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「なじる」と「追及」の違い!感情的か客観的かの使い分け

生活・文化

「浮気を詰る」「責任を追及する」。どちらも相手を責める様子を表す言葉ですが、この2つには違いがあるのでしょうか。

実は私も先日、夫が約束を破ったことを責めていたら、友達に「それって追及してるの?詰ってるの?」と聞かれて、「え、何が違うの?」と戸惑ってしまいました。どちらも相手を責める言葉なのに、使い分けがあるなんて知りませんでした。

今回は、似ているようで実は違う「詰る(なじる)」と「追及」の違いを、小学生でもわかるように詳しく説明していきます。この記事を読めば、感情的に責めるのか、事実を追求するのか、正しく使い分けられるようになりますよ。

「詰る(なじる)」とは

詰るとは、「なじる」と読み、相手を感情的に問い詰めて責めることを表す言葉です。

「詰」という漢字には「問い詰める」という意味があり、相手を厳しく問いただして責め立てるニュアンスを持っています。

詰るという言葉の最大の特徴は、感情が込められているということです。怒り、失望、悲しみ、恨みなど、責める側の感情が強く表れる言葉なんですね。

詰るは、主に人間関係のトラブルや裏切り、約束違反など、個人的な問題で使われます。浮気、裏切り、嘘、約束破りなど、信頼を損なう行為に対して使うことが多いです。

例えば、「浮気を詰る」「裏切りを詰る」「嘘をついたことを詰る」という感じで使います。

私も以前、夫が約束していた家事を忘れていたとき、つい感情的になって「なんで忘れたの!いつもそうだよね!」と詰ったことがあります。冷静に事実を確認するというよりも、感情的に責めてしまったんです。

詰るという言葉には、非難、叱責、詰問といったニュアンスがあります。相手の行動を責めて、反省を迫るような響きがあるんですね。

また、詰るは一対一の人間関係で使われることが多いです。恋人同士、夫婦、親子、友人など、親しい関係の中で感情的に責める場面で使います。

詰るという言葉は、どちらかというと文学的で古風な響きがあります。現代の日常会話では「責める」「怒る」という言葉の方がよく使われますが、小説やドラマでは「詰る」という表現がよく出てきます。

詰るの類語には、「責める」「咎める(とがめる)」「詰問する」などがあります。どれも相手の過ちを指摘して責める意味ですが、詰るは特に感情的な響きが強いです。

「追及」とは

追及とは、「ついきゅう」と読み、事実や真相を明らかにするために、しつこく問いただすことを表す言葉です。

「追」は「追いかける」、「及」は「及ぶ」「到達する」という意味で、真実に到達するまで追いかけるというニュアンスがあります。

追及という言葉の最大の特徴は、客観的で論理的だということです。感情ではなく、事実や証拠に基づいて問いただす姿勢を表します。

追及は、主に公的な場面や正式な調査で使われます。政治家の責任追及、企業の不祥事追及、犯罪の真相追及など、社会的な問題で使うことが多いです。

例えば、「政治家の責任を追及する」「不正の出所を追及する」「事件の真相を追及する」という感じで使います。

私がニュースを見ていると、「野党が政権の責任を追及」「記者が疑惑を追及」といった表現をよく耳にします。これは感情的に責めているのではなく、事実を明らかにしようとしている姿勢を表しているんですね。

追及という言葉には、調査、究明、詰問といったニュアンスがあります。真実を明らかにするために、論理的に問いただす響きがあるんです。

また、追及は公的な場面で使われることが多いです。国会、裁判、記者会見、調査委員会など、正式な場で事実を追求する場面で使います。

追及には「追求」「追究」という似た言葉もあります。この3つは微妙に意味が違います。

「追及」は、責任や真相を問いただすこと 「追求」は、目的や理想を追いかけること(幸福を追求する) 「追究」は、学問的に真理を探究すること(原因を追究する)

今回のテーマでは「追及」が正しい使い方です。

追及の類語には、「問いただす」「糾弾する(きゅうだんする)」「追求する」などがあります。

詰ると追及の見分け方

ここまでの説明を整理すると、次のようになります。

詰る(なじる)

