お風呂場や外壁に緑色の汚れがついているのを見つけたとき、「これってカビ?それともコケ?」と迷ったことはありませんか。
掃除をしていると、黒っぽいものや緑っぽいものが見つかって、どう対処すれば良いのか困ってしまいますよね。私も2人の子どもがいる家庭で、家の掃除をしながら、カビとコケの違いについて何度も疑問に思ってきました。
実は、この2つには生物としての分類や発生する環境、取り除き方に明確な違いがあるんです。知っているようで知らない、でも私たちの生活環境に大きく影響する存在たち。
この記事では、「カビ」と「コケ」の違いについて、それぞれの特徴から見分け方、対策方法まで詳しく解説していきます。違いを知れば、正しい対処ができて、快適な住環境が保てますよ。
「カビ」とは
【悲報】部屋に放置し続けた食器、カビるwwwwwwwwww pic.twitter.com/JOyR1ex5lJ
— みるくてぃー (@miryukutea0930) January 5, 2026
「カビ」は、菌類に分類される微生物です。
目に見えない小さな胞子が空気中を漂っていて、適した環境があると繁殖します。
私も梅雨の時期になると、お風呂場やキッチンのカビ対策に頭を悩ませています。
カビが繁殖するには、温度、湿度、栄養の3つの条件が必要です。
温度20から30度、湿度60パーセント以上、そして栄養となる有機物がある場所を好みます。
お風呂場の石鹸カスや、キッチンの油汚れ、壁紙の接着剤などが栄養源になります。我が家でも、お風呂掃除を数日サボると、すぐに黒カビが発生してしまうんです。
カビには、さまざまな種類と色があります。
黒カビ、青カビ、赤カビ、白カビなど、色の特徴で呼ばれることが多いです。
お風呂場によく見られる黒カビは「クラドスポリウム」という種類で、湿度の高い場所を好みます。食品に発生する青カビは「ペニシリウム」という種類で、抗生物質ペニシリンの原料としても知られています。
「コケ」とは
銀座に生息しているコケ pic.twitter.com/LzeBLi8kxd
— 道草 michikusa (@warannahito) December 31, 2025
「コケ」は、植物に分類される生き物です。
正式には「蘚苔類」と呼ばれ、根、茎、葉の区別がはっきりしない原始的な植物です。
私も庭の石や外壁に緑色のコケが生えているのを見かけると、自然の力強さを感じます。
コケは、光合成を行って成長します。
植物なので、光があれば水と二酸化炭素から栄養を作り出せます。
そのため、カビと違って特別な栄養源がなくても、水分と光さえあれば生きていけます。外壁や石垣、木の幹など、一見栄養がなさそうな場所でも繁殖できるのはこのためです。
コケには、湿った環境を好む特徴があります。
日陰の湿った場所を好む種類が多いですが、日当たりの良い場所でも生える種類もあります。
庭の石や外壁、屋根など、水分が残りやすい場所に緑色の層を作って広がっていきます。我が家の北側の外壁にも、毎年コケが生えてきて、定期的に掃除が必要なんです。
「カビ」と「コケ」の基本的な違い
最大の違いは、生物としての分類です。
カビは菌類で、コケは植物という根本的な違いがあります。
菌類は栄養を外部から取り込む必要がありますが、植物は光合成で自分で栄養を作れます。この違いが、発生場所や対策方法にも影響してくるんです。
必要とする条件も大きく異なります。
カビは、温度、湿度、栄養の3つの条件が揃わないと繁殖できません。特に栄養源がないと生きていけないため、清潔に保つことでカビの発生を防げます。
コケは、光合成ができるため、水分と光さえあれば栄養源がなくても生育できます。そのため、外壁のような栄養が少ない場所でも繁殖してしまうんです。
発生しやすい場所にも違いがあります。
カビは、日当たりが悪く湿度の高い場所を好みます。お風呂場、キッチン、洗面所、クローゼットの奥など、風通しが悪くて湿気がこもる場所に発生しやすいです。
コケは、日当たりの良い場所でも生える種類があります。外壁、庭の石、屋根、木の幹など、屋外で水分が残りやすい場所に多く見られます。
見た目の色にも特徴があります。
カビは、黒、白、赤、黄色、緑など、多様な色があります。湿度や栄養の条件によって、発生するカビの種類が変わり、色も変わってきます。
コケは、基本的に緑色か茶色です。植物なので、葉緑素を持っているため緑色をしています。乾燥すると茶色っぽくなりますが、水をかけると再び緑色に戻ります。
