因になるため、中まで火が通ったらすぐに火を止めることも大切です。
Q4:餃子に合いびき肉を使っても大丈夫ですか?
使っても問題ありませんが、豚ひきと比べると風味が変わります。牛肉の旨みが加わる分、独特の風味が出ることがあります。本格的な餃子の味に近づけたいなら豚ひきが向いています。合いびきで作る場合は生姜やニラを多めに入れると風味のバランスが取りやすくなります。
Q5:鶏ひき肉はもも挽きとむね挽きのどちらが向いていますか?
つくねや鶏団子のようにしっとり感が欲しい料理にはもも挽きが向いています。そぼろやカロリーを抑えた料理にはむね挽きが向いています。スーパーで「鶏ひき肉」として売られているものは両方を混ぜたものが多く、どちらか選べる場合は料理の目的に合わせて選ぶと仕上がりの差が出ます。
Q6:ひき肉の保存期間はどのくらいですか?
冷蔵保存の場合は当日中か翌日までに使い切るのが基本です。冷凍保存であれば1ヶ月程度を目安にしてください。ひき肉は表面積が大きいため傷みやすく、冷蔵ではブロック肉より早く劣化します。買ってきた日に使い切らない場合は、すぐに冷凍保存するのが安全です。
Q7:豚ひき肉と鶏ひき肉を混ぜて使っても良いですか?
問題なく使えます。豚ひきと鶏ひきを半々にすると、豚ひきのジューシーさを保ちながらカロリーを抑えることができます。餃子やつくねに向いており、豚ひきだけより脂っこさが和らぐため、あっさりとした仕上がりにしたいときに便利な組み合わせです。
Q8:ひき肉の「粗挽き」と「細挽き」はどう違いますか?
挽き方の粗さの違いです。粗挽きは肉の粒が大きく残るため食感があり、ハンバーグやソーセージのようにしっかりした食感を楽しむ料理に向いています。細挽きは滑らかで均一な食感になるため、ソースに溶かし込むミートソースや肉まんの具材のような料理に向いています。
「ひき肉」の人気商品をレビュー件数順に楽天で探す!まとめ
この記事で紹介した3つのひき肉の違いを整理します。
・ 「合いびき肉」は牛と豚を合わせたもの。コクと旨みのバランスが良くハンバーグや洋食系の料理に最適
・ 「豚ひき肉」は豚肉だけを挽いたもの。脂の甘みとジューシーさが特徴で餃子・麻婆豆腐などアジア系料理に向いている
・ 「鶏ひき肉」は鶏肉だけを挽いたもの。3つの中で最もヘルシーで、つくね・そぼろなど和食系に使いやすい
迷ったときの基本は「洋食なら合いびき、中華なら豚ひき、和食なら鶏ひき」です。この3つを押さえておくだけで、日常のひき肉料理の選択がずいぶん楽になります。
個人的には、鶏ひき肉を使いこなせるようになると一番食費の節約につながると感じています。価格が安くてカロリーも低いので、豆腐と組み合わせたヘルシーハンバーグや作り置きそぼろに活用するのがおすすめです。
この記事を書いて、なんとなく使っていた3種類のひき肉の違いが自分でもすっきり整理できました。これからはレシピを見たときに「この料理にはこのひき肉が合うな」と迷わず判断できそうです。