  • 感情的に問い詰めて責める
  • 怒りや失望などの感情が込められている
  • 個人的な人間関係で使う
  • 浮気、裏切り、約束違反など
  • 一対一の場面が多い
  • 古風で文学的な響き

追及

  • 客観的に事実を問いただす
  • 論理的で冷静な姿勢
  • 公的な場面で使う
  • 政治、事件、不祥事など
  • 正式な調査や報道で使う
  • 現代的でニュース的な響き

一番大きな違いは、感情的か客観的かという点です。詰るは感情が込められた責め方、追及は冷静に事実を追求する姿勢です。

また、使う場面も違います。詰るは個人的な人間関係、追及は公的な場面という区別ができます。

日常での使い分け方と例文

実際の生活では、どのように使い分ければいいのでしょうか。具体的な例文を見ていきましょう。

詰る(なじる)を使う場面

「彼女は彼の浮気を詰った」(感情的に責める) 「親の期待を裏切ったと詰られた」(失望を込めて責める) 「約束を破ったことを詰る」(怒りを込めて責める) 「嘘をついたと詰られる」(感情的に問い詰める) 「心変わりを詰る」(悲しみを込めて責める) 「彼を詰るような眼差しで見た」(責めるような目つき)

追及を使う場面

「野党が政権の責任を追及する」(事実を問いただす) 「記者が疑惑を追及した」(真相を明らかにする) 「警察が事件の真相を追及する」(客観的に調査する) 「会社の不正を追及する」(論理的に問題を指摘する) 「証人を厳しく追及した」(事実を引き出すために問う) 「責任の所在を追及する」(誰が責任者かを明らかにする)

私の日常では、夫婦喧嘩で感情的になったときは「詰る」という言葉がぴったりきます。でも実際の会話では「責める」と言うことの方が多いですね。

一方、ニュースを見て「また政治家が追及されているね」と言うときは「追及」を使います。

「詰る」の読み方に注意

「詰る」という漢字は「つまる」とも読めるので、注意が必要です。

「詰まる(つまる)」は、隙間なく入って満杯になる、通路がふさがるという意味です。「駅が人で詰まる」「鼻が詰まる」という使い方をします。

一方、「詰る(なじる)」は、相手を責めるという全く違う意味です。

送り仮名で区別すると次のようになります。

詰まる(つまる):満杯になる、ふさがる 詰る(なじる):責める

同じ漢字でも読み方によって意味が全然違うので、文脈で判断する必要がありますね。

私も最初は「詰る」を見て「つまる?」と読んでしまい、意味がわからなくなったことがあります。「なじる」という読み方を知ってから、小説の意味がようやく理解できました。

似た表現との違い

詰ると追及に似た表現がいくつかあります。

「責める(せめる)」は、相手の過ちを指摘して反省を促すことです。詰るよりも一般的で、日常会話でよく使われます。感情的にも客観的にも使えます。

「咎める(とがめる)」は、過失や悪い行いを指摘して責めることです。詰るよりもやや軽い印象があります。

「糾弾する(きゅうだんする)」は、罪や悪を厳しく責めて正すことです。追及よりも強い非難のニュアンスがあります。

「詰問する(きつもんする)」は、厳しく問い詰めることです。詰ると似ていますが、詰問の方がより正式な場面で使われます。

私が子供を叱るときは「責める」という言葉を使いますが、小説で夫婦喧嘩の場面を読むと「詰る」という表現がよく出てきます。言葉のニュアンスの違いで、場面の雰囲気が伝わるんですね。

文学作品での「詰る」

「詰る」という言葉は、文学作品や時代小説でよく使われます。

夏目漱石や芥川龍之介などの作品には「詰る」という表現が頻繁に登場します。恋愛小説では、恋人の裏切りを詰る場面、時代小説では、家臣の不忠を詰る場面などが描かれています。

私も読書が好きで、時代小説を読んでいると「詰る」という言葉によく出会います。現代語の「責める」よりも、情緒があって場面の緊張感が伝わってくるんですよね。

ただし、現代の日常会話では「詰る」という言葉はあまり使われません。「なじる」という言葉自体が古風なので、普通の会話では「責める」「怒る」という言葉を使うことが多いです。