見分け方のポイント
発生している場所で見分けることができます。
お風呂場や洗面所、キッチンなど屋内の水回りに発生している場合は、カビの可能性が高いです。
外壁や庭の石、屋根など屋外で日光が当たる場所に発生している場合は、コケの可能性が高いです。私も最初は外壁の緑色の汚れをカビだと思っていましたが、よく見るとコケだったんです。
色で判断する方法もあります。
緑色で、ふわふわではなくべったりと張り付いている場合は、コケの可能性が高いです。
黒色、白色、赤色など、緑以外の色で、ふわふわした質感の場合は、カビの可能性が高いです。ただし、カビにも緑色のものがあるので、色だけでは判断できないこともあります。
触った感触でも見分けられます。
コケは、しっかり固定されていて、触っても簡単には取れません。霧吹きで水をかけても崩れず、むしろ緑色が鮮やかになります。
カビは、ふわふわして触ると崩れやすいです。不規則に広がっていて、拭くと簡単に取れることが多いです。我が家でも、お風呂場の黒カビは雑巾で拭くと取れますが、外壁のコケはブラシでこすらないと取れません。
日当たりの状況も重要な判断材料です。
日が全く当たらない場所に発生している場合は、カビの可能性が高いです。カビは光合成をしないので、日陰を好みます。
日が当たる場所でも発生している場合は、コケの可能性が高いです。コケは植物なので、光があった方が成長しやすいです。
健康への影響の違い
カビは、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
カビの胞子を吸い込むと、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などを引き起こす可能性があります。
特に黒カビは、アレルゲンとして知られていて、小さな子どもや高齢者には注意が必要です。我が家でも、子どもの一人がハウスダストアレルギーなので、カビ対策には特に気をつけています。
カビの中には、毒素を出す種類もあります。
食品に発生するカビの中には、マイコトキシンという毒素を産生するものがあります。
カビが生えた食品を食べると、食中毒を起こすこともあります。パンやお餅にカビが生えた場合、目に見える部分だけを取り除いても、カビの菌糸は内部まで入り込んでいるため、食べないようにしましょう。
コケ自体は、直接的な健康被害は少ないです。
コケは植物なので、カビのような毒素やアレルゲンを出すことは基本的にありません。
ただし、コケが生えている場所は湿度が高く、カビも発生しやすい環境になっているため、間接的に健康に影響する可能性はあります。
建物への影響にも違いがあります。
カビは、壁紙や木材を腐らせたり、変色させたりします。見た目が悪くなるだけでなく、建材の強度を低下させることもあります。
コケは、保水性が非常に高いため、外壁が常に湿った状態になります。その結果、外壁の劣化を早めたり、ひび割れを引き起こしたりする可能性があります。
カビの対策と取り除き方
カビを防ぐには、換気と乾燥が最も重要です。
お風呂場は使用後に換気扇を回し、壁や床の水滴を拭き取ります。
キッチンは調理後に換気をして、水回りをこまめに拭きます。クローゼットは、定期的に扉を開けて風を通すようにしましょう。我が家では、晴れた日には必ず窓を開けて換気するようにしています。
発生してしまったカビの取り除き方を紹介します。
軽いカビなら、エタノールスプレーや中性洗剤で拭き取れます。スプレーを吹きかけて、しばらく置いてから拭き取ります。
頑固な黒カビには、塩素系漂白剤が効果的です。カビ取り専用のスプレーをカビに吹きかけ、数分置いてから水で洗い流します。使用する際は、必ず換気をして、ゴム手袋を着用してください。
カビ取りの注意点もあります。
塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜると、有毒なガスが発生するため絶対に混ぜないでください。
こすりすぎると、素材を傷めることがあるため、やさしく拭き取ります。カビ取り後は、しっかり乾燥させることが再発防止につながります。
定期的な掃除が予防に効果的です。
週に一度は、お風呂場やキッチンをしっかり掃除します。カビの栄養源となる石鹸カスや油汚れを取り除くことで、カビの発生を防げます。
私も毎週末、お風呂場の大掃除をして、カビが発生しないように気をつけています。
コケの対策と取り除き方
コケを防ぐには、水はけと日当たりの改善が重要です。
外壁に水が溜まらないように、雨樋の掃除をします。詰まっていると、水が外壁を伝って流れ、コケの原因になります。
日当たりを良くするため、庭の木を剪定したり、塀をフェンスに変えたりして風通しを良くします。我が家でも、隣の家との間が狭くて日が当たらない場所には、定期的にコケが生えてきます。
発生してしまったコケの取り除き方を紹介します。
ブラシでこすって取り除く方法が基本です。お湯をかけると、より簡単にコケを除去できます。ヤケドに注意しながら、60度程度のお湯をかけてブラシでこすります。
市販のコケ取り剤も効果的です。スプレータイプの薬剤をコケに吹きかけて、数日置くと自然に枯れて取れやすくなります。使用する際は、周囲の植物にかからないように注意してください。
高圧洗浄機を使う方法もあります。
家庭用の高圧洗浄機で水を高圧で吹き付けると、コケをきれいに落とせます。
ただし、外壁の種類によっては傷めてしまうことがあるため、力加減に注意が必要です。私も一度、高圧洗浄機を使ってみましたが、思ったよりも強力で驚きました。
広範囲や高い場所は業者に依頼するのも良いでしょう。
手が届かない場所や、外壁全体にコケが生えている場合は、専門業者に依頼した方が安全です。
防カビ・防藻塗料を塗ってもらえば、長期的にコケの発生を防げます。費用はかかりますが、足場を組んで安全に作業してもらえるので安心です。
よくある質問
Q1. カビとコケの一番の違いは?
カビは菌類、コケは植物という違いです。
カビは菌類に分類される微生物で、栄養を外部から取り込む必要があります。コケは植物に分類され、光合成で自分で栄養を作れます。このため、カビは栄養源がある湿った場所、コケは水分と光がある場所に発生します。見た目も、カビは多様な色でふわふわ、コケは緑色でべったり張り付いています。
Q2. 緑色ならコケで黒色ならカビ?
必ずしもそうとは限りません。
コケは基本的に緑色ですが、カビにも緑色のものがあります。カビは黒、白、赤、黄色、緑など多様な色があります。色だけでなく、発生場所や質感も合わせて判断する必要があります。屋外で日光が当たる場所の緑色はコケ、屋内の水回りの緑色はカビ(または藻)の可能性が高いです。
Q3. コケは健康に悪影響ある?
直接的な健康被害は少ないです。
コケ自体は植物なので、カビのような毒素やアレルゲンを出すことは基本的にありません。ただし、コケが生えている場所は湿度が高く、カビも発生しやすい環境になっているため、間接的に健康に影響する可能性はあります。また、外壁の劣化を早めるため、建物への影響は注意が必要です。
Q4. お風呂場の緑色の汚れは何?
カビまたは藻の可能性があります。
お風呂場など屋内の水回りに発生する緑色の汚れは、緑カビまたは藻であることが多いです。コケは基本的に屋外に発生するため、お風呂場に発生するのは稀です。塩素系のカビ取り剤で除去し、使用後は換気と乾燥を心がけましょう。
Q5. 外壁のコケは放置しても大丈夫?
放置すると外壁が劣化します。
コケは保水性が高いため、外壁が常に湿った状態になり、劣化を早めます。外壁のひび割れや色あせ、はがれなどの原因になります。また、コケが分厚くなると除去も大変になるため、早めに対処することをおすすめします。定期的な掃除や防藻塗料の塗布が効果的です。
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「カビ」と「コケ」の違いは、菌類か植物かという生物学的な分類にあります。
カビは菌類で、温度、湿度、栄養の3つの条件が揃った場所に発生します。屋内の水回りに多く見られ、健康に悪影響を及ぼすことがあります。
コケは植物で、光合成ができるため、水分と光があれば栄養源がなくても生育できます。屋外の外壁や庭の石に多く見られます。
発生場所と色で見分けることができます。
カビは屋内の日陰で湿った場所に多く、黒、白、赤、緑など多様な色があります。ふわふわした質感で、触ると崩れやすいです。
コケは屋外の日光が当たる場所にも発生し、基本的に緑色です。べったり張り付いていて、しっかり固定されています。
それぞれに適した対策が必要です。
カビは換気と乾燥が重要で、発生したら塩素系漂白剤で除去します。
コケは水はけと日当たりの改善が重要で、発生したらブラシやコケ取り剤で除去します。
どちらも放置すると健康や建物に悪影響があるため、早めの対処を心がけましょう。