ニュースでの「追及」

「追及」という言葉は、ニュースや新聞でよく使われます。

政治ニュースでは「野党が政権を追及」、事件報道では「警察が容疑者を追及」、企業ニュースでは「株主が経営陣を追及」といった表現が頻繁に出てきます。

私も毎朝ニュースを見ていると、「追及」という言葉を必ず耳にします。政治家が記者会見で質問攻めにあっている様子や、国会で野党が政府を問いただしている様子を見ると、まさに「追及」という言葉がぴったりだと感じます。

追及は、感情的に責めるのではなく、事実を明らかにするために論理的に問いただす姿勢を表しているので、報道にふさわしい言葉なんですね。

使い分けのポイント

詰ると追及を使い分けるポイントをまとめておきます。

ポイント1:感情が入っているか

怒り、失望、悲しみなど、感情的に責めているなら「詰る」を使います。

冷静に事実を追求しているなら「追及」を使います。

ポイント2:個人的か公的か

恋人、夫婦、親子など、個人的な人間関係の問題なら「詰る」を使います。

政治、事件、企業など、公的な場面の問題なら「追及」を使います。

ポイント3:現代的か古風か

日常会話で使うなら「責める」が自然で、「詰る」は文学的です。

ニュースや報道で使うなら「追及」が適切です。

私が普段の生活で使うなら「夫を責める」と言いますが、小説を書くなら「夫を詰る」という表現を使うかもしれません。場面や文体によって使い分けることが大切ですね。

よくある質問

Q1. 「詰る」は日常会話で使ってもいいですか?

「詰る(なじる)」は古風な響きがあるため、日常会話ではあまり使われません。普通の会話では「責める」「怒る」という言葉を使った方が自然です。ただし、文章を書くときや、情緒を込めて表現したいときには「詰る」を使っても構いません。小説や随筆では効果的な表現になりますよ。

Q2. 「追及」「追求」「追究」の使い分けは?

「追及」は責任や真相を問いただすこと、「追求」は目的や理想を追いかけること、「追究」は学問的に真理を探ること、という違いがあります。「政治家の責任を追及する」「幸福を追求する」「原因を追究する」という感じで使い分けます。相手を責める意味では「追及」が正しいです。

Q3. 「詰る」と「責める」はどちらが強いですか?

「詰る」の方が感情的で強い響きがあります。「責める」は一般的で中立的な言葉ですが、「詰る」は怒りや失望などの感情が強く込められた言葉です。ただし、現代では「詰る」という言葉自体があまり使われないので、実際の強さは使う人や場面によって変わります。

Q4. ビジネスではどちらを使うべきですか?

ビジネスシーンでは「追及」を使う方が適切です。「責任の所在を追及する」「問題点を追及する」という感じで、客観的に事実を明らかにする姿勢を表します。「詰る」は個人的で感情的な言葉なので、ビジネスでは使わない方がいいでしょう。冷静で論理的な対応が求められる場面では「追及」が正しい選択です。

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まとめ

詰ると追及の違いをまとめると次のようになります。

詰る(なじる)は、相手を感情的に問い詰めて責めることを表す言葉です。怒り、失望、悲しみなど、責める側の感情が強く込められています。主に個人的な人間関係のトラブルや裏切りに対して使い、浮気、嘘、約束違反などを責める場面で使われます。「浮気を詰る」「裏切りを詰る」という使い方をします。古風で文学的な響きがあり、現代の日常会話では「責める」の方がよく使われます。

追及は、事実や真相を明らかにするために、客観的に問いただすことを表す言葉です。感情ではなく、論理的で冷静な姿勢を表します。主に公的な場面や正式な調査で使われ、政治家の責任、企業の不祥事、事件の真相などを問う場面で使われます。「政治家の責任を追及する」「不正の出所を追及する」という使い方をします。ニュースや報道でよく使われる現代的な言葉です。

一番大きな違いは、感情的か客観的かという点です。詰るは感情が込められた責め方、追及は冷静に事実を追求する姿勢です。また、詰るは個人的な人間関係、追及は公的な場面という使い分けもあります。

私もこの違いを知ってから、場面に応じて正しく使い分けられるようになりました。感情的に責めているなら「詰る」、冷静に事実を追求しているなら「追及」と意識すると、より正確な表現ができますよ。ぜひこの記事を参考に、使い分けてみてくださいね。